そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





「シン・ゴジラ」の素晴らしさは先に述べた通り。
10年に一度の傑作、いや50年に一度の傑作とすら思っている。
映画の新たな「手法」を発明したという点に於いて。
この先、同じことをした映画は全て「シン・ゴジラ」のパクリと言われるだろう。
だから、二度と同じ手法は使えない。
そう言った意味での「10年に一度」であり、「50年に一度」である。

そんな「シン・ゴジラ」の関連作として、古い映画だが「新幹線大爆破」を勧める人がネットにチラホラ見受けられる。
なるほど、庵野監督も影響を受けた映画らしい。
ならば観てみようと思って観ていたのだが、途中で止めて、このブログを書いている。

なにこの信じられないトンデモご都合主義火事(笑)。
そしてなんなのこの警察のトンデモ馬鹿さ加減(笑)。
もう笑うというか、しらけるというかで、途中で思わず上映を止めてしまった。
ストーリーのセットアップは抜群に面白いのに、たまに見られるトンデモ展開が映画の質を貶めている。
おそらく庵野秀明監督は、この「新幹線大爆破」や、それこそ初代「ゴジラ(1954)」に見受けられる少しのトンデモ展開で全てが台無しになるという怖さを教訓に、とことんトンデモに警戒して「シン・ゴジラ」をリアリズムに徹して製作したのだろう。
だから、あんな世紀の傑作が生まれたのだ。
「新幹線大爆破」を反面教師として。
「ゴジラ(1954)」を反面教師として。

惜しい。
星2つ。★★
全体的にはとーってもいいのに、バカ警察とまさかの火事が全てを台無しにしている。
観た人には分かる(笑)。
それ以外のところはとーーーーってもいい。
回想シーンの挟み方とかもう最高。
なのに、なのになのに、バカ警察と火事が全てを台無しにするのだ。

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