幼稚園の給食の話が出たところで、詳しくご紹介します。
ベラルーシの公立幼稚園では、朝食、昼食、おやつの3回の給食が出ます。
朝食は朝8時、昼食は12時半ごろ、おやつは午後4時半ごろに出ます。
幼稚園に支払う月謝のうち、ほとんどがこの給食代、と保育代ということになるのですが、日本円に直して1000円ほどでした。
この金額はベラルーシ人でも「安い」と言っています。これは国から補助がたくさん出ているからです。
さらに多子家庭(18歳以下の子どもが3人、あるいはそれ以上いる家庭。)だったり両親がともに身体障害者だったりすると、50%の割引きとなります。
ちなみに月謝は銀行振り込みでした。
さて、給食の内容についてです。
朝食は簡単なもので、バターが塗ってあるパンにチーズをのせたオープンサンド、2切れに飲み物(紅茶、ココア、果物のコンポート、子ども向けコーヒー飲料!)が日替わりでつきます。
オープンサンドではなく、クッキーにバターを塗ったものであるときもあります。(このクッキーがまた大きい。そしてバターの塗り方も厚さ5ミリぐらい。)
昼食はスープ、サラダ、黒パン、おかず、マッシュポテト、日替わりの飲み物、とリッチです。
(ああ、今自分が幼稚園に通っていたときに食べていた昼ごはんを思い出してしまいました。週に3日は母の手作り弁当で、残りの3日は卵サンドイッチと三角牛乳でした。)
スープはボルシチ、マメのスープ、キャベツのスープ、と日替わり。
サラダはキュウリ、トマトなどの生野菜をカットして作る野菜サラダ。ただ冬場は生野菜は高くなるので、酢漬けキュウリやキャベツ、ゆでた根菜(ビーツなど)と缶詰のグリーンピースなどをあえたものになることが多かったです。
黒パンは一人2切れずつ配られますが、おかわり自由。
マッシュポテトは主食のようにほぼ毎日出ていましたが、ときどき米やキビ、そばのおかゆが出るときもありました。
おかずは、ハンバーグ、白身魚のフライ、たまねぎやにんじんと蒸し煮したお肉など、柔らかいものが出ていました。
これもおかわり自由。
おやつはほとんど毎回、マンナヤ・カーシャでした。
これは小麦粉のでんぷんから作ったおかゆで、牛乳で炊き、砂糖やジャムで甘く味付けし、バターを一かけ入れた、子どもが大好きなおかゆです。
ときどきスィルニキも出ました。(スィルニキについて詳しくはこちら。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/cook/menu.html
朝、幼稚園へ子どもを連れて行くと、1回の入り口のそばに、このような掲示板があり、「今日のメニュー」が貼り出されています。(画像参照。)
これで今日、自分の子どもが何を幼稚園で食べるのかすぐわかるようになっています。
ちなみに幼稚園の中に厨房があり、調理師さんが1日3回の食事を作っています。
食事は毎回、1グループに3人いる先生のうち「衛生担当」の先生が厨房に取りに行きます。
食器は人数分が教室のほうにそろえてあり、食事が終わると衛生担当の先生が洗っています。
さて、このように充実した食生活ですが、好き嫌いをする子どもや食の細い子どもはどこにでもいます。
ベラルーシでは子どもにおやつを持たせる親がいます。「おやつ袋」にりんごや菓子パンを入れて持たせます。
私は1回も持たせたことがありませんが・・・。何しろ1日に給食が3回も出るのでおやつなんかあげなくてもお腹がいっぱいの状態だからです。
好き嫌いがあって給食を食べない子どもに限って、
「給食を食べないからお腹がすくとかわいそうだ。」
とおやつを持たせる親がいます。
とうとう保護者会で先生から
「おやつの食べすぎで、給食を残す子どもがいますから、おやつを持たせないでください。」
というお達しがありました。
せっかくベラルーシの給食は食事のバランスを考えたメニューにしてあるのに、その代わりにおやつを食べてたら、もったいないですよね。
(続きは 「ベラルーシの幼稚園 その4」をご覧ください。)
