自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

学習会 4

2024年02月23日 | 玉川上水
この研究のもう一つのミソは、鳥類調査なのに樹木調査をしたことです。各地で樹木の太さを測定して、そこから断面積を求めました。それを左から小平、小金井、三鷹、杉並の順に並べたのが下のグラフです。小平は緑色のコナラなどの落葉樹が多いですが、三鷹ではシラカシなどの常緑広葉樹もあります。しかし小金井と杉並はピンクのサクラが多いです。


生態学には多様性指数というものがあり、いろいろな樹木がごちゃごちゃであると大きく、少数種しかなくて、1種類が独占的だと小さくなります。それを算出すると、小金井が目立って小さいことがわかります。


そういうわけでこの結果は山島鳥類研究所の学術誌に掲載されました。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 学習会3 | トップ | 12月9日の玉川上水 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

玉川上水」カテゴリの最新記事