のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

on mouse's departure

2009年02月23日 | 今年の納得米づくり
昨日のぼかし肥の切り返しの時でした。

作業を始めようとしたとき、
一匹のネズミがボカシの中から一瞬姿を現し、
また囲い伝いに潜り込んでいきました。

餌と暖房付きの極楽で我が世の春を満喫していたのでしょうが、
残念ながら天国?地獄?への旅立ちです。


有機質のぼかしをはじめてから
米ぬかやくず大豆の在庫が一年中切れません。
当然、野ネズミやドブネズミの姿もなくならず、
罠にかけて駆除するのと彼らの繁殖力が競い合っています。

忌み嫌うネズミもこうして近くでよくみると
きれいな毛並みをしていてかわいい目をしているものです。
ペットにでもしようかという気にもなります。
しかし、害獣です。
せめて出立に際してきちんと立ち会うことにしましょう。


オスカー受賞の『おくりびと』の英訳タイトルが『Departures』で
on one's departureとなると「出発に際して」という慣用句になるようです。
だからといって on mouse's departure としたら
「ねずみの“出発”に際して」という意味になるわけでもないのですが


〈水落ちて田面をはしる鼠かな〉蝶夢

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