ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

CD「月と日」収録曲がトーダル&WZ-オルキエストラのコンサートで演奏されました

2007-11-19 | ベラルーシ文化
 2007年10月19日、ミンスクでトーダル&WZ-オルキエストラのコンサートでCD「月と日」収録曲「さくら」が上演されました。
 
(CD「月と日」について詳しくはこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/songs/index.html
 

 今回のコンサートではトーダル&WZ-オルキエストラの、リクエストにお答えするベストソング集ということで、観客の皆さんがリクエスト(希望する曲のタイトルを紙に書いてリレー式に舞台上のトーダル君に渡す。)した曲を演奏しました。
 と言っても誰もリクエストしてくれなかったら困る(^^;)ので、一応発表曲の古い順から人気のある曲を順番に演奏していました。そしてその合間にリクエストを受けてはその曲を演奏するという方法でした。
 ベラルーシ人の好みを知るために注意しつつ聞いていると、
「『われは海の子』お願いします。」
というリクエストがあって、「おおっ。」と思いました。この曲はベラルーシ人の間で人気があるのかも・・・。
 そのリクエストの紙を読んだトーダル君は
「この曲は少し後でします。」
と言って、2005年以前に発表した曲を何曲か歌っていました。
 そして「月と日」の直前に発表したアルバム「MW」の収録曲を歌い始め(血圧上がった・・・。)
「よーし、もうすぐ日本の歌だ・・・。」
とほくそ笑んでいると、そこへ「『さくら』をお願いします。」というリクエストが入ったのです。
「では『さくら』をします。」
と、この曲はクセニヤ・ミンチャンカさんがボーカルなので、トーダル君は舞台袖に引っ込みました。
 そしてクセニヤさんの美声が会場に流れ・・・歌い終わったとたん、文字通り嵐のような拍手がどっと沸き起こりました! 
「ブラボー!」「ブラボー!!」「ブラボー!!!」
の声。私も拍手をしながら
「そうかあ・・こんなにベラルーシの人は『さくら』が好きなのか・・・。」
と感激しました。
 しかし、なかなか鳴り止まない拍手の中、トーダル君がステージ上に出てきて
「では10分間休憩です。」
と言ったので、
「あ、あれ?『われは海の子』はどうなっちゃったの?!」
と思いました。

 休憩後は2006年以降発表した曲を演奏し、結局「われは海の子」はリクエストがあったにもかかわらず、歌われなかったのです。な、なぜ・・・
 そして、演奏が進むにつれ、クセニヤさんがまた別の曲をメインボーカルで歌うと、どっと雷のような拍手が起こるので
「ひょっとして・・・トーダル君よりクセニヤさんのほうが人気があるのでは・・・。」
と思えてきました・・・。
 そして、「さくら」もリクエストされたのは日本の歌だからではなく、クセニヤさんが歌っているからでは・・・と思えてきました。(^^;)
(うう・・・い、いや、それでも日本の歌だから、人気があるのだと思いたい・・・。)

 ステージが終わった後、トーダル君に会いに行ったら
「本当はもっと日本の歌を歌う予定だったんだけど(←本当か?)、1曲しかできなくてごめんねー。」 
と言われました・・・。
 クセニヤさんからは「いつでも喜んで『さくら』を歌うわ。」と言われました。(←かわいい。)

 それからトーダル君は
「プレゼントを勝手にグリョーブスさんにあげちゃってごめんねー。」
とも言いました。(直接私に会ったときに謝ろうと思ったらしい。何のことか分からない方は、投稿記事「『月と日』追加情報:グリョーブスさんのブログ」をご参照ください。)
 しかし、君の今回の一連の行為に関しては自分のブログにすでに書いたよ、と返事をしたら、トーダル君は固まっていました。

 ちなみに今回のトーダル君は映画「タイタニック」に出てくる無線技師(SOS信号をモールス符号で送っていた人)とそっくりの服装と髪型でした。最初ステージに登場したとき、
「え、なんで、こんなかっこう?」
という空気が会場を満たしていました・・・。

 画像で見たいという方は、こちらのトーダル君のブログ内フォトギャラリーをどうぞ。

http://todar-vojt.livejournal.com/1337.html#cutid1
 

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