みどりの野原

野原の便り

4月29日 レンゲ畑

2013年04月29日 | Weblog
 
これほどのレンゲ畑は長い間見たことがない。うれしくなった。
ここではこの時期レンゲ畑を開放しておられるとのこと。

レンゲの花のつくりを観察して、虫による受粉のお話を聞いた後、蜜を吸っているところを見たいと探していたら、ちょうど目の前でセイヨウミツバチがレンゲにとまった。

 
2枚合わさった舟弁に止まりごそごそと花の奥に頭を突っ込む。
そして花の思惑通り花粉をつけて飛び立った。 実をつけているレンゲ

 
根についた根粒 根粒菌によって空中の窒素が固定される。

 
     モンキチョウのペア          テントウムシの幼虫
テントウムシの成虫 カエル モンシロチョウやシジミチョウ ヒバリやケリ
子供たちは網を振り回し走り回る。のどかな風景。

 
淀川堤防にはセイヨウカラシナの花がまだいっぱい咲いていた。
       右)白さび病菌に侵され異常に膨らんだ菌えい
田んぼの観察にはちょうどよいお天気だったが、午後は日陰がほしくなった。
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4月26日 飛鳥 観察会

2013年04月26日 | Weblog
担当なので早く飛鳥駅に着いた。ちょっと寒いぐらいだがお天気も大丈夫そう。
例年のことながらこの時期遠足の子供たちで大賑わい。駅前広場は満タンになり、その波が去ったかと思えば次の大波。
知り合いの歴史ボランティアガイドさんとも出会った。
飛鳥の観光シーズン真っただ中。

集まったメンバーで駅から少し北の道を通って鬼の雪隠・まな板から文武天皇陵へと周り甘樫丘へのコースを歩く。
飛鳥の一番美しい季節だ。
あまり変った植物もないが、たくさんの植物を観察した。

時間差があったので遠足の集団とも鬼の雪隠で交わっただけで後は静かな飛鳥だった。

自動車道が整備され、地下道ができ、コンビニもできた。
時代とともに少しずつ変っていく飛鳥だが、まだまだ野山の風景も美しい。
やっぱり飛鳥はいいなあと思う。

 
今美しいもののひとつ ハルジオン 色の濃いもの薄いもの  ウマノアシガタの輝く黄 

 
          ニガナ          ムラサキサギゴケ

 
           キリ               タニウツギ


        ヤワゲフウロ       困りものメリケントキンソウ
リストは会報で。
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4月23日 家の庭 ホタルカズラ エビネ スパラキシス シラユキゲシ など

2013年04月23日 | Weblog
 
  スパラキシス・シラユキゲシ            エビネ

 
      ホタルカズラ        ヤマブキ一重も咲いている


       タツナミソウ

他にもヒメツルソバ ヒメフウロ ムサシアブミ ウラシマソウなど・・
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4月22日 馬見丘陵公園 春爛漫

2013年04月22日 | Weblog
サクラは終わったが、馬見丘陵公園はハナミズキやツツジの仲間・ベニバナトキワマンサクなど花盛り。

 
ハナミズキ満開 写生する人がいた。      ドウダンツツジ


ツツジの蜜標 虫を蜜へと導く目印。蜜標のある花弁だけ形が違う。
その花弁の根元はくびれてそこに蜜がたまっているらしい。


オオイタビカズラ 大きい果嚢がついていた。 半分に切って見せてくださった。
入り口近くの雄花・出口をふさぐ構造がよく見えた。

イヌビワの仲間はコバチによって果実を実らせ、コバチは果実の中で繁殖するという共生関係があるという。
前にそのコバチに寄生するオナガコバチを見たことがある。複雑な関係だ。


ハナミズキやサクラの木の上を飛び回っている小さい虫がいた。
ケバエ と教えてもらったが、どこがハエなの?と思ってしまった。
成虫になってからは1・2週間の寿命だそうでその間に子孫を残すためのオスの飛行らしい。
幼虫は土の中で生息する。毛の生えたウジ虫のような幼虫がうじょうじょしていて気味の悪いものだそうだが、ここにこんなに飛び回っているということは幼虫も近くに住んでいたに違いない。
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4月20日 別府 ③午後の部 地獄と極楽 血の池地獄 竹瓦温泉など 

