20年前に大工さんに頼んで、居間の南側に広さが10畳のウッドデッキを作ってもらっていた。床板の材質はレッドシダーという耐食性のある2*6材である。なにぶん雨ざらしなので腐食を避けることは難しく、ここ数年は部分的に補修するなどしてしのいでいた。
ところが先日、床板を支えている9cmの角材である大引きが数か所腐食していて、床の上を歩くと、ふわふわする箇所が見つかった。ウッドデッキの表面だけを見れば、特段傷んでいるようには見えないが、その裏側では腐食が進行していることが分かった。
床下にもぐって点検した結果、このまま放置していては危険であると判断し、20年ぶりに作り直すことにした。幸い、外周の柱は外気に近いせいか健在で、そのまま使えそうである。
作り直すといっても、DIYでやることにした。全ての床板を取り外すと、長さが5mある大引きが現れた。5本中、4本は取り替えないといけないようである。その足でホームセンターに行き、木材売り場を見て回った。防虫防腐剤を浸み込ませた部材が販売されている。少し割高になるがこれを使って作ることにした。
床板を取り外そうとするが、ネジ山がつぶれているものが多く、取り外すだけで丸2日かかった。今日からは大引きの撤去であるが、再利用できる部分を残しながらの切断作業が、少し難しいかもしれない。それを終えると木材を買いに行き、本格的な大工工事が始まる。
いつまでに完成させなければいけないという時間の制約はない。晴れた日が1週間ばかりあれば完成にこぎつけることが出来ると見積もっている。ちょっとやっては休憩だ。奥さんに「お父さんの仕事は休憩が多いわね」と言われながらも、少しずつ前に進んでいる。5年前にやったフエンス設置工事に次ぐ、我が人生で2番目に大きなDIYが始まった。