田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

日本一の吹奏楽部淀工の丸谷先生の「息は自分の心」に感動した。  麻屋与志夫

2015-01-05 08:48:49 | ブログ
1月5日 月曜日

●仕事始め。

とはいっても、小説を書くGGにとっては、

正月休みなどない。

●「アサヤ塾」のほうの仕事始めだ。

はやく、塾生の元気な顔が見たいものだ。

「花燃ゆ」が昨夜から始まった。

松下村塾の話題がテレビを賑わしている。

現今の「塾」の在り方とか。

教育の姿を真摯に捉えた番組が。

現れるとことを期待している。

●安倍政権では地方創生が政策の目玉となっている。

それはもちろん経済分野でことだ。

「田園まさに荒れなんとす」

というが経済面だけではない。

教育の都会との格差ははなはだしいものがある。

その荒れていくさまをこの地方に住んで、

ここ50年見つづけて来た悲しみは、

胸がはりさけそうだ。

教育のレベルもだが。

教育の心が荒れ果てている。

いかに高得点をとって、

ハイレベルの高校、大学進学するか。

それよりも――。

もっと大切なことがある。

なぜ、こんなに辛い勉強をしなければならないのか。

教師と生徒で話し合うべきなのだ。

なぜ。

なぜ。

なぜ。

と疑問を持つことが大切なのだ。

「これでいいのだ」と満足してはいけないのだ。

●わたしは、東京在住。

塾のある日には生まれ故郷のこの街に帰って来る。

だから二都物語ではないが、

比較できるから、

この格差がよくわかるのだ。

「教育のレベルなんかどこも同じだっぺ」

と地元の人は言う。

格差がわからないほど、

認識力が劣化してしまっている。

悲しいことだ。

●日本一の淀工吹奏学部。

丸谷先生の言動を初めて昨夜NHKで観た。

感動した。

「息は自分の心」

いいなぁ。

いいこと言ってくれるな。

それをきく生徒たちの目のなんときらきら光っていたことか。

地方もまだまだ捨てたものではない。

と感動したが、大阪は地方ですか。

そんなことはない、

GGは若い時、毎月大阪に出張していた。

大阪は大好きだ。

けっして、東京に見劣りすることはない。

都会だ。

もちろん、心も――。

●中央と地方を別けるのは、地理的な条件だけではない。

心の問題もあることを忘れないでください。

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鹿沼の松下村塾にしてください。  麻屋与志夫

2015-01-04 07:11:15 | ブログ
1月4日 日曜日
鹿沼の松下村塾にしてください。

●いまから40年ほどむかし、

当時は末広町に在った〈三島食堂〉の二階。

小学校の恩師。

先輩、国民学校、中学、高校の同級生が集まった。

「アサヤ塾」の開塾を祝ってくれた。

その席で「鹿沼に松下村塾のような天下を憂える人材を育成してください」

と励まされた。

わたしはそれ以前の10年ほど前から塾の教壇には立っていた。

いまでも忘れない。

長女が生まれた。

オリンピックでは県の通訳をした。

「抒情文芸」に読切り短編を連載していた。

わたしが一番輝いていた時期だった。

●塾の教室は家の中に作った。

材木店〈渡幸〉さんでヒノキの床板を安い値段で提供してくれた。

子どもさんをふたり入塾させてくれた。ありがたかった。

教室を作るにあたっては下日向の文具店〈3S堂〉の。

大門さんとその息子さんの手を煩わした。

娘さんが教え子になった。

成人式のときに挨拶に来てくれた。

着物姿きれいだったね。

深岩の秀夫さん。げんきかな。

息子さんはゴルフアになりましたか。

大野さんには黒板を作ってもらった。

娘さんがふたり来てくれた。

数え上げればきりがない。

その時どきのおもいでのひとたちが蘇って胸が熱くなる。

すでに、鬼籍のひとたちがおおい。

●生き残って、

いまだに「アサヤ塾」主宰して、

毎晩教壇にたっているが。

浅学非才の身。

とても、とても、松下村塾の足元にもおよばない。

なにかあの頃、励ましてくださった皆さんに申し訳ない。

恩に報いることが出来ないでいる。

●そして、わたし個人としては、

人生の軌道が大きく変わってしまった。

あのまま東京で生活して、

小説を書き続けていれば……。

ほんとうに、私的なことだが、

「塾」始めていなかったなら、

どんな人生を歩んだことだろう。

●人生には「もし」としいうことはない。

と言われているが、

もしあの時――というのは過ぎてしまってからではもう遅い。

初心を全うして生きて行く、と決意を新たにしている。

●もうあと何年、

塾の教壇に立てるだろうか。

後継者を考える歳になっている。



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「花燃ゆ」――に期待している。そして、塾で何ができるのか? 麻屋与志夫

