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錦秋!塔のへつり(岪)

2021年12月04日 | 旅行

会津鉄道線の「塔のへつり駅」、雰囲気のある無人駅です。
鉄道マニアの人気スポットとか、カメラを抱えて電車をお待ちのようです。


福島県南会津郡下郷町の景勝地「塔のへつり」、国指定の天然記念物です。
「へつり」とは会津地方の方言で、川に迫った険しい断崖のことをいうそうです。
100万年もの間、浸食と風化を繰り返してできた奇岩が塔のように並んでいます。


このお土産屋さんの展望デッキは、塔のへつり全景が一望できる絶好の場所です。
店員さんから塔のへつりの解説をお聞きした後、みそ汁と漬物をいただきました。
帰りにはお店の作戦どおりに、しっかりとお土産の漬物を買いこみました。


見学歩道の入口に、奇岩につけられた‘屏風岩’などの名前の案内板があります。
また、「へつり」が漢字で書かれており、山冠に弗(ふつ)で「岪」だそうです。


塔のへつりが並ぶ断崖までは、全長40mの吊り橋の‘藤見橋’を渡ります。
きしみや揺れがわずかにありますが、高所恐怖症の妻も平気でした。


この川は、阿賀野川水系の阿賀川(あががわ)で大川とも呼ばれています。
奥に見える山は、小野岳(標高1,383m)かなと見当をつけたのですが?


水の色は深緑で川底は相当に深そう、水の流れが緩やかな瀞状の渓谷です。
広葉樹の彩りと静かな水面に映った風景が、塔のへつりを引き立てています。


藤見橋を渡ると‘舞台岩’の基に歩道があり虚空蔵尊のお堂につながります。
お堂は‘護摩塔岩’真下の岩の中に作られ「虚空像菩薩」が祀られています。


出店には柿などの旗が、知る人ぞ知る超大玉の柿、「会津みしらずの柿」です。
会津天然まむしの看板の下には、瓶の中に生きたマムシが立ち上がっています。


塔のへつり駅の横を再び通り、国道121号線に出て会津若松市方面に向かいます。
バスで10分ほど走ると、会津鉄道線の小野上温泉駅の駅舎が道沿いに見えます。
途中で電車とすれ違い車窓からパチリ、赤色の車体で側面にはあかべぇ?らしい。

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