2013年04月20日 | Weblog
午後は予報どおり雨になってしまった。

タクシーに乗って鉄輪温泉を離れ、次の「血の池地獄」へ。


地獄への入り口。赤鬼に迎えられる。

 
血の池と言うからには赤い温泉 朱赤色の温泉を想像していたが、もう少しバラ色がかった赤だった。
血の池地獄は奈良時代から知られる日本最古の天然地獄だとか。池は広さ1300㎡ 深さ30mもあるらしい。
酸化鉄や酸化マグネシウムを含む赤泥は皮膚病薬にもなるそうで売店で軟膏が売っていた。
土産には赤い入浴剤を買ったが家で地獄の雰囲気を味わえるか?

 
    近くの龍巻地獄へ      間欠泉だった。

ちょうど来たバスで別府駅近くに戻る。
休憩に喫茶店へ  

 
昭和初期の別荘を改築したという茶房信濃屋 外からは温泉か旅館のように見える。 中も感じがいい。


大分名物のきな粉と黒蜜のかかった「やせうま」を食べる。うどんのような食感


通りかかった 高等温泉 今日は時間がないのでまた今度。


温泉巡りの最後は 竹瓦温泉 和風の重厚な建築 現在の建物は昭和13年 登録有形文化財になっている。
入湯料100円がうれしい。靴箱10円は後で戻る。

 
    階段を降りると砂湯がある(入らず。残念) 階段を上がると脱衣場 そこから階段を降りた所に浴槽がある。
高い天井 いい雰囲気。でもお客さんがいるので撮れないのが残念。

極楽気分を味わった後は夕食に。

 
しばらく歩いたお店で 関アジやサザエなどに舌つづみ。

最後に近くの別府タワー。


街中のタワーで、下部はビルになっていた。

さあそろそろフェリー乗り場へ行かないと。
タクシーにと思ったが、観光港を通るバスがタイミングよくあって、乗ったのは良かったが・・
娘が気がついて途中で運転手さんに尋ねたら「もう過ぎた」とのこと。2駅ほど乗り過ごしたらしい。
え~っ。何で? 案内では停留所の名「観光港」と言わずに「埠頭入り口?」と言ったらしい。
そんな殺生な。地元じゃないとわからないよ~。
愚痴っていたが降りて歩く羽目に。急がないと・・

雨の中歩いてフェリー乗り場に着いたのは出港10分前。
危なかった~。最後に地獄をみるところだった~。

19:35発のフェリーに無事乗り込み、船内のお風呂で最後の疲れを取り、後は寝るだけ・・
あす朝目覚めたら大阪だ。7:30大阪に到着予定。
船中2泊 現地0泊の駆け足旅行の終わり。
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4月20日 別府 ②午前の部 砂湯 鉄輪温泉 谷の湯 地獄蒸し料理

2013年04月20日 | Weblog
目覚めると間もなく別府観光港到着

 
甲板に出て見た。広い。お天気もまずまず。(天気予報は降水確率80%)

フェリーを下りて、見つけたカフェのようなパン屋さんで朝食。

その後、最初の目的地 海浜砂湯を目指す。砂湯は私の希望の一つ。


ヤシの木の植わった公園 南国情緒が湧きあがる。 海の近くへ。

 
植え込みの根元に シロバナマンテマ       一面ハマダイコン

海浜砂湯に到着。最近は少なくなっている砂の浜辺の一角。
浴衣に着替えて砂湯へ。

 
雨でも利用できるように可動式の屋根がつけられている。きょろきょろする間もなく私の番になる。
浅く掘ったところで枕に頭を乗せ、寝た上にスコップで砂をかけてもらう。
温かく重い砂が足元からおなかへ胸へとずしっ、ずしっと乗っていく。
このまま埋められたら・・とちょっと恐怖が湧く寸前でストップ。
じんわりと温かさがしみ込んでくる。
     左)入浴シーン①終わる寸前なので砂を除けようと手を出している。
砂湯は2つに仕切られ、砂は常に42℃に保たれている。
真冬でも入れるそうだが、海からの風の中の砂湯ってどんなんだろう。
10分間はあっという間だったが、体はほこほこになった。

