ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年7月24日。ウクライナ侵攻から517日目

2023-07-24 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年7月24日。

 モスクワ市長によると、今日午前4時ごろ、市内の建物2棟にドローンによる攻撃がありました。
 ドローン1機がビジネスセンターを直撃したほか、国防省の建物から500メートルほど離れた場所でもドローンの破片が見つかったそうです。(200メートルという報道もあります。)
 ロシア国防省は、ウクライナのドローンによるテロ攻撃だと非難しています。


 ロシア大統領は今日、性別変更や性別適合手術を原則禁止する法案に署名し、成立させました。
 もともとロシアは(ベラルーシも)保守的です。こういう法律ができても不思議はないのですが、成立するとLGBTの人たちの人権を認めていないといった批判が出ます。
 それもあると思うのですが、今のロシアでは徴兵逃れのために男性が女性に性別変更されると、兵士不足解消にならないので、このような法案を今成立させたのだと思います。

 
 今年初めてベラルーシ国立航空アカデミーは女性の軍事学部への入学を認めました。
 今後とも受け入れを継続する予定です。
 女子大生の場合、空軍パイロットになるのは専門の選択になく、みんなドローンの操縦を専門に学ぶそうです。
 つまりドローンの操縦ができる人材がベラルーシでは不足しているということです。
 

 フランスのシンクタンク、国際関係研究所が、2022年2月にロシアがウクライナに侵攻して以降、ロシアから国外に移住した人の数が100万人に上るとの報告書を発表しました。
 1917年のロシア革命後に起きた人口流出に匹敵する規模だと指摘しています。
 数十万人レベルかと思っていましたが、もう100万人突破したのですね。
 教育水準が高い中間層が多いといい、欧州各国は移住者を受け入れ、経済成長に生かすべきだと提言しています。
 知的人材の国外流出です。これからのロシアはさらに人口減、労働力、技術力の低下が進むでしょう。これからロシア系◯◯人という人たちが移住先の国の経済発展に貢献することになります。

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