1月18日 日曜日
●やきもちを焼くにおいがする。
廊下のドァをソット開く。
中道に下り立つ。
薄暗がりの中に黒くブラッキがわだかまっていた。
やはり聞き耳をたてていたのだ。
廊下の奥の離れの部屋で、
連れ帰ったリリとカミサンともども遊んでいた。
やっとのことでリリの隠れていた場所をつきとめ、
連れ帰ってから2日になる。
●リリはすっかりやせほそり、
三毛猫なのだが白い毛は薄汚れが目立つ。
シャンプしたのでは寒いだろうとカミサン。
「おれが、病気で頭が洗えないときに買ったアルコールの髪洗いがある。あれでふいてやろうよ」
「そうね。そうしましょう」
わたしがリリを押さえた。
カミサンがアルコールをリリにふきかけ。
ガーゼでふくとよごれがおちた。
「こんなに、よごれていたね」
そこで、カミサンがふいに笑いだした。
「リリ、ぬれているのを気にしてなめるわよね」
「そうか、アルコールで酔っぱらう」
猫じゃ、猫じゃ。甘茶でカッポレ、カッポレ。
「リリ。おどってみるか」
両手をもちあげられて、
リリはこころならずも、
カッポレ猫音頭をおどろされた。
ひどい飼い主もいるものだ。
●この離れでの爆笑をブラッキがドァの外でうかがっていたのだ。
●「ブラッキ。心配するな。おまえもじゅうぶん可愛いんだから。やきもちやくな。それって嫉妬。ジラシ―だよ」
●ブラッキはわたしが子猫のリリを、
からかいに離れにいくとそわそわする。
●「おれも嫉妬されるようでは、まだまだ若いな」
●カミサンと若いリリ、
そしてメスの美猫ブラッキに取り囲まれ悦に入るバカなGGであります。
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
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●リリはすっかりやせほそり、
三毛猫なのだが白い毛は薄汚れが目立つ。
シャンプしたのでは寒いだろうとカミサン。
「おれが、病気で頭が洗えないときに買ったアルコールの髪洗いがある。あれでふいてやろうよ」
「そうね。そうしましょう」
わたしがリリを押さえた。
カミサンがアルコールをリリにふきかけ。
ガーゼでふくとよごれがおちた。
「こんなに、よごれていたね」
そこで、カミサンがふいに笑いだした。
「リリ、ぬれているのを気にしてなめるわよね」
「そうか、アルコールで酔っぱらう」
猫じゃ、猫じゃ。甘茶でカッポレ、カッポレ。
「リリ。おどってみるか」
両手をもちあげられて、
リリはこころならずも、
カッポレ猫音頭をおどろされた。
ひどい飼い主もいるものだ。
●この離れでの爆笑をブラッキがドァの外でうかがっていたのだ。
●「ブラッキ。心配するな。おまえもじゅうぶん可愛いんだから。やきもちやくな。それって嫉妬。ジラシ―だよ」
●ブラッキはわたしが子猫のリリを、
からかいに離れにいくとそわそわする。
●「おれも嫉妬されるようでは、まだまだ若いな」
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