自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

フクロウ4 死体の中に死体

2017年02月16日 | 玉川上水
驚くことはいろいろあるもので、フクロウの死体を拾うとき、枯葉や土を落としてポリ袋に入れました。全体としては羽が目立ち、骨はそのすきまに見えるという印象でした。一番目立ったのは胸骨で、それに続いて肋骨が見えました。それに続いて寛骨が見えました。それらを確認しながら、肋骨のあいだをみると、しわしわの黒いものがありましたが、これはひからびた消化器官など「内臓」です。ふとみると、その中に小骨があります。


写真ではわかりにくいので、イメージを描きました。

そこでハッと気付きました。
「これはフクロウが食べたネズミの骨だ!」
とすると、死んだフクロウの中に死んだネズミが入っているということだと、不思議な気がしました。

鳥は歯がありませんから、消化しにくいものを食べたら、飲み込んだあとに砂嚢で潰したり壊したりします。砂嚢は巨大な筋肉でできており、鳥は砂利などを食べてここに溜め、飲み込んだものを物理的に粉砕します。フクロウの場合、消化したものを食道を逆流させて吐き出します。


フクロウの消化器官


同時に、
「よく見れば顎なども入っているかもしれない、そうしたらネズミの種類が特定できるかもしれない」
とも思いました。
 あとでとりだしてよく見ると、実はそれはネズミではありませんでしたし、顎の骨は出てきませんでした。細長い骨があり、四肢の骨で脛腓骨と呼ばれるものもありました。



これらは、私の知る限りネズミではないように思えます。もしかしたらカエルか別の鳥の骨かもしれません。
 新たな課題ができました。

● あしたから27日までインドネシアに行きますので、ブログはお休みします。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フクロウ3 足 | トップ | インドネシアにいます »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

玉川上水」カテゴリの最新記事