のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

十月の稲穂の太き硬きこと

2009年10月15日 | 農のあれこれ
わが家の父が
今夜11時からのTV番組「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)に登場。
政府予算の概算要求締切日にあわせて
農水省の目玉予算である“個別所得補償”について
現場はどういう意見をもっているかがテーマ。

依頼電話のあったのは昨夜10時過ぎ。
直売所「かしわで」社長のS氏から強引に引っ張り出されて
カメラの前に。

まだ具体的な姿が見えないが、
減反時のように生産者のやる気をなくすような
ばらまき補償ならかえって困る。
じっくりと制度を検討して有効にお金を使ってほしい。
そんなことを話しました。

ただ、よくあることですが、
番組の流れに合わせて内容は編集されているわけですから
その辺のところをお含みおきいただければ幸いです。

内容より撮影時の背景にあった10月中旬の稲穂の方が
気になった方がいらっしゃるのではないでしょうか。

撮影は今日です。
コシヒカリならひと月も前に収穫されています。
商社との契約栽培で、牛丼用のコメだそうです。

丼にご飯をよそり牛丼の具をかけた時、
汁がどんぶりの底に溜らないようにご飯が汁を
吸い込んでくれる米といいます。

大きな長い穂で、10a当たり12,3俵。うまくいけば15俵以上にも。
茎が太く硬く、台風でも倒伏せず、収穫適期も長期間。
ただし、種子代が高いうえ、
茎葉が硬く稲刈り作業時のコンバインの負担も大きいとか。
お米の価格はコシヒカリよりも安いものの
収量の多さで収入をカバーするといいます。
大規模稲作経営のなかで取り入れる品種には良さそうです。

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2 コメント

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何という品種かなあ? (た~ぼ@花囲夢)
2009-10-21 15:16:08
我孫子の野口と申します。

今年はうちのそばの田んぼにも1町歩ぐらいの遅い品種を作る人(本埜の方ですが)が現れました。これも品種がわからないでいます。

我が家も黒米等古代米を作っていますが、今年我が家でも作った新形質米の「にこまる」ですが、まだ刈るに刈れないです。多収であるということでしたが、この分では11月になりそうな予感。この「にこまる」、さきの1町歩の田んぼより、さらに遅れそうです。
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ごめんなさい (suginofarm)
2009-10-21 17:54:58
野口さん アクセスありがとうございます。

品種名は聞いたのですが、忘れてしまいました。

湖北地区でも作っている方がいるという話でした。そちら側からもアプローチしてみてください。
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