☆・。.・☆写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 愛犬のハートリーと共に瀬戸内の岩国から…… 茅野 友

実力発揮

2016年12月31日 | 生活・ニュース

 今年の餅つきは、息子家族の分も含めて5升つくこととなった。餅つきは奥さんと2人、朝8時に開始した。ひと晩水に浸しておいた餅米を、1升ずつ蒸し器に入れて40分が経つと、ブザーが鳴って蒸し上がりを報せる。

 スイッチを切り替えると、蒸し器は餅つき器に変わり、撹拌羽根が回り始める。この状態で8分が経過すると、餅つきが完了する。ここからは小さな手でもよいが、餅をちぎっては丸める人手のいる作業が例年であれば待っている。ところが、今年は大きく異なる。先日買い求めていた「餅切り まる餅くん」が初登場する。

 ホッパーにつき立ての餅の塊を投入する。ハンドルを回してカッターで切っていく作業は私の担当。ぽとりと、もろぶたの中に落ちた餅の形を整える作業は奥さんだが、まる餅くんから落ちてきた餅は、すでに丸に近い餅の形に整っているので、ほんの少し丸めれば立派な餅になる。

 奥さんと2人だけで流れ作業が何の問題もなく進んでいく。昨年までの大人数で「熱い!」「垂れて落ちるよ!」「はやく、早く!」とかの怒声などはどこからも聞こえることなく、静かな餅つきに変わった。「まる餅くん」は、ハンドルを5回転した時の大きさが我が家の餅としては丁度よい大きさであった。

 プラスチック製の器械に付着している餅も、冷えるときれいに剥ぎ取ることが出来る。「まる餅くん」を使ってみた後の感想は、「早くこんなものがあったら、熱い思いなどしなくてよかったのにね」と、奥さんがいう。自分でお餅を作る人には、是非お勧めしたい優れた一品である。

 「餅つき機」と、この「まる餅くん」をリヤカーに乗せて、年末の町を「もちや~ もち。つき立ての~ もち」なんぞ大きな声を出して歩いてみたい気がするほど、やって楽しい餅切り器であった。

 それではみなさん、よい年をお迎えください。来年もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

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格安スマホ

2016年12月29日 | 生活・ニュース

 パソコンを使ってインターネットで検索することは、退職して以来もう何年もやってきた。5年前、岩国検定の問題作りを公民館で仲間と一緒にやっている時、色々なことをその場で調べて議論するとき、インターネットで調べる必要があった。

 しかし、公民館にはパソコンを使ってネットが出来る環境が整備されていなかったため、スマホを買って小さな画面でネット検索をして、必要な知識を得ながら問題を作る時の助けにしていた。岩国検定の仕事が一段落したあと、外出時にインターネットをする必要性はあまりないし、携帯電話としてスマホを使う機会も非常に少ない。

 ネットは家の中のパソコンでやるし、電話は固定電話で殆んどことたりている。遠方へ車で出かける時には、用心のためにスマホを持って出かけていた。こんな使い方で月々8千円余りの出費は無駄なので、2年前に契約を見直しして電話だけの機能に限定したところ、月に2千円足らずとなっていた。

 ところが、旅行に行ったときとか、病院での待ち時間とか、ちょっとした外出の時にネットで調べたり、情報を知りたくなるようなことは時にあるが、電話機能だけのスマホではこれが出来ない。「まあ、安いのだから仕方がないや」と割り切っていたところ、最近しきりに「格安スマホ 1980円/月」という広告が目につくようになった。テレビでも宣伝し始めている。

 ネットで下調べをした後、疑問点をメモしたものを持って「格安スマホ」を扱っている電器量販店へ行ってみた。格安の秘密は「端末代が格安であることと、通話し放題がないことが大きい」という。月当たりの通信容量、電話の無料通話時間や実機での通信速度の速さなどを確認すると、私の使い方で行けば、一番安価なプランでも通信容量に余裕があることが分かり契約をした。

 費用は、1980円/月が基本であるが、少しグレードの高いスマホにしたので2680円/月となり、これでも大手3社のスマホ料金に比べると3分の1くらいの格安である。通信容量に不満が出ればいつでも増量もできるという。そんな格安スマホの正体は如何? じわり、様子を見ながら、まずは一番格安のプランのものを使ってみることにした。

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ケヤキからの贈り物

2016年12月27日 | 季節・自然・植物

 28年前、家を新築したとき、東側の道路に面した中庭に細い背丈ほどのケヤキを植えておいた。1年後に転勤して10年後に帰ってくると、直径が15cm、背丈は3mくらいに大きく成長していた。その後も少しずつ大きくなり、今では直径が20cm、枝の先は4mを越えるくらいになっている。

 ケヤキは落葉樹なので、夏の午前中は繁った葉で強い日差しを遮ってくれるが、冬は温かい陽を取り込んでくれて重宝している。秋の終わりにはすっかり葉を落とすので、毎年11月の半ばからは、小規模なものであるがイルミネーションを木に巻き付けて楽しんだりしている。

