のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

虫病抑える 回扇車 雨風に動けず

2006年05月09日 | 今年の梨づくり
週間天気予報では明後日から傘マークが連日並んでいます。

さあ、その前に薬剤散布だ、と薬剤散布機(SS)を準備しているのですが、昨日は終日、葉の濡れが乾くことはなく、今朝も濡れたまま。昼ごろには乾いたので夕方から散布したら、今の時間、20時現在、霧雨が葉を濡らしています。明日早朝に別の畑を散布しようと考えていたのですが、困りました……。

どの予報にも レーダーにも写らじ 霧雨は


こう雨天の日が多いと確かに黒星病というナシの病気が気になります。今頃の季節に葉の濡れる時間が長いと病菌が広がります。今回、そのための殺菌剤を散布したかったのですが、雨で流れてしまわなければいいのですが。

        

もうひとつ、幼果をかじるシャクトリムシ対策にBT剤と呼ばれる殺虫剤も散布します。バチルス・チューリンゲンシスという自然界に存在する細菌の作り出す結晶毒素を利用した殺虫剤で、選択的に害虫の殺虫効果を高めた薬剤。

JAS有機農産物でも「生物農薬」として使用が認められています。環境に与える影響は少ないのですが、なにしろ高価。わが家の財布に与える影響は大きい。だから、なおのこと、雨で流れてほしくない……。

シャクトリごときに 高価過ぎるわ BT剤