のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

雨後の薬散 オオミズアオ 産卵場所を探す

2006年05月10日 | 今年の梨づくり
午前中、霧雨が降っていましたが、午後、一時的に回復。今だ、と南風が強まる中、残っていた農薬散布をしました。結果は先になってわかるもので、ひとまず気になっていたことが解決。

散布機を洗っていると、ナシ棚の下を何か白いものがヒラヒラ漂っています。

捕まえてみると、ヤママユガ科のガ、オオミズアオ。図鑑をみると、前ばねの長さ(付け根から先端までの長さ)は45~55mmとありますが、捕まえたのは70mm。両はねを広げると150mmにもなります。もしかして新種?いまどき、こんな大きなガが出てくるのかと思ったら、日本全土で4~8月にかけて2回成虫が出てくるそうで。

写真のはねの色は水に濡れたため緑色に変色しています。本来の色ははねの付け根あたりに見られる青白い色、ミントブルー。

        

ビニール袋に入れておいたら、直径2mmほどの青白い丸い粒粒がお尻から何個も出ていました。卵の色もはねと同じなのには驚き。卵には微妙な模様があって、なんとなく月からみた地球のよう。そういえば、オオミズアオの学名?ははねにある文様を月に見立てて月と関係のある名前だったと聞いたのですが、忘れてしまいました。

母オオミズアオもわが身の危険を察し、最後の力で卵を産み落としたか。