自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

草原と光1

2007年12月08日 | モンゴル自然
 しばらくおだやかな日本の冬のようすを紹介しましたが、モンゴルの冬に戻ります。
 フスタイ国立公園の草原を歩いていると、歩いても歩いても自分が進まない気がします。ずっと遠くまでくっきり見えるせいで、日本との距離感覚を測り違えるのです。500mくらいかなと思って歩いていると2キロくらいあったりします。
 夕方草原を歩いていたら太陽が傾いて光が横から射すようになりました。フスタイ国立公園は比較的起伏のある地形をしていますから、山の影が延びてきます。それが数キロ先のものだったりします。わずか1度くらいの角度でも距離が遠いと数キロの影になります。しかも数分の時間の違いで一気に影がのびたりします。これも日本で経験しなかったことのひとつです。
 自分の歩いている草原には光があたり、対岸には影があります。太陽の角度のせいか光に強さが増し、草原が輝きました。1本1本のノゲガヤStipaの穂には麦わらのような光沢がありますが、その無数の穂が太陽光をとらえてつややかに反射しているのです。

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