のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

地中より空に水やるような夏

2010年08月30日 | 夏の梨畑
このところまったく雨がありません。
高い気温に加え、この乾燥状態が農作物に与えるダメージは
経験したことのないレベルで想像もできません。

潅水できるナシ畑ではもうひと月以上も散水を続けています。
50mmホースにスプリンクラーを設置し、
十日に一度くらいの割合で夕方から5,6時間散水しています。

散水していても地表面は乾燥しますし、地割れも見られます。
地中の塩分が出てくるのか、
地表が白くなっているところもみられます。
湿ったのちに乾燥するので
かえって地表が固められるような気もします。
それでも水をやれない畑のナシの木よりも
葉が生き生きしているようにみえます。

一度、散水をはじめるとそれを前提とした根の状態になり、
散水をやめられなくなるともいわれます。

どのように散水すれば効果があるのか、
やらないよりは効果があるだろうと
よくわからないまま試行錯誤が続きます。