バロック音楽の旅9の第6回講座がこの前の日曜日に開催され、これで全6回の講座全て終了致しました。
第6回の講座は、「リュートでバッハ」というタイトルで、私がバッハの作品を演奏致しました。第1部の前半に、バッハとリュートに関するミニレクチャーを聴いて頂きました。15分くらいで終わる予定でしたが、20分過ぎてもしゃべっていたので、スタッフの皆さんは気をもんでいたそうです。バッハとリュートのことを語るとそもそも15分というのは短すぎたのかも。
演奏プログラムは、フーガBWV1000、組曲第3番BWV1009より、プレリュード、アルマンド、ブレⅠⅡ、組曲第6番BWV1012でした。1000番のフーガはそれこそバロックリュートを弾き始めた頃から手がけている曲で、大昔にギターで演奏していたこともありました。1974年のバロック・リュートに演奏の録音が残っていますが、今聴くとちょっとお恥ずかしい限りです。この曲を一番最近に弾いたのも、阪神淡路大震災の前年に神戸で弾いたのを記憶しています。今回久々に演奏するにあたって、原点に帰ってヴァイラオホのタブラチュアをそのまま弾くことにいたしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/d8/afc53841624b29094666fb5e9c34eec1.jpg)
組曲第3番ももう10何年か前のリサイタルで取り上げて以来のひさびさの演奏。組曲第6番は最近いろいろなところで演奏していますが、毎回ちょっとずつアレンジや指使いを変えてきています。こういった小改訂は永遠に終わることが無いのかも知れません。
講座当日は、まさかの超温暖日。暖房なしでもいけるくらい暖かい日でした。2月の中頃と言えば、一年で一番寒い頃です。昨年の第6回講座も同じ頃でしたが、昨年は確か前日に雪が降り、演奏家が桑名に無事来ていただけるか気をもんでいましたが、今年はウソのような日でした。もっとも昼から気温が下がるということでしたので、一応暖房は入れてもらいました。
バロック音楽の旅9に今年も沢山の方が応募、参加していただきました。来年も「バロック音楽の旅Ⅹ」として講座を開催致します。興味のある方はぜひご参加ください。
第6回の講座は、「リュートでバッハ」というタイトルで、私がバッハの作品を演奏致しました。第1部の前半に、バッハとリュートに関するミニレクチャーを聴いて頂きました。15分くらいで終わる予定でしたが、20分過ぎてもしゃべっていたので、スタッフの皆さんは気をもんでいたそうです。バッハとリュートのことを語るとそもそも15分というのは短すぎたのかも。
演奏プログラムは、フーガBWV1000、組曲第3番BWV1009より、プレリュード、アルマンド、ブレⅠⅡ、組曲第6番BWV1012でした。1000番のフーガはそれこそバロックリュートを弾き始めた頃から手がけている曲で、大昔にギターで演奏していたこともありました。1974年のバロック・リュートに演奏の録音が残っていますが、今聴くとちょっとお恥ずかしい限りです。この曲を一番最近に弾いたのも、阪神淡路大震災の前年に神戸で弾いたのを記憶しています。今回久々に演奏するにあたって、原点に帰ってヴァイラオホのタブラチュアをそのまま弾くことにいたしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/d8/afc53841624b29094666fb5e9c34eec1.jpg)
組曲第3番ももう10何年か前のリサイタルで取り上げて以来のひさびさの演奏。組曲第6番は最近いろいろなところで演奏していますが、毎回ちょっとずつアレンジや指使いを変えてきています。こういった小改訂は永遠に終わることが無いのかも知れません。
講座当日は、まさかの超温暖日。暖房なしでもいけるくらい暖かい日でした。2月の中頃と言えば、一年で一番寒い頃です。昨年の第6回講座も同じ頃でしたが、昨年は確か前日に雪が降り、演奏家が桑名に無事来ていただけるか気をもんでいましたが、今年はウソのような日でした。もっとも昼から気温が下がるということでしたので、一応暖房は入れてもらいました。
バロック音楽の旅9に今年も沢山の方が応募、参加していただきました。来年も「バロック音楽の旅Ⅹ」として講座を開催致します。興味のある方はぜひご参加ください。
ヴァイラウホのTABをそのまま使ってBWV1000を演奏!というだけでも感激ものであります。
私も先生の演奏を生で聞いてみたいです。
いつか機会があれば。
様々な見解もありますが、私はBWV1000はオリジナルもオリジナルで、995よりもバッハ神髄の名曲と思っています。
真偽は定かではないですが、バッハは自らTABでは記譜しない人でした。ですから、リュート用の編曲は、やはりリュート弾きの高弟にまかせたのでしょう。
ですから、ヴァイラウホのTABに忠実に弾くことこそ、バッハのリュート用編曲を弾くことになりますね。
しかも、ヴァイラウホのTABは大変に読みやすく、丁寧で清潔(笑)。あれほど読みやすいTABはめったにありません。
私もオリジナルファクシミリを古めかしいエイジング加工した紙に写して使用しています。見てるだけで、メロデイーが響き渡ってくるようです。
私にとって、BWV1000フーガこそ、自身の演奏技術の指針であり、弾けなくなったらバロックリュートの研鑽は終わりにして、19世紀ギターでも弾くことでしょう。
バッハのオリジナルの真のリュートのためのリュート曲というのは、1000フーガしかないのではと思うようになりました。
997もヴァイラオホによるリュートタブ版が残っていますが、フーガとジグのドゥブルはタブ化されていません。恐らく技術的に難しすぎるので断念したのではないでしょうか。
いずれにせよ、BWV1000のフーガは非常に特異な立ち位置にある作品で、リュート奏者として大切にしていきたい作品です。