2015-01-03 10:23:42 | ブログ
1月3日 土曜日

●カミサンの風邪がなかなかぬけず、

地元の大きな病院でお世話になっている。

西松建設が施工を請け負った。

都会的で町が誇れるリッパナ病院になった。

●待合室にいると、

農村部のオバァさんたちが目立つ。

たのしそうに、

喜々としてお喋りをしている。

なんとなく、耳を傾ける。

むかしながらの共通の話題。

「嫁の悪口」に余念がない。

オバァさんたちは、

同じ世代に育ち、

いままでずっと家を支えてきたという自負がある。

上から目線の批判のたのしそうなこと――。

批判の辛辣なこと――。

●考えてみると、

この嫁の話題ほど、

オバァさんたちにとって、

ストレス解消になることはないのだろう。

●建物は新しくなるが、

人の心が一気に刷新されることはない。

●べつに、

これは農村部に限ったことではない。

街うちでも同じだ。

●わたしは「アサヤ塾」を主宰している。

●「あれから40年」最初に教えた子は、

もう定年をむかえるだろう。

若い世代とうまくおりあってください。

●「あれから40年」経ちました。

「どうして敵国語を教えるんだ」

なんて言われなくなりました。

それにしても、

その当時でも、

英語を教えるのは敵国語だなんて言われるとは。

夢にも思いませんでした。

●鹿沼の松下村塾になろうと精進してきました。

でも、人材育成は出来なかったようで悔やまれます。

英語は教えられましたが、

生き方までは教えられなかったようで、

ジクジたる思いだ。

●いよいよ、始まるNHK大河ドラマ「花燃ゆ」――。

明治を動かした青年たちのドラマを見て、

もういちど「塾」というものを考えてみたい。

風評被害など吹き飛ばし、

老いの身に鞭打ち今年からGGもこころを新たにして頑張るぞ。

というのが新年の所感です。

●学問は教えても、

人間教育が疎かに成っている。

というが、教育界の現状です。

塾に何ができるか。

考えながら……。

ガンバリマス。

●いかに生き抜くか。それが問題だ。

●いかに生き抜くか。それを教えるのは難問だ。


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一升瓶の底から〈水琴窟〉の音色が聞こえて来た。 麻屋与志夫

2015-01-02 10:42:08 | ブログ
1月2日 金曜日
一升瓶の底から〈水琴窟〉の音色が聞こえて来た。

●たまたまである。

まったく、偶然のことだった。

これから三が日は連続飲酒をする覚悟を決めた。

豪放磊落な発言である。

むかしは、新宿のゴールデン街で一夜で角ビンを空けたこともある酒豪だ。

レッキルザボトル(いっぽん空けようぜ)

などと掛け声かけて、飲み出したものだった。

あの頃の酒飲み仲間はもうみんなあちらにいってしまった。

生き残ったわたしは――いまではお酒一合と決めている。

トホホ。

●しかし、毎日一合では体に悪いだろう。

それを三日もつづけたらと……。

いったん徳利に満たした、

〈菊水ふなぐち一番しぼり生原酒冬季限定〉を、

徳利の口と一升瓶の口をキスさせてゴセキに減らすことにした。

――このお酒はお冷やで飲んだら、

へたげなワインよりはるかに美味しいですよ。

でもこちらはGGだ。

熱カンで飲んでいますが――。

●むかしの飲み仲間の顔や、

むかしはいくらでも飲めたのにな、

と思い出に耽りながら未練たらたら、お酒タラタラ……と、

瓶に戻していたら、

あらあらあら、

妙なる幽寂の音色がひびいてくるではありませんか。

●これは、姉が嫁にいった野口家できいた水琴窟の音色だ。

あの幽玄の音をいまでも耳がおぼえていた。

●一升瓶の底からひびいてくるかすかな音色に耳を傾けていると、

「正一、あまりお酒飲み過ぎないでね」

という亡き姉の声が聞こえて来た。

あもわず、涙腺がゆるんでしまった。

●でも、そこは酒に意地汚い男だ。

この音は毎晩聞くだけの価値はあるぞ。

一升瓶の底から水琴窟の音をきくナンザァ、ここに風流極まれり。

などと勿体つけていますが、

どうなることでしょうか。

毎晩はむりですよね。

ドクターストップならぬ女房ストップがかかることでしょう。

●瓶の中にはあまりお酒があるとこの音は聴けません。

two finger(s)くらいがいいようです。





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ものぐさ、怠惰のすすめ。 麻屋与志夫

2015-01-01 07:32:05 | ブログ
1月1日 木曜日

あけましておめでとうございます。

●6時に目覚めた。

昨夜は宝蔵寺の除夜の鐘をききながら寝てしまった。

最近は昼間でもコタツに入っていると、

つい……ウトウトすることがある。

むかしのように、

睡眠時間をつめて仕事をするということは、

どうも胃に悪影響をおよぼすようなので、

止めた。

そのうえ、いつでも眠い時にはうたた寝をするようにした。

●ダラシナイったらありやしない。

これで、ヨダレでもたらして寝ていたら、

まるっきりボケ老人だ。

●なにか、

元旦早々おかしなことを書きだしたが、

覇気のないことをいっているが、

怠けることはたのしい。

じぶんが老人だと言うことをすなおに認めて置くのも、

必要かなと考えるようになってきたということです。

●この心境は、

カミサンがわが家の庭に迷いこんで来た子猫を、

家に入れたことに始まります。

リリと呼んでいます。

みるまに大きくなり、

いままさに遊び盛り。

家の中をかけずり回っています。

だきあげるとその毛並みのふわふわして柔らかいこと。

歯も白く光っています。

●ブラッキは人間の歳に換算すると、

たぶんわたしよりお姉さんです。

かわいそうに、

一番尖っていて鋭かった歯も抜けてしまいました。

毛並みもわるくなりました。

ブラッキというくらいですから、黒猫です。

それが茶色味をおびて来ました。

白毛さえ混じっています。

いちばんかわいそうなのは肉がオチ、

骨ばって来たことです。

背中の骨がごつごつしてきました。

痩せてきたのですね。

家の中を走り回るようなことはありません。

●そして、

ブラッキにあらわれた老いは、

人間であるわたしにもすべてあらわれています。

●そこで、

猫を真似てわたしも自堕落に生きることにしました。

あまり気負わずに。

小説を書くときだけは永遠の文学青年。

生涯現役をつらぬく覇気はあります。

ご安心ください。

●あらためて、ことしもみなさん頑張りましょう。

では、いいお正月をお過ごしください。

●塾生、

そして卒業生のみなさんも、

ブログの読者のみなさんも、

みんなみんな元気にいい年をおすごしあらんことを、

今年一年がラッキーでありますように。




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