みどりの野原

野原の便り

1月9日 淀川を西中島南方から河口まで歩く 

2010年01月09日 | Weblog
西中島南方駅から淀川右岸をず~っと歩き大阪湾に流入する矢倉海岸
までの7キロを歩く。

吹きさらしの川沿いはさぞ寒いだろうと、昨日と同じ服装で来たら、
今日は温かくて汗ばむ陽気で風も心地よいぐらい。

駅から少し歩けばもう淀川の堤防・・・と言っても、堤防を下りると
広い公園。野球場がいくつも連なっていた。
その向こうが水路。

水路の向こうはヨシ原再生中の広い土地。その向こうに本流があるらしい
が、ここからは全く見えない。

水路沿いにしばらく歩くと、やっと本流のそばに出た。
昔の淀川は流路も細く曲がりくねり、たびたび洪水に見舞われたため、
川を直線化して幅も広げられた。今見ているのはその作られた川だ。

水面には所々水鳥の群れが見えるが少し遠い。
河口までではユリカモメ・ヒドリガモ・オナガガモ・オオバン・ホシハ
ジロ・キンクロハジロ・スズガモ・カワウ・カンムリカイツブリなどが
見られた。

鳥は潜って餌を採っているものもいるが、浮き寝しているものも多い。
夜に活動する鳥も多いそうで、鳥は暗くなると見えないというのはどう
やら嘘のよう。

 
     砂浜のようなところ          打ち上げられた貝殻    

 
       ヤマトシジミ     ミドリイガイ・コウロエンカワヒバリガイ
殻の色は違うがみんなヤマトシジミ 汽水域に生息

 
       ドロフジツボ                 淀川
フジツボにもアメリカフジツボ・ヨーロッパフジツボといった種類がある
ことを知った。
巻貝は口の所を継ぎ足して成長していくが、フジツボは岩に着いた部分
で新しい殻を作っていくそうだ。一度そこに着くと移動できない。
また、フジツボが付いているところは必ず水が浸かる場所だという。

こんな小さな生物もこの川を頼りに生きている。
 
阪急の線路・十三大橋・新十三大橋・淀川大橋の下を通り阪神電車姫島駅
に近い川原で昼食の後、河口に向かう。

下流ではカキ殻がたくさん打ち上げられていた。
さらに阪神西大阪線・新伝法大橋の下を超えて、2時40分ごろに淀川右岸の
先端で今日の最終地点、淀川の河口にある矢倉緑地に到着。

 
河口の川幅は700mぐらいもあるそうだ。向こうには大阪中心部のビルが
立ち並んでいる。             右)人工の潮だまり

矢倉緑地には人工潮だまりも作られ 遊べるようにしてある。
ただ一部干上がったりしているらしい。

淀川を歩くシリーズは今日で6回目。私は今まで都合がつかず来れなかった
が、上流から河口まで完歩した人はどんなことを感じただろう。
川岸にはゴミがたくさん打ち上げられているのも気になった。
この寒空にテント生活する人達も気になった。

矢倉緑地の反対側は神崎川の河口だ。
ここは大阪でも一番水鳥が集まる場所で、大阪に集まる鳥の数の内、相当
数の鳥がここに集まるらしい。3000~4000羽もいるという。
ちょっと遠いが、対岸沿いにたくさんの鳥が見えた。
鳥の種類は多くなく、今日見たものがほとんどを占めるそうだ。

帰りは近鉄も乗り入れている阪神西大阪線の福駅まで。2キロ余りを戻る。
合計で10キロ足らずの平坦な道ばかりなのに今日はちょっと歩き疲れた。
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