名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

食品偽装続々明るみに

2013-11-07 21:13:19 | Weblog
2013.11.7(木)
 三越伊勢丹ホールディングスは6日、新宿伊勢丹や日本橋三越など9施設のレストランの一部で、メニュー表示と異なる食材を使った料理を提供していたと発表した。バナメイエビを「芝海老(えび)」としたり、ケーキのモンブランのクリが中国産なのに「欧州産」と偽ったりした例もあった。1996年から22万1000食を販売、総額は約3億円に上るという。
 そごう・西武も同日、レストランなどで虚偽の食材を表示した料理を提供していたと発表。高島屋や大丸松坂屋、小田急、京王、東武の各百貨店などでも食材の虚偽表示が判明しており、問題は主要百貨店全体に広がった。
 また、近鉄・三重のホテルでも虚偽表示が明らかになった。
 喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」を運営するコメダ(名古屋市)は7日、関東、北陸から九州にかけて展開する527店舗で提供している「ウインナーコーヒー」に、メニューで表記した生クリームではなく、ホイップクリームを使うなど、不適切な表示があったと発表した。
 発表では、乳脂肪分が中心の生クリームより安価な植物性油脂のホイップクリームをウインナーコーヒーや「スペシャルコーヒー」、「ココア」に使用。ほかにも、委託先が製造した「チョコレートケーキ」を「自家製」と表記し、9店舗を経営する甘味喫茶「おかげ庵」でも「100%みかんジュース」にオレンジを使っていたという。

 有名ホテルのレストランなどで相次ぐ食材偽装問題で、消費者庁は6日、日本ホテル協会、日本旅館協会、全日本シティホテル連盟の3団体を同庁に呼び、再発防止に向けた取り組みの内容を、1カ月後をめどに報告するよう求めた。一方、三越伊勢丹でも表示と異なる食材の使用が発覚し、主要百貨店すべてに偽装が広がった。同庁の阿南久長官は記者会見で「食品、食材を提供する業界全体が汚染されていると感じる」と危機感をあらわにした。

 菅義偉官房長官は7日の記者会見で、相次ぐ食材の虚偽表示問題を受けて、消費者庁に関係省庁による緊急会議を開催するよう指示したことを明らかにした。来週にも開かれる予定だ。
 菅氏は「国民の信頼を大きく損なっており、政府として徹底して対応する」と強調。「明らかに偽装と思われるところには立ち入り調査も含めた取り締まりの徹底が必要だ」と述べた。

 以上はマスコミによる報道に一部である。こうなるともうどこもかしこも不正がまかり通っているとしか言いようがない。儲けのためなら偽装などどうということもない。何もやっていないところなどないのではないかと思えてくる。
 バナメイエビを「芝海老(えび)」と偽っていても、中国産を欧州産と言われても、利用者自体が「なんだ、そうだったの」という有様だから、だましている方も罪の意識が薄い。
 日本はまじめで、誠実な国だなどとおだてられているが、これだけ次々と不正が暴かれると、一体この国はどうなっているのと恐ろしくなる。
 しかし、こんなこと、案外どうでもよいことと思っているのかもしれない。そんな程度のことは俺だってやっている。そう固いこと言うな!!とばかりに!!!!