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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

父の遺した写真 30 常滑線の車窓風景1

2017年01月13日 | 鉄道
父の遺した写真 30 常滑線の車窓風景1

 私鉄の車窓風景写真はほとんどない。ただ常滑線沿線がいくつかある。私の家は名古屋市北区の前に日長(現・知多市)にあったから、常滑線をよく利用した。といっても、名古屋に転居したのは、私が小学校に上がる時だったから、日長時代の記憶は乏しい。それでも、今回と次回掲載する5つのテーマのそれぞれに記憶がある。

30-1 聚楽園の大仏 1958.3.2

 東海市の聚楽園には大仏が現在もある。これを電車の中から見た記憶がある。

30-2 長浦のたこ 1960年

 長浦の海岸にあったコンクリート製のモニュメント。長浦からしばらくの間、常滑線は砂浜のすぐそばを走っていた。長浦は海水浴場で、タコの「ターちゃん」が目印だった。これの記憶はかすかにある。

30-3 海苔干し 知多市寺本 1959.2.23

 このあたりは、海苔の産地だった。木の枝を使った海苔ソダが積んであったり、海苔を溶いた桶から升を使って上手に均一に海苔簾(のりす)の木枠の中に流し込む様子、そして海苔を漉いた海苔簾をたくさん重ねて運び、木枠に止めて天日に干す様子を覚えている。写真は寺本付近の海苔干しの様子。

30-4 海苔ソダを使った養殖 長浦 日時不明

 このころ、海苔の養殖には海苔ソダと現在のような海苔網とが混在していた。ソダ(粗朶)を使う方法は、採集に手間がかかるので次第に無くなっていった。秋になるとソダが村に運ばれてきて、乾燥させて葉を取ってから海に挿していったようだった。
 写真の転載はご遠慮いただきたい。


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