写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

ストーブ犬

2004年12月10日 | 車・ペット
 さすがに12月、やっと冬らしく冷え込むようになった。とは言っても、まだ朝晩だけのようだ。

 起床すると、私の十字架「ハートリー」が椅子に座ってお待ちかね。まずはエアコンと、足元のストーブのスイッチを入れて新聞を広げる。
 
 すかさず、彼はストーブの前に来て、何故か女座りをして暖をとる。ふさふさとした黒い毛皮のコートは、安物なのかあまり防寒の役には立っていないようだ。

 朝から居眠りをして、身体から焦げるような臭いがし始めた頃、気だるげにまぶたを開いて、席を立つ。

 雪が降ったら、我が家の「犬は喜び庭駆け回る」のだろうか。若いくせに、今またストーブの前で丸くなっている。
  (写真は、太って丸くなったハートリー)