軽井沢の雲場池に通じる道すがら、アザミが所々に咲いています。
並木の林床にはテングダケがニョキニョキ、毒キノコです。
小径に入るとなんとそこにはハナイグチ、こちらは人気上位のキノコです。
旧軽の別荘通りに咲くアザミ、草姿では種名が分からず花を拡大してみました。
アザミは、花の基部の総苞片の列数と腺体が重要な見分けのポイントの一つです。
腺体とは粘りのもとですが、このアザミは内側の総苞片に腺体の痕跡が見えます。
総苞片が8列、腺体の痕跡が内片に・・・タイアザミを第一候補にしました。
軽井沢町植物園のヤナギの枝の切口にもキノコがふたつ並んでいました。
一見ミニチュアかなとも思ったのですが本物、ヌメリスギタケモドキでした。
アサマヤナギは、オノエヤナギとバッコヤナギの雑種だそうです。
妻が人差指を縦にして口を塞ぎ手招き、ウロチョロと動く小さな獣を発見です。
何回かシャッターを押し、数枚の画像が獣の姿をとらえていました。
体色は褐色の夏毛、腹部は不鮮明ながら白色っぽいのでニホンリスのようです。
秋の花々もにぎやか、ホトトギスも3種類が園内のあちらこちらで楽しめます。
白色の花は花色のとおりシロバナホトトギス、赤紫の花はホトトギスです。
黄色の花はキイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草)です。
紀伊半島に分布し、上臈は江戸幕府大奥の職名、優雅な貴婦人に見立てたとか。
本種によく似るジョウロウホトトギスは、片方の葉耳(ようじ)で茎を抱きます。
サラシナショウマの花盛りですが、その中にイヌショウマもあります。
遠くからですと見分けづらいのですが、近づき、花柄の有無を見れば分かります。
シモバシラの花は有終の美、ほとんどが散り今日まで花が残っているかどうか。
種名とおり、冬になると枯れた地際部に“霜華”を咲かせます。
シソ科のセキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)は品の良い紫花です。
秋丁字は秋に咲く丁字形の花でしょうが、関所に咲いていたのでしょうか?
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