10月のカレンダー
今月はIguanodonの仙椎の図。Owen, 1849-1884のPlates 8-11の4枚の図版を使って示されているうちの1枚である。Plate 8は腹側、ここに示したPlate 9は背側、Plate 10は右側と左側の側面¬である。方向は、上に示した図(原図をレイアウトの関係で90度回してある)の右が頭側。これに関する本文は、vol. 1の258から288ページにある。個人コレクションの中にこの標本を見出したのは1840年頃らしく、1840年と1841年にそのレポートを発表しているというが、それが単行本のためディジタルデータは入手できなかった。本文の中に「右側に腸骨の一部が癒合している」という記述があることから、この図が反転されていないことが推測される。標本は、Wight島のBrook-pointというところで発見された。この岬の名は見つからなかったが、島の西部の南海岸にBrookという地名があるから、そこだろう。仙椎の腹側はPlate 8にある。
10-2 Owen, 1849-1884, Plate 8. Iguandon, 仙椎腹側
配列上の都合で、横位置に変更した。スケールは本の大きさから計算した。標本はW. D. Saul氏の個人博物館にあったという。
仙椎の標本に関する図版は4枚、本文も282-288ページと、かなり丁寧に論じてある。Megalosaurusでもそうだったのは、現生の爬虫類では仙椎が2個に限定されていたのに、絶滅爬虫類で数が異なるということにショックがあったのだろう。
10月の論文
○ Owen, Richard, Sir, 1849-1884. A History of British Fossil Reptiles. Volumes 1 and 2. Cassel & Company Limited, London, vol. 1: pp. 1-657, vol. 2: Plates Chelonia 1-48, Laceertilia 1-10, Ophidia 1-5, Crocodylia 1-45, Dinosauria 1-85. (イギリスの化石爬虫類の歴史)
今月はIguanodonの仙椎の図。Owen, 1849-1884のPlates 8-11の4枚の図版を使って示されているうちの1枚である。Plate 8は腹側、ここに示したPlate 9は背側、Plate 10は右側と左側の側面¬である。方向は、上に示した図(原図をレイアウトの関係で90度回してある)の右が頭側。これに関する本文は、vol. 1の258から288ページにある。個人コレクションの中にこの標本を見出したのは1840年頃らしく、1840年と1841年にそのレポートを発表しているというが、それが単行本のためディジタルデータは入手できなかった。本文の中に「右側に腸骨の一部が癒合している」という記述があることから、この図が反転されていないことが推測される。標本は、Wight島のBrook-pointというところで発見された。この岬の名は見つからなかったが、島の西部の南海岸にBrookという地名があるから、そこだろう。仙椎の腹側はPlate 8にある。
10-2 Owen, 1849-1884, Plate 8. Iguandon, 仙椎腹側
配列上の都合で、横位置に変更した。スケールは本の大きさから計算した。標本はW. D. Saul氏の個人博物館にあったという。
仙椎の標本に関する図版は4枚、本文も282-288ページと、かなり丁寧に論じてある。Megalosaurusでもそうだったのは、現生の爬虫類では仙椎が2個に限定されていたのに、絶滅爬虫類で数が異なるということにショックがあったのだろう。
10月の論文
○ Owen, Richard, Sir, 1849-1884. A History of British Fossil Reptiles. Volumes 1 and 2. Cassel & Company Limited, London, vol. 1: pp. 1-657, vol. 2: Plates Chelonia 1-48, Laceertilia 1-10, Ophidia 1-5, Crocodylia 1-45, Dinosauria 1-85. (イギリスの化石爬虫類の歴史)
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