のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

風立ちて やわらかき土湧き 幼果踏む

2006年05月08日 | 今年の梨づくり
ライムギが刈り取られ、地表マルチされたナシ畑。しばらく足を踏み込んでいないところでは地表がモコモコと盛り上がっています。地中の生き物達が活動しているのでしょう。

機械や道具で耕さなくとも、地中の生き物の力が発揮できるような環境を整えることで、やわらかい土、つまり空気をたくさん含んだ土になります。

         

現在、摘果作業中。摘んだ幼果が地面に転がっています。白い丸いものは、先日散布したくず大豆。白くカビが生えているように見えるのは、同時に散布した米ぬか。どちらも当面は微生物などのエサになるのでしょうが、いつかはナシの肥料に。

交配後ひと月以内に適正な数にまで摘果するのが理想。終日、両腕をもたげ、見上げながらの姿勢で作業するのは肩、腰への負担が溜まります。ナシの作業では一番きつい?雨の日はなおのこと、ごめんこうむりたいのが本音。せめて幸水だけでもあと1週間ぐらいで終わらせたい。暦を眺めては一日ごとの目標を立てて、と…ありゃ今週後半は雨模様だわさ。