ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

体を盾に子どもを守った警官 ベラルーシ

2016-03-05 | ベラルーシ文化
 3月2日に起きた事故だそうです。

【映像】体を盾に子どもを守った警官 ベラルーシ
 ベラルーシ総務省は3日、北部ビテプスクで2日に発生した衝突事故の映像を公開した。
 事故は交通量の多い通りの横断歩道で発生。子どもの後ろを歩く警察官のセルゲイさんが車の危険を察し体を盾に子どもを衝突から守った。
 セルゲイさんは足を打撲。子どもにけがはなかった。

(ベラルーシ、ビテプスク 公開:3日 画像:Ministry of Internal Affairs of the Republic of Belarus/Storyful/アフロ)


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 いやあ、すばらしい警官ですね。立派な人だから、こういう映像をベラルーシの政府機関が公開し、「大人のベラルーシ人は皆こうであるように。」と教えているようにも感じられます。
 しかし誰でもとっさにこんな判断と行動ができるかどうか・・・

 ベラルーシのニュースによると時刻は薄暗くなってきた夕方5時過ぎ、男の子は小学6年生。警官と子供はもちろん親子ではありません。
 轢きそうになった車は事故の直前まで路面電車の線路上を走行しており、それだけでも完全に違反。
 50代男性の運転手は、このときどこへ行こうとしていたか思い出せないと話しており、大丈夫?(飲酒運転? 体調不良? 薬物かなんか?)と不可解です。

 でも子どもは無事で警官のほうも左膝を打撲と言いながら、すぐ立ち上がっていて全然大したことなさそうです。積もっていた雪もクッションになっていたようですね。
 よかったー!
 こういう人のことを本物の男前ベラルーシ男子っていうんですね!



(追記)
 S夫に聞いたら路面電車の線路の上を車が走行するのは違反ではないそうです。
(@0@;)
 路面電車のじゃまにならなければいいらしい・・・
 このようすを録画していた車両が邪魔で、通行人に気がつかなかったという意見もありますが、横断歩道のところで、線路から道路に降りていこうとするのも変ですよね。、
 上記のような不可解な運転手もいるので、「路面電車の邪魔にならなければいい」という条件は危険だなあ、と思いました。