 そんなケヤキであるが、一つ苦労していることがある。幹の高さは2.5mくらいのところで芯を止めているが、毎年夏場に向けて数え切れないほど沢山の枝が出てきて長く伸び、家の外壁に当たったり、道路にはみ出したりする。都度その枝を高枝バサミで切り落とすのが夏場の仕事になっている。

 そんなことをしながら秋を迎えると美しい紅葉を見せてくれるが、その後は葉を落とし始め、その量は半端ではない。中庭はまさに葉っぱを敷き詰めたようになるが、見て見ぬふりをしていた。しかし、家の外から葉を落としたケヤキを見ると、太い幹の上部から、あたかも竹ぼうきを逆さまにしたように四方八方に長い枝を伸ばしているので見苦しい。

 脚立を伸ばして上がり、電動ジグソーで枝を切り取っていくが、2日がかりでやっとすべてを切りり落とした。これで仕事が終わったわけではない。長いものでは2mくらいもある枝を、太いものはまた電動ジグソーで、細いものは押し切りという昔使った農機具を取り出して短く切っていった。葉っぱは燃えるゴミとして出すために袋詰めにしていく。

 ここまでの作業に3日かかった。さて、この短く切った枝をどうするかである。1か月ばかり中庭に放置しておけば、私が楽しみにしているロケットストーブの貴重な燃料となってくれる。これこそ循環型のエコ生活に貢献してくれようというものだ。面倒なだけだと思っていたケヤキの木が、このところ急に愛おしく見えるようになってきた。

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海が燃える

2016年12月25日 | 季節・自然・植物

 夕方、岩国から光の室積あに向かって車を走らせていた。車窓の左側は周防灘。室積に近づくと大きく湾曲して張りだした小さな半島が見え始める。この半島は象が鼻を曲げているように見えることから「象鼻が岬」と名が付いている。

 この半島の中央には、最高峰といっても僅か海抜117mの「峨嵋山」がある。山容が中国・四川省の峨眉山に似ているところから命名されたといわれている。湾外の周防灘に面した海岸線は断崖絶壁をなし、奇岩怪石に富む景勝地としても知られている。

 曇った空の遥か西に目をやると、水平線から真っ赤な炎が大きく放射状に上がっているのが見えた。海が燃えている、と思った。冬の落陽・落日・入り日であった。山に囲まれている我が家では、ついぞ見ることのない景色である。

 「海が燃える」といえば、石川さゆりが歌った「天城越え」という歌に「山が燃える」という歌詞がある。こちらは情念の世界だが、「海が燃える」は純情なポエムの世界。瀬戸内の海は、四季折々、刻一刻いろいろな絵を見せてくれる。

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ロケットストーブ改良

2016年12月24日 | 木工・細工・DIY

 インターネットのオークションで買ったロケットストーブの試運転を2度実施した。カタログに書いてあった通り、簡単に燃え始めると共に、思った以上に少量の小木でお湯も沸かせるし焼き芋も出来た。屋外での暖房設備としても十分に機能することが分かった。これから大いに活用したいと思わせる道具である。

 そう思う一方、使ってみると一つだけ不満があった。下部の焚き口のT字管には灰を掻き出すための開口部がない。T字管の蓋は2カ所で点溶接されていて、取り外すことが出来ない。この蓋を取り外せれば簡単に灰を掻き出すことが出来るが、このままではストーブ全体を抱えて真っ逆さまにしなければいけない。これは結構な重労働となる。

 蓋の取り外せるタイプのT字管がないかホームセンターに行ってみた。大きなサイズのものは、ちゃんと蓋が外せるように作ってあるが、私のロケットストーブに取り付けてある小口径のT字管には、どういう訳か点溶接がしてあって取り外せない構造となっている。内部から蓋を外部に向かって力ずくで叩きだそうとしたが外れない。

 さあ、困った。どんなことをすれば灰が取り出せるように出来るか。本体からT字間管を取り外してじっと眺めながらしばらく考えているとき、妙案が浮かんできた。

 直径が3mmくらいの点溶接の個所に、それより大きな穴をドリルで開けてやれば、蓋は外れる筈である。電動ドリルを持ち出して、まずは小さなリード穴をあける。その後、直径4mmの穴を簡単にあけることが出来た。同じことをもう1個所で繰り返したあと、T字管の中から蓋を棒で強く押すと、ストンと難関不落であった蓋が転がり出た。作戦大成功であった。

 理屈は簡単であるが、家にある限られた工具を使っての解決法を考えて実行し、解決できた。誰も見ていないので自分で自分を褒めてやる。よくやった。これで灰の掻きだしは簡単にできる。ついでに、取り外し可能となった蓋に、取っ手を取り付け、より完成度の高いロケットストーブに改良した。早速クリスマスイブには、ローストチキンで再度試運転だ。

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