のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

嫁っこが母ちゃんからおっかあに化け

2013年09月14日 | 今年の納得米づくり
12年目を数える消費者参加型の米づくり「納得米プロジェクト」が
今年も無事に稲刈りをすることができました
セミプロ会員がいることもあって途中の管理はお任せですが
田植え機とコンバインは大型農機で共同作業時には危ないこともあるので
できるだけ立ち会うようにしています

今年から加わったMさんご夫婦
奥さまの方がコンバイン操作に興味津津の様子でしたので
さっそく挑戦
数回、大きな声で注意した他は飲み込みがはやく
あっという間に先輩男性会員を凌ぐスムーズな運転

久松達央『キレイゴトぬきの農業論』新潮新書2013.9の最終章に
「相対的に非力な女性が機械操作に回って
体力を使う仕事に男性を当てた方が効率的だと思う」と
農業界の既成概念がいかにアテにならないかの事例として紹介されています
久松農園の農場長は小柄な女性なのだそうです

農家に嫁いだ女性が
結婚したての頃は“嫁っこ”と呼ばれてお客様扱いされていたのが
子供が生まれると家の中での存在感が増して“母ちゃん”になり
そのうち実力をつけて父ちゃんを操る“おっかあ”になれば本物
そういう農家は間違いなく家の中も経営もうまくいっている
なんて話をよく聞きます
たしかに現実的なことをこつこつと積み上げていくような仕事の多い農業は
女性の方こそむいているのかもしれません

                

今年の米作りの新装備は懐かしいバインダー
イネを刈り取り束ねてくれる機械です

知人がいらなくなったとわざわざ持って来てくれました
パンクしていたタイヤを新調したほかは絶好調
これで会員のおもちゃがまた一つ増えました

わが家流の「仕事が遊び、遊びが仕事」を
理解してくれている知人に感謝、感謝

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