のらやま生活向上委員会 suginofarm

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理科美術展

2006年02月24日 | ネイチャースケッチ
ふたたび、デザイナーAさんの話。先日うかがった時、「理科美術展2005」なるパンフレットをいただきました。昨年秋に資料画・標本画の画家たちによる作品の展覧会が行われたのだそうです。

理科美術?はて?資料画・標本画とはなんぞや、です。パンフレットによれば「観賞用のペン画、リトグラフィーとは異なり、あくまでも学問的、科学的な説明の目的に即して描かれた特別の表現機能をもった画である」といいます。いやこういう説明よりもそのもの自体を見れば一目瞭然です。

百科事典や動植物図鑑、児童用学習図鑑などに掲載されていた動植物の細密画や天文、宇宙、気象や生態を紹介する図、過去や未来の世界予想図、乗り物や機械の図解など、みなさん、一度は目にしているでしょう。『原色牧野植物大図鑑』で描かれている画といえばおわかりいただけるでしょうか。パンフレットには子供のころに昆虫図鑑や魚図鑑で幾度も見返し慣れ親しんだ画が並んでいました。明るい未来予想図から21世紀になったらこんな世界になるんだなんて想った子供のころを思い出し、懐かしくさせられました。

こういう資料画・標本画を描く画家たちの集まりが理科美術協会と呼び、Aさんもなんとその一人というのです。40数年の実績を持つ大御所から新進気鋭の若手まで展覧会に参加したメンバーは22人。中には兄弟がいたり親子もいたりで、これぐらいの人たちによって支えられている狭い世界といえます。40,50代の中堅の画家が少ないのにも気がつきます。画が写真やCGによって代わったり、学術図鑑などの出版そのものが少なくなったためといいます。しかし、絵画と科学的知識と視点を統合する表現世界として世界から見直されつつもあるそうです。日本の伝統的お家芸?!。

写真左側がAさんの作品。テントウムシ(ナミテントウ)の斑紋変異。数千匹!のナミテントウを実際に観察し、背中の模様をいくつかのパターンに類別して描いたそうです。写真やCGでは表現できない手作業の世界です。

写真の右側はAKさんの里山の鳥瞰図。里山の風景を描き続けることがライフワークとか。里山保全運動にも積極的に関わっていきたいとパンフレットにありました。Aさんのビオトープづくりといい、ただ画を描いているだけでなく生活と一体となった仕事ぶりに感心させられます。
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