田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

鉄の木が一本生えたくらいで 麻屋与志夫

2012-10-30 04:39:11 | ブログ
●26日に、劇団にんげん座の秋季公演をみてきた。
浅草5656会館5階ときわホール。
作・演出 飯田一雄 

●飯田さんとは、50年来の文学の朋だ。
ひさしぶりで元気な姿出をみられてうれしかった。
だしものは『田谷力三の伝言』。

●おープニング。
呼込み (めおと楽団ジキジキ 世田谷きよし/カオルコ)おふたりの息の合った掛け合い。
いやたのしくて、笑いがとまらず、涙がでっぱなし。
その涙は峠の茶屋の場面では感動の涙とかわった。
義理と人情の世界へのノスタルジーに酔いしれた。
人の情のほんわかとしたムードをなつかしむ感動の涙だった。

●浅草を語らせたらこの人が一番という飯田さんの作品だけにGGはなつかしさいっぱい。
よろこびいっぱいだった。

●最前列だった。
出演者の声量のたしかさにはおどろいた。
カルメンの「女心の歌」「恋はやさしい野辺の花」など堪能した。

●ロビーでの飯田さんとの話もまた楽しかった。

●「あんなさぁ。鉄の木が一本生えたくらいで、浅草が賑わいをとりもどしたなんて悲しいよ。笑えるよな。ロックから映画館がなくなっちまった。むかしはよかったよな。浅草文化はどこかに、消えてしまったよなぁ」

   

   

●老いていくことの寂しさ。
流転する世の無常。

●帰路、六区にまわり映画館の閉店の張り紙をみた。

●しみじみとした。
人間って、やはり、恋、だろう。
義理だろう。
人の世の情けだ。
それがなくなってしまった。
歳相応のことをGGもかんがえました。

●「鉄の木が一本生えたくらいで」

●浅草からみるスカイツリーは確かに建築美はかんじられなかった。


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