名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

安倍タカ派路線の補完勢力となった公明党

2013-11-20 21:58:35 | Weblog
2013,11,20(水)
 今朝の中日新聞は「安倍政権のブレーキ役」だったはずの公明党が、「安倍タカ派路線の補完勢力」となってしまった、という特集記事を載せている。
 それによると、公明党は今国会の最重要法案である「特定秘密保護法案」(以下、秘密法案という)の成立に、自民党と一緒になって一直線に進んでいると指摘する。
 公明党の修正協議よろしく、いまやみんなの党は賛成の意向を示したし、維新の会も一見厳しいことを言っているようだが、一定の修正をもぎ取ることを前提に妥協をちらつかせている。
 ここまで来れば自民党としてはもはや勝ったも同然、民主党の意見など鼻にもかけないであろう。勿論、生活の党や共産党、社民党など論外である。
 公明党の支持母体である創価学会の初代会長牧口常三郎氏は、秘密法案とよく似た戦前の治安維持法の罪で投獄され、獄中死した歴史がある。こんな法案の成立にリード役を果す公明党の動きに、創価学会の人たちは黙って見ているのであろうか。
 本来公明党は、庶民の党であり、平和の党であり、福祉の党であることを喧伝してきたのではなかったか。そうであるが故に公明党の支持基盤は一般庶民であることを誰もが認めてきた。
 しかし、公明党が与党の一角に入ることで体質が大きく変わってきた。政権党の甘い蜜に慣れてきてしまった。
 安倍政権の「強いニッポン」にもたれ掛かるように、TPP参加、消費税増税、憲法改正へと突き進み、とりあえずは集団的自衛権の行使にも踏み込んで、事実上庶民の党も平和の党も投げ捨てるのではないかとさえ疑ってしまうのが公明党幹部の動きである。これでよいのですか、本当に!山口さん!!