暖かい日の夕方、車で買い物に出かけての帰り道、市役所前の大きな通りを西に向かって走っていた。
「あっ!山が燃えてる」
眼を凝らした。正面遥か向こうの山の端が、茜(あかね)色に燃え上がっている。
冬の暮れは、秋にも増して陽が落ちるのは早い。5時を前に、夕日と今日はこれでひとまずお別れだ。
「じゃ、またあした」
短い別れの挨拶にしては、少し大げさな冬の暮れだった。
(写真は、市役所前からの茜空)
「あっ!山が燃えてる」
眼を凝らした。正面遥か向こうの山の端が、茜(あかね)色に燃え上がっている。
冬の暮れは、秋にも増して陽が落ちるのは早い。5時を前に、夕日と今日はこれでひとまずお別れだ。
「じゃ、またあした」
短い別れの挨拶にしては、少し大げさな冬の暮れだった。
(写真は、市役所前からの茜空)