村上春樹の「カンガルー日和」と出会ってください 麻屋与志夫

10月１２日　金曜日
村上春樹の「カンガルー日和」と出会ってください

●講談社文庫『カンガル―日和』
のなかに。
『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出合うことについて』
という作品が収録されています。
短編です。
一気に読めます。
いっきに読んでしまったのがもったいなくて。
もう一度読み返したくなるような、
ほのぼのとした読後感をあたえてくれる作品です。

●GGは塾で国語を教えている。
「村上春樹のなにからよめばいいのですか」
と中学生によく質問される。
前記の作品をすすめることにしている。
内容については、まず、読んでみてください。
としか言いようがない。
ともかく短い作品です。
それでいて、こころに長くのこる傑作です。

●村上作品はほとんど読んでいる。
初期のころの初版本も何冊か所有している。
そのGGの推薦だからまちがいない。
ぜひぜひ読んでみてください。
村上文学のとりこになりますよ。

●鹿沼で読書会を立ち上げようとしたことがある。
呼びかけたわたし(まだGGにはなっていなかった)だけが、
図書館の小会議室で参加者を待ちわびていいた。
国語の授業をしていて感じる。
この町では、いや、どこでもそうなのだろうか、
ますます本を読む人が少なくなっている。
読んでいても、
なかなか本物の作家に出合っていない。

●今騒がれていて、
旬の作家。
村上春樹を読んでください。
おもしろいですよ。


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