ネットでこういうのを見つけました。
中を覗いてみましたら、ア○アリュートを始め国内外の製作家の楽器が10台ほど出ていました。ア○アリュートが2万円台、ナントカという外国の製作家のものが15万ほどの買い取り価格がついていました。中には8000円台のものまで。
この専門の査定員というのはどういう人なんでしょう。そもそもリュートを買い取るという広告自体意味があるのかどうか。買い取りで商売になるほど流通はしていないとは思いますが。どっかの自動車買い取りの会社が、事故車でもいい、壊れていてもいい、その自信は・・・?というTVCMを出していますが、このCMを見るたびになんかダークな背景を感じてしまします。リュートを買い取ってそのあと売るのでしょうけど、どうせ結構高いプライスを付けるんでしょう。でも商売になるんかな?
初めて知りましたね。
リュートを買い取る専門の査定員もいるという業者ですか・・。
東京方面にはいくつか数は非常に少ないですが、買い取る、又は委託販売できるところは知ってます。でも、クラシックギター系の店とか古楽器店の専門だけだと思います。
それがそうでない会社だと、どうなのかなあという印象もあります。
大手のクラシックギター系の店でも高価な名のある名器はまず、買取はしないでしょう、委託販売のほうがいいと助言されると思いますね。そして、演奏の経験者等が販売価格(委託料を上乗せし差っ引かれることを見込んだ価格)で買うかどうか、売れなければ、3か月くらいしてから値引き行います。それでもダメなら、ひたすら我慢して待つ、それでも買い手が無いなら、委託を止めます。そして、仲間、知り合い、リュートを始めたい人などツテを探し、ダメなら、一般買取業者のようなところへ持ち込むかでしょう。
今は、時代が悪いです。私も以前聞いたことがありますが、高価な名器はなかなか売れないそうですね。リュートは比較的年配層が多く、エレキなどと違い、専門的でコアなアカデミックな楽器で、そう簡単には買い手は見つかりません。クラシックギターの超名器でも30年前とは比較にならないほど値下がりしてますよね。400万を軽く切ってますし。
不景気で財布の紐を固くする国民も多くなり、90年代のようなわけにいきません。
これから、いわゆる名器を所有する方は、最後まで自分が使い切るか、お金に換えようとは思わず、使ってくれる人に譲るという選択しかないのかなとも思えます。
今年なって東京方面の楽器店へ行く機会がありまして、店主から諸々事情を聞くことができましたが、楽器が売れてないそうで、円安とも相まって輸入楽器は値も張り、買い取りを希望する人が結構来てるようです。