次に少し歩いてバスに乗り今回のメインの鉄輪温泉へ。
ホテルや土産物屋が軒を連ねているわけでもないひなびた町。

 
 
源泉の施設はもちろん、側溝のグレーチングからも、道路の端からも町のあちこちから湯煙・・すばらしい景観だ。
いで湯坂・筋湯通りといった地名。上人湯・地獄釜・足蒸し・川へと流れ込む湯・こびりついた湯の花・・・
町を歩くだけでしっとり美人になれそうな・・

その中で、歩きまわって娘が目を留めたのが・・ここ谷の湯。後で知ったが知る人ぞ知る共同浴場だとか。

 

通り過ぎようとしたが・・半地下の入口まで行ってみると温泉らしい・・が、休業中? いや戸が開く。
中には浴槽があった。渋っ。
説明書きに沿って料金は上の家のサッシから突き出たプラスチックの筒に入れ、左側の女湯に入る。

渋いけれど汚くはない。かけ流しの貸し切り温泉だ。 極楽極楽。写真も撮り放題?
「相当危ないのもあるから気をつけや」

お昼は温泉熱を利用した「地獄蒸し料理」

  
        地獄蒸し工房       蒸し釜利用券と食材を購入して地獄釜へ

 
網かごに入れた食材を地獄釜に入れてふたをする。タイマーの時間を教えてもらって取り出す。
海鮮・イモやトウモロコシなどヘルシーでおいしかった。 
食材や調味料の持ち込みもOKらしい。横の人のかぼちゃがおいしそう。
午後へ続く。
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4月19日~21日 別府へ① 極楽と地獄と 現地泊0 

2013年04月19日 | Weblog
19日夜から現地泊なしの別府温泉巡り。
時間と費用を倹約してフェリーで娘二人と3人旅。

1大阪南港コスモフェリーターミナル9:55発 
乗り場からフェリーに通じる通路をわたってフェリーに乗り込む。飛行機のよう。


さんふらわーあいぼり・ほわいと 9300トン 定員710人
 
明石海峡大橋を通過 

震度2程度の細かい揺れはあるが、大きい揺れはほとんどない。
部屋はツーリストベッドの12名部屋で、2段ベッド上下に寝る。
狭いながらもカーテンで個室になるのでゆっくりできる。

仕事疲れの娘も普段寝不足の私も今日は早寝。
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4月19日 葛城山 ブナの花 初めてのギフチョウ カタクリ 

2013年04月19日 | Weblog
予定より早く御所駅に着いた。
バスの待ち時間は30分以上。
時間がもったいないなあと思っていたら、コミュニティバスを利用して途中まで行く方法もあるとのこと。
すぐに来たバスで老人福祉センターまで乗り、そこから歩くことにした。坂道だが15分ほどでロープウェイの駅に到着。
そこでみんなと合流して山上へ。温度計は10時 6℃ 

ロープウェイからはヤマブキ・コバノミツバツツジ・ヤマザクラ・ウワミズザクラの花が見え、山頂近くのシャクナゲも咲き始めていた。

山上ではブナがちょうど花盛り。
 
なかなか見ることのできないブナの雌花と雄花 小さくて揺れるのでピントが合いにくい。 

 
    雌花 赤い柱頭が見えた            雄花

ブナの写真をとるのに時間がかかって皆から遅れてしまった。
カタクリを見に自然研究露に入る。風が冷たいが天気はいいのでカタクリの花は咲いているかな?

