ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

田母神候補の評価も、❌ ( 令和6年7月6日 )

2024-07-06 16:46:38 | 徒然の記

 「日航機123便墜落事故」に時間を取られ、「都知事選挙」が後回しになりました。

 今日は7月6日で、明日は最終投票、即日開票日ですから、今からではもう間に合いませんが、大事な問題を修正せずに放置することはできません。

 つい先ほどユーチューブで、田母神氏の選挙演説を聴き、急遽「ねこ庭」の過去記事を訂正することにしました。7月1日に下記のように、有力候補者の予測をしました。

   小池百合子氏 ❌   蓮舫氏    ❌  

   石丸伸二氏  ❌   田母神俊雄氏 ⭕️

 しかし今回、田母神氏の正式な「候補者演説」( 7月2日 5分52秒 ) を聴き、評価を下記に訂正します。

   小池百合子氏 ❌   蓮舫氏    ❌  

   石丸伸二氏  ❌   田母神俊雄氏 ❌

 前回記事を書いたときは、まだ田母神氏が公約を発表していませんでしたが、今回は5つの公約を述べていました。日頃の氏の発言を知っていただけに、もう少しまともな公約を述べると期待していましたが、幻滅しました。

 演説を聞き終えた第一印象は、

  ・氏は「都知事選挙」と、「自由民主党の総裁選挙」を間違えて立候補したのではないか ?  ・・でした。

 5つの公約のうちの4つは、東京都民に関するものですが、そのうちの1つは国政でしか実行できない課題で、都知事の公約に上げることがそもそも場違いです。いくら保守層の受け皿になるため立候補したと言っても、これでは政治家としての氏の資質が疑われてしまいます。

 と言うより、氏には政治家としての常識がありません。常識のない人に、公約の実現を期待する国民はいません。

 論より証拠、以下コメントなしで氏の演説を紹介し、アップを急ぐことにします。

 ・私は都政の目標とは、都民が安全に豊かに暮らせる東京都を作ることだと考えています。

 ・そのための公約を、5つ発表いたします。

   1.  災害に強い東京の街を作る。

   2.  日本人としての自信と誇りを持つ教育を実施する

   3.  都民税の減税をする

   4.  都民の暮らしを守るため、外国人に対する優遇策をやめる

   5.  A I によって都民の声を収集・分析し、都民の声を直接反映させる行政を実行する

 ここからはスペース節約のため、氏の言葉でなく、「ねこ庭」で編集した説明になります。

  〈 1.  災害に強い東京の街を作る 〉

    ・能登半島地震と台湾の地震は、ほぼ同じ時期に同規模で発生した

    ・台湾は地震からの復興がほぼ進んでいるが、能登はいまだに復旧が遅れている。

    ・この差は、災害に対する日頃の備えから生じている。台湾は、水、食料、テント、毛布、非常用発電機を、全国各地に備蓄している。

    ・東京もこれを参考に、都内各所に災害用備蓄を充実させなくてならない。

  〈 2.  日本人としての自信と誇りを持つ教育を実施する 〉

    ・日本人が自信と誇りを取り戻すには、学校で使う「教科書」を変えなくてならない。国旗と国家を大切にするためにも、「教育勅語」「道徳教育」の復活をする。

    ・この大元は「日本国憲法」つまり「占領軍憲法」にあるから、国会で「無効宣言」をする。即座に「明治憲法」へ戻すか、「新しい憲法」を作るかである。

  〈 3.  都民税の減税をする 〉

    ・東京都は豊かな自治体だから、これ以上資金を備蓄する必要はない。むしろ都民に減税をし、特に若い人たちに減税の効果が及ぶような政策をする。具体的には、都政に入ったときに考える。

  〈 4.  都民の暮らしを守るため、外国人に対する優遇策をやめる 〉

    ・来年の新築住宅から、ソーラーパネル設置を義務づけにする政策を止める。都民の生活を犠牲にして中国人を儲けさせることは止める

    ・外国人が起業した場合、無利子・無担保で1,500万円を支給することをやめる。日本人には支給されていない。

    ・外国人に対する生活保護も止める

  〈 5.  A I によって都民の声を収集・分析し、都民の声を直接反映させる行政を実行する 〉

    ・開かれた都政を実現する。

 航空自衛隊のトップにいた人物として、「ねこ庭」は氏を過大評価していたのでしょうか。災害に強い首都を作ると言うので、地下シェルターの計画に言及するかと思っていたのに、単なる「備蓄倉庫」の話でした。

 他国の核攻撃から都民の命を守るというのなら、台湾の備蓄倉庫を真似るのでなく、ウクライナのように地下シェルターを充実させることが優先します。そうなると巨額の資金が必要となり、減税の話は出てきません。

 その他の公約についても、コメントをする時間がもったいないほど、乱暴な素人考えにすぎません。

 息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々へのお詫びに替え、1分でも早く訂正記事のアップをと決めました。

 戦後最悪の「不毛な都知事選挙」になったと、改めて失望のため息が出ます。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする