自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

ミヤコ

2010年04月16日 | 町田里山
田圃のわきにピンクの花がありました。よくみるとレンゲです。子供のころ、春の田圃はこの花で埋め尽くされたものです。大きくなってそれはレンゲが根粒細菌をもっていて空中窒素を固定でき、それで田圃に栄養を与えることができるのだときいて、見るためではないのだと納得しました。山陰では年寄りはこの花をミヤコと呼んでいました。昔、京都からもたらされたのではないでしょうか。そういえばキャベツをカンランといいました。もっともこの花を「蓮華」というのも、考えてみればおかしいです。「蓮の花」ではないのだから。
 まとまって咲く花が少しだけしかないと、違う花のように見えます。近づいてよくみると、ちゃんとマメ科の蝶形花をしていますし、先端の紅色かた基部の白へのグラデーションもすばらしく美しいことに気づきました。レンゲは遠くからしか見ていませんでした。

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