「ネットで評判の高い青山氏が、何故大手メディアと保守系ネットに無視されるのか ? 」
〈 3.の区分 「参議院議員の総裁選出馬に関する意見」 〉
政界の常識を破り、あえて参議院議員のまま総裁選挙に立候補し、総裁になろうとしていること、ここに青山氏の挑戦があります。氏が泡沫候補として扱われる原因の一つになり、政界で孤立する要因にもなっていると思えてきました。
氏の孤軍奮闘の姿は、ここから生じているとも言えます。困難を承知で出馬した青山氏ですから、「衆議院に鞍替え」してからの立候補という意見は、氏の基本を無視することになります。
「ねこ庭」は、無謀と知りながら挑戦している氏の姿を、ドンキホーテ的と危惧しながら応援しています。氏をN党の都知事選候補者たちのように、世間を騒がせたいだけの非常識者と同じ扱いをしてはいけません。
政界の常識を破ろうと挑んでいるのは、それなりの覚悟と準備があってですから、単なる跳ね返り者の行動と見るカズヤ氏の判断は早計ではないでしょうか。
今回のコメントには、ブログのテーマに関する答えの一端が出ているという気がしてきました。参考になるコメントが多いと感じながら、紹介しています。
〈 コメント 1. 〉
・個人的には青山議員は好きな方。ただ現実として参議院である事、閣僚や党幹部の経験が無い事から難しいと思います。 次の総裁は高市議員一択。青山議員は高市総理の下で要職に就いてほしい。
・その上で衆議院への鞍替えを図ればと思います。 最悪の事態は、高市青山両氏が保守票を食い合ってしまい、結果として、河野や小泉といった売国奴が漁夫の利を得て勝つコト。
〈 コメント 2. 〉
・総裁にならずとも、総裁選に立候補し、国民の皆さんに真実を知ってもらうことだけで十分です。 一気に昇りつめてもらいたいですが、決選投票では党員票が無視される制度では・・・
カズヤ氏は、青山氏の支援者を宗教の信者のように説明します。氏の話に丸め込まれ、現実が見えなくなっている人間としての説明です。
しかしコメントを読むとそうでなく、総裁になるには、党の役職や大臣を経験しなければ無理と知っています。本人の政治信条や能力より、当選回数が最も優先される現実を知った上での支援者が多いと思えます。
〈 コメント 3. 〉
・青山氏は衆議院議員に鞍替えすればよい、という意見が散見されます。 私もそうすべきだと思いますが、青山氏がこれまでの考えを根本的に変えないとムリでしょう。
・彼が2回当選したのは、「参議院の全国比例」だから当選できたのであって、衆議院選挙に「全国比例」はありません。
・となれば衆議院に鞍替えした場合、小選挙区に出馬するか、ブロックごとの比例代表で出馬することになるわけですが、 今までのように、後援会なし、業界団体の支援もなし、地元も(事実上)なし、ではそもそも小選挙区から出させてもらえないでしょう。
・ブロック比例になら出られると思いますが、個人名は書けないので、名簿順位を上位にしてもらわないと、当選はかなり厳しいでしょう。
コメント主は、参議院議員の立場を正確に把握しています。青山氏の支援者でなく、批判者の一人かと思われますが、それでもカズヤ氏のように感情的な否定論ではありません。
〈 コメント 4. 〉
・私が党員なら青山さんには入れないかな。青山さんは政治や選挙には金がかからないと言っていました。
・しかしそれは青山さんが比例代表だから。地方で地道にどぶ板選挙をしている議員からすれば、人の痛みがわかっていないと言われても仕方のない発言だと思います。
上記 4. のコメント主は、青山氏の立場をさらに的確に指摘しています。特に次の言葉に注目しました。
・地方で地道にどぶ板選挙をしている議員からすれば、人の痛みがわかっていないと言われても仕方のない
選挙区を持ち、事務所を持ち秘書を配置し、後援会を維持し、支援団体を持っている議員は青山氏の知らない苦労をしています。いつ解散があるか分からない衆議院議員なら、日常的な地元対策が欠かせません。
6年間解散のない参議院議員と比較すると、資金と労力が何十倍も必要になります。「ねこ庭」はここに、青山氏が、衆議院の議員諸氏から支持を受けられない一つの理由を見つけた気がします。
つまり、「人の痛みがわかっていない」・・・という言葉の重さです。
「3.の区分」のコメントがまだありますので、次回も紹介します。