のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

法螺貝と鈴の音の5月

2006年05月02日 | わが家の時時
今年も「大師さま」の季節がめぐってきました。「大師さま」(発音は「でーっさま」がnative風)とはこの地域で現在も続いている民俗宗教行事で、四国霊場を当地域に当てはめた大師講のこと。毎年5月1日から5日にかけて、約76kmの道のりを同行二人と朱入りされた白装束を着た講員たちが30余りのムラの88箇所の札所を巡拝する行事です。最終日には「結願区」で稚児行列や結願の儀式などが行われてきました。

今年の「結願区」は旧沼南町大島田地区。長年抱いてきた願いが叶うめでたい集落とされ、約30年に一度の盛大なお祭りになります。沼南公民館そばの寺院が会場のはずです。5月5日の正午前に訪れてみてはいかが。

       

わが家の前の道が「大師道」になっていて、今年は初日の1日に巡礼の行列が通り過ぎていきました。ルートは変わらないのですが、「結願区」がどこの集落になるかによってスケジュールが毎年異なります。

       

今年は徒歩で参加する講員が少なく、近年の傾向ですが、ほとんどはマイクロバスで次の札所に向かっているそうです。本尊を背負う巡礼本隊といっしょに歩いてまわった方がご利益は期待できるのでしょうが。