2月9日、中国新聞が「市民有志が
岩国検定実行委員会結成」という記事を掲載してくれた。この記事に関連して、武田正之市会議員が今日(10日)の市議会定例会の一般質問で「御当地検定について」と題して岩国市の姿勢を質すのを午後一番のテレビ実況で見た。
武田議員の質問要旨は以下のとおりであった。
1.萩・山口・下関・周南など県下の他市では、市が積極的に実行委に入り込み主体性を持って御当地検定を実施している。このたび民間有志が立ち上げた実行委に対して岩国市はどんなスタンスをとるのか? 入会はしないのか?
2.実行委の活動を支援するのであれば、岩国市はどの部署が主管するのか?
この2点を質問したが、教育長や副市長の答弁は聞くまでもない予想通りのものであった。第1点に対しては「実行委の活動には協力したい。側面的な支援はしたい」という腰の引けた消極的な答弁。第2点に対しては「関係各部署と協議して主管部署は決めたい」と即答は避ける。
まあ、今の市の答弁とはこんなものでしょう。市がもっと真面目に観光行政を考え、前向きであれば、天下の錦帯橋を擁しているのだから、他市に先駆けてもっと早く御当地検定を市が主導して立ち上げていたに違いない。
市の体たらくにしびれを切らして、力も金も名もない一民間の有志が立ち上げた現状を、市は自らの反省を込めて積極的に支援してほしいものだが、大きな期待は無理なようだ。
今日のテレビを通じての一般質問を見て唯一の収穫は何かといえば、「岩国検定実行委員会」という民間組織が、町の活性化のために立ち上がったということが、市長以下全市議と岩国市民に周知されたことだと思う。この効果は大きい。
社交辞令にしても、市は「協力したい」と言ってくれた。この答弁のビデオを大事に持っておき、いざという時には、水戸黄門の印籠ならぬビデオを再生して市の協力を迫る覚悟である。
とは言いながら、初めから市の協力を得るなんて考えてはいなかったので、今まで通り民間のメンバーで、楽しくお祭り気分で目標達成と行きたいと思う。武田議員にはお世話になりました。さあ、やるぞ~
(写真は、「10日午後の武田議員の一般質問」テレビ放送)