第80回センバツ高校野球の下関商と履正社の試合をテレビで観戦した。延長10回の裏、下関商が守りのときであった。
2死2塁の場面で打ち上げたボールを中堅手がいったんはグラブに収めたかに見えたが落としてしまい、二塁走者がサヨナラのホームを踏んだ。
2日後、宇治山田商と安房の試合でも似たような場面があった。先攻でリードしていた安房は9回裏同点に追いつかれ、さらに1死2塁。
打ったボールは左中間へ飛んだ。左翼手は飛んでくるボールに向かって必死に走り、最後は横っ飛びになってグラブを出して好捕し、そのまま倒れ込んだ。
その瞬間1度はグラブに収まった飛球が芝生の上にころりと転がった。走者はホームインして安房は逆転サヨナラ負けを喫した。
2試合とも、外野手が球をこぼしてサヨナラ負けをした。この二人の外野手は決して失敗したわけではない。一生懸命やったが結果としてうまくいかなかっただけである。
長い人生にはこんなことは何度もある。胸を張って帰ってほしい。「捲土重来」という言葉もある。勝者と敗者、差はわずか。たまたま分けてみただけである。
(写真は、甲子園とは違うハス田の「真っ赤な絨毯」)
2死2塁の場面で打ち上げたボールを中堅手がいったんはグラブに収めたかに見えたが落としてしまい、二塁走者がサヨナラのホームを踏んだ。
2日後、宇治山田商と安房の試合でも似たような場面があった。先攻でリードしていた安房は9回裏同点に追いつかれ、さらに1死2塁。
打ったボールは左中間へ飛んだ。左翼手は飛んでくるボールに向かって必死に走り、最後は横っ飛びになってグラブを出して好捕し、そのまま倒れ込んだ。
その瞬間1度はグラブに収まった飛球が芝生の上にころりと転がった。走者はホームインして安房は逆転サヨナラ負けを喫した。
2試合とも、外野手が球をこぼしてサヨナラ負けをした。この二人の外野手は決して失敗したわけではない。一生懸命やったが結果としてうまくいかなかっただけである。
長い人生にはこんなことは何度もある。胸を張って帰ってほしい。「捲土重来」という言葉もある。勝者と敗者、差はわずか。たまたま分けてみただけである。
(写真は、甲子園とは違うハス田の「真っ赤な絨毯」)