ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

秋の庭

2012-11-06 15:57:19 | 徒然の記

 10月31日をもって仕事を辞め、派遣のおじさんでなくなったから、思い通りに庭仕事ができる身分になった。

 ずいぶん長い間、ブログに向かうのを休んだ。

 厄介な隣人たち(中国、韓国、北朝鮮)のことを忘れ、庭の手入れにいそしむうちに、本格的な秋が来た。萩や菊ばかりでなく、アイスバーグ、ドルトムント、ドクトルジャメイン、その他名前を忘れたバラたちが、咲いている。春のように華やいだ花弁でなく、形が小振りで色も淡い、秋らしく清楚なバラだ。

 バラの肥料やりに、なんと三日かかった。ほら吹き男爵みたいに風呂敷を広げ、狭いわが庭を、宏大にみせかけようという魂胆で喋っているのではない。狭い庭だから、腰を屈めたり、しゃがんだり立ったり、予定した以上に手間がかかった。

 根元から、10センチ程離して肥料を与え、土と混ぜ合わせると終わりなのだが、とても言葉通りにいかない。肥料をやるため、周囲に茂る雑草を抜くことから始めるのだが、こいつが一仕事になる。

 ゴミ袋を傍らに、雑草取りの道具を使うが、普段は立ち入らない植え込みのため、体が自在にならない。家内が、辺り構わず植えている花を、一つでも、踏んだり折ったりすると大変なので、更に自由を奪われる。年のせいですぐ息が上がり、腰や膝が痛くなる。だから、三日を費やしたと言うのは、嘘も誇張もない事実だ。

 若い時ならこんな仕事は、一日もあれば仕上げたに違いないから、自分が年を取ったという厳しい現実でもある・・と、こんな書き方をすると、まるで嫌々ながらの庭仕事であるような印象になるのかもしれない。

 が、事実はその逆で、私は浜辺に内寄せる波のような、優しい幸福感に浸っている。雑草の庭が爽やかなり、苔むして固くなっていた地面が、柔らかくならされ、土の息吹さえ感じられる時、その満足感たるや、何にも代え難い。やっかいな中国や韓国・北朝鮮のことなど打ち忘れ、なんという充実した日々であったことか。

 今日からまた、新聞やテレビを観て、読書も開始するので、迷える私の魂は、再び俗世の事象に乱される。分かっているだけに、秋の庭のひとときの、幸福感がいとおしい。

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