ベラルーシの公立幼稚園では、朝食、昼食、おやつの3回の給食が出ます。
朝食は朝8時、昼食は12時半ごろ、おやつは午後4時半ごろに出ます。
幼稚園に支払う月謝のうち、ほとんどがこの給食代、と保育代ということになるのですが、日本円に直して1000円ほどでした。
この金額はベラルーシ人でも「安い」と言っています。これは国から補助がたくさん出ているからです。
さらに多子家庭(18歳以下の子どもが3人、あるいはそれ以上いる家庭。)だったり両親がともに身体障害者だったりすると、50%の割引きとなります。
ちなみに月謝は銀行振り込みでした。
さて、給食の内容についてです。
朝食は簡単なもので、バターが塗ってあるパンにチーズをのせたオープンサンド、2切れに飲み物(紅茶、ココア、果物のコンポート、子ども向けコーヒー飲料!)が日替わりでつきます。
オープンサンドではなく、クッキーにバターを塗ったものであるときもあります。(このクッキーがまた大きい。そしてバターの塗り方も厚さ5ミリぐらい。)
昼食はスープ、サラダ、黒パン、おかず、マッシュポテト、日替わりの飲み物、とリッチです。
(ああ、今自分が幼稚園に通っていたときに食べていた昼ごはんを思い出してしまいました。週に3日は母の手作り弁当で、残りの3日は卵サンドイッチと三角牛乳でした。)
スープはボルシチ、マメのスープ、キャベツのスープ、と日替わり。
サラダはキュウリ、トマトなどの生野菜をカットして作る野菜サラダ。ただ冬場は生野菜は高くなるので、酢漬けキュウリやキャベツ、ゆでた根菜(ビーツなど)と缶詰のグリーンピースなどをあえたものになることが多かったです。
黒パンは一人2切れずつ配られますが、おかわり自由。
マッシュポテトは主食のようにほぼ毎日出ていましたが、ときどき米やキビ、そばのおかゆが出るときもありました。
おかずは、ハンバーグ、白身魚のフライ、たまねぎやにんじんと蒸し煮したお肉など、柔らかいものが出ていました。
これもおかわり自由。
おやつはほとんど毎回、マンナヤ・カーシャでした。
これは小麦粉のでんぷんから作ったおかゆで、牛乳で炊き、砂糖やジャムで甘く味付けし、バターを一かけ入れた、子どもが大好きなおかゆです。
ときどきスィルニキも出ました。(スィルニキについて詳しくはこちら。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/cook/menu.html
朝、幼稚園へ子どもを連れて行くと、1回の入り口のそばに、このような掲示板があり、「今日のメニュー」が貼り出されています。(画像参照。)
これで今日、自分の子どもが何を幼稚園で食べるのかすぐわかるようになっています。
ちなみに幼稚園の中に厨房があり、調理師さんが1日3回の食事を作っています。
食事は毎回、1グループに3人いる先生のうち「衛生担当」の先生が厨房に取りに行きます。
食器は人数分が教室のほうにそろえてあり、食事が終わると衛生担当の先生が洗っています。
さて、このように充実した食生活ですが、好き嫌いをする子どもや食の細い子どもはどこにでもいます。
ベラルーシでは子どもにおやつを持たせる親がいます。「おやつ袋」にりんごや菓子パンを入れて持たせます。
私は1回も持たせたことがありませんが・・・。何しろ1日に給食が3回も出るのでおやつなんかあげなくてもお腹がいっぱいの状態だからです。
好き嫌いがあって給食を食べない子どもに限って、
「給食を食べないからお腹がすくとかわいそうだ。」
とおやつを持たせる親がいます。
とうとう保護者会で先生から
「おやつの食べすぎで、給食を残す子どもがいますから、おやつを持たせないでください。」
というお達しがありました。
せっかくベラルーシの給食は食事のバランスを考えたメニューにしてあるのに、その代わりにおやつを食べてたら、もったいないですよね。
(続きは 「ベラルーシの幼稚園 その4」をご覧ください。)