新緑の真っただ中。気持ちよく歩いていると、目の前にひらひらと飛んできたものが、足元の地面にとまった。


  わあ。初めて見るギフチョウ!
カタクリの季節に何回も来ているのに今まで見たことがなかった。

 
カタクリは数もそんなに多くない上にまだ蕾が多かったのであまり目立たなかったが咲いているのもあった。

 
       エイザンスミレ             シハイスミレ

 
ニシキゴロモかと思ったが、ツクバキンモンソウかな?    スズシロソウ


ヤマウグイスカグラが可愛かった。

お昼にカモ鍋を食べた後、夕方からのお出かけのために一足先に帰る。
車で送ってもらって助かった。
短時間だったが、ギフチョウとブナの花が見れて満足。
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4月18日 吉野~宮滝へ

2013年04月18日 | Weblog
久しぶりに吉野へ。
サクラのシーズンは終わり、ヤエザクラやヤマザクラが少し残る吉野は静かで新緑が美しく、
オドリコソウ・シャガ・ジロボウエンゴサク・ムラサキケマンなど小さい草花が目を楽しませてくれた。

 
   オドリコソウの多いところだ          シャク

 
              金峯山寺 仁王門から蔵王堂へ

 
中の千本もすっかり葉桜 ぽつりと咲き残ったサクラ

 
             シャガの群生が見事
如意輪寺近くで弁当 
いよいよ山道へ。宮滝を目指す。
 
稚児松地蔵から喜佐谷へ 静かな山道を下る

  
高滝の滝壺近くへ行ける道が付いていた。 コショウノキ 花が咲いていた  

 
  桜木神社の近くの谷   境内の 御神木大杉 樹齢7.800年とか。


宮滝に出た。下流の吉野川のイメージとは違った荒々しい渓谷 

 
          岩がえぐられたポットホール 大小
ダムのない昔、激しい流れが岩を削ったのだろう。今は想像もできない。
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4月17日 音羽山展望台 音羽観音寺

2013年04月17日 | Weblog
音羽山に展望台ができたというので行ってきた。


     駐車した近くにミヤマキケマンが群生していた

  
丁石を数えながら急な参道を登る。 大部分舗装され昔よりはだいぶ登りやすくはなったがやっぱりはあはあ。
                      一重のヤマブキ 涼しげ
参道の草花は大切にされている。
 
ネコノメソウの仲間 イワボタン?     ヤマルリソウ 前はもっと多かったように思う。減ったかな?

 
      アオハコベを見つけた      ムロウテンナンショウ? 

 
丁石と所々にある可愛い看板に励まされ、音羽観音寺に到着。
    左)最後の階段   右)可愛い 安寿さん人形 2体になっていた。

音羽観音から音羽山登山道の途中にできたという展望台を目指す。
 
音羽山に向かって岩だらけの谷道を登る。
音羽山には何回か登ったことがある。
道に迷って頂上へつけなかったことも。 友達に上手にのせられて1回だけだが音羽三山を制覇した。
雪で途中で引き返したこと。いろいろな思い出がある。

もう頂上も近いのではと思われるぐらい登ってやっと展望台への標識を見つけた。


急に開けた展望台 刈り残したササの茎が気になるが、展望台には最高の場所だ。
今日はあいにくの曇りで二上山ぐらいまでしか見えないが、晴れていれば山の向こうの大阪もよく見えるらしい。
晴れた日の景色をまた見てみたい。

展望台周辺は木の種類も多そうでいい雰囲気。  このまま他の木を植えないで・・

 
山の間に集落が見えた。広場のように見えるのは談山神社の駐車場のようだ。かなり低く見える。
・・ということはここはかなり高い場所。音羽山の標高は 852m さあここは?
じっとしていると肌寒くなってきた。音羽観音寺へ引き返す。

 
オハツキイチョウ 何度見ても貫禄。 
        右)花まつり 甘茶をお釈迦様にかけてお祈り。 甘茶は懐かしい味だった。

 
今日は祭礼の日 本堂の前で安寿さんやお寺関係の人が皿回しのいろんな芸を披露された。拍手喝さい。
近くで見る皿回し。皿はどうなってるの?と見せてもらい、やらせてもらった。
2,3回失敗したが回すことができたのがうれしかったが、今日出演のみなさんは相当練習されたに違いない。

およばれの後、本堂では天国地獄の紙芝居でのお説教や御供播きもされ、お餅やお菓子のお土産もいただいて山を下りた。
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