2011.3.3(木)
警察庁は3日、2010年1年間の自殺者が全国で3万1690人に達したと発表した。総数は対前年比1155人の減になったが、1998年以来13年連続で3万人を超えたことになる。
自殺の動機としては、うつ病や身体の病気など「健康問題」が1万5802人、生活苦や借金などの「経済・生活問題」は7438人、親子、夫婦の不和など「家庭問題」が4497人と上位を占めている。
年齢では、50代が5959人で最も多く、60代が5908人、40代が5165人、30代が4596人と続いている。
職業別では、無職が1万8673人で最も多く、サラリーマンなどの被雇用者が8568人、自営業者2738人と続く。
就職失敗による自殺者は424人と絶対数は少ないものの、リーマン・ショック前の2007年の2.4倍に急増した。
それにしても13年も3万人以上の自殺者が出るという事態は異常である。特に30~50代の働き盛りが全体の半数以上にのぼっているのも気がかりであり、残念である。
自ら死ななければならない苦しみは、当人以外には分からないものかもしれないが、何故そこまで突っ走ってしまうのか、それが最後の手段なのかとついつい思ってしまう。当人はそれで終わりかもしれないが、残されたものの喪失感、心の痛みは計り知れないという。
自殺者を減らそうという努力はそれなりに払われており、防止のネットワークもある。それでもなお、自ら命を断つ人が後を断たないのは結局は社会のひずみなのであろうか。
警察庁は3日、2010年1年間の自殺者が全国で3万1690人に達したと発表した。総数は対前年比1155人の減になったが、1998年以来13年連続で3万人を超えたことになる。
自殺の動機としては、うつ病や身体の病気など「健康問題」が1万5802人、生活苦や借金などの「経済・生活問題」は7438人、親子、夫婦の不和など「家庭問題」が4497人と上位を占めている。
年齢では、50代が5959人で最も多く、60代が5908人、40代が5165人、30代が4596人と続いている。
職業別では、無職が1万8673人で最も多く、サラリーマンなどの被雇用者が8568人、自営業者2738人と続く。
就職失敗による自殺者は424人と絶対数は少ないものの、リーマン・ショック前の2007年の2.4倍に急増した。
それにしても13年も3万人以上の自殺者が出るという事態は異常である。特に30~50代の働き盛りが全体の半数以上にのぼっているのも気がかりであり、残念である。
自ら死ななければならない苦しみは、当人以外には分からないものかもしれないが、何故そこまで突っ走ってしまうのか、それが最後の手段なのかとついつい思ってしまう。当人はそれで終わりかもしれないが、残されたものの喪失感、心の痛みは計り知れないという。
自殺者を減らそうという努力はそれなりに払われており、防止のネットワークもある。それでもなお、自ら命を断つ人が後を断たないのは結局は社会のひずみなのであろうか。