みどりの野原

野原の便り

2月29日 平群へ下下見

2008年02月29日 | Weblog
いつもと違う道を確かめに平群へ行った。

風は冷たいが、いい天気。 イヌノフグリが1.2輪咲きかけていた。

 
   イヌノフグリ直径3ミリぐらい        オオイヌノフグリ 
                       この花は直径1センチはあった

カンサイタンポポが満開。

ギンヨウアカシアやアオモジがバッサリ バッサイされているところも
あった。 アオモジは雄雌の木が並んでいて見やすい場所だったので残念。

1月に十三峠越えで高安の方へ歩いた時はあったのに。

アオモジはツボミ、モクレン・コブシもツボミ


モクレンのツボミ 冬の毛皮コートを脱いでもその下にはフリースを着ている。

     
ソシンロウバイ      ロウバイ


         ソヨゴメタマフシ
ソヨゴに赤い実も残っていたが、こんなムシコブもあった。

帰り道はいつもと違う道を地図を見ながら歩こうとしたが、
地図が間違ってるのか、見るのがへたなのかその通りにはいかない。

迷いながら、まあなんとか大きい道にでた。

なんとか行けたけど時間がかかりすぎる。もう一度練りなおしが必要だ。
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2月26日 耳成山

2008年02月27日 | Weblog
用事ついでにずいぶん行ってない耳成山へ

麓の池にはカイツブリが6羽だけだった。
帰りにはカワウが2羽いた。あまり水鳥は来ないのか?

何本か道があるんだろうが、一番ゆるい道を登りはじめる。


         山道

カシの仲間やソヨゴ・ヤブニッケイ・ヒサカキやカナメモチなど
常緑樹が多い。
ヒノキの植林地もある。
クヌギなど落葉樹は高いところに枝がある。
樹木の名札がつけてある。「ビワバガシ」と書いてあるところに
「まちがい」とペン書きがあった。
ビワバガシは大阪の公園だったかで見たが、葉はぜんぜん違う。

名札付けも難しいなと思う。


  頂上手前に消火栓があった


足場の悪い木の根道 数分で頂上に出る。

麓からゆっくり歩いても30分もあれば登れる。


頂上は広場になっていて、3等三角点の石標がある。

標高139.7メートル 大和三山では畝傍山に次ぐ高さだ。
畝傍山と同じく古い時代の死火山だそうだ。

頂上の見晴らしは全くない。

ここもウォーキングの人が多い。山道では行き帰りで、10人あまり
の人とすれ違った。散歩コースにはちょうどよさそう。

他の道もこんど歩いてみよう。



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2月25日 万博公園

2008年02月25日 | Weblog
外来生物の調査をやるというので参加した。

池や流れを見て回り、目視や網もんどりを仕掛けておいて引き上げ、
どんなものがいるか調べるという。

すでに動物や鳥の調査は済んでいるようで、水生生物や植物をこれ
から調査されるようだ。

10数名がスタッフジャンバーを着て網やもんどりを持って池を廻る。


どんぐり池 ひょうたん池 心字池 春の泉 桜の流れ 等々・・

1つ目の池。水草も魚の影も生き物の気配がまったくない。
なにもいないわけはないだろうけど、この時期みんな水そこで身を
潜めているに違いない。
5つ網もんどりを仕掛け、後で回収したがここはなにも成果がなか
った。

      
     網もんどり             畳んだところ

なにも見つからないつまらない池もあったが、
ヨシノボリやメダカ・モツゴやバラタナゴがいた池や流れもあり、
生き物がいるのは楽しい

カワニナ・タニシ・イシガイ・シジミなど貝がいる所もあった。

           
       イシガイ              ゾエア

コイやソウギョがいる池もある。
草食の魚がいる池は水性植物も食べられてしまうだろう。

ある池では、網ですくい上げた泥の中を探していると、なにか動く
ものがあった。
水生昆虫かな? 泥が小さく動いている。
虫ではなくて、アメリカザリガニの赤ちゃんだとわかるのに時間が
かかった。
数ミリの大きさ。ちっこい!かわいい!
こんな寒いときに生まれたの?

         
         ザリガニの赤ちゃん  手袋の指先と

他の網にもザリガニの子供が捕れた。
これは兄弟かな?大人(生体)になるのにどのぐらいかかるんやろ?
何年ぐらい生きるの?

帰って調べてみた。
成長に適した季節なら半年で生体になり、寿命は2年ぐらいとのこと。
へえ~~。もう少し長生きなのかと思ってた。

こんなかわいくても外来生物。ここでは邪魔物なんだ。

有名な蓮池は水が抜かれていた。
26種類ものハスが植えてあるそうだ。それが混じらないように、仕
切りがされていた。これも今の季節ならではの風景・

 
       ハス池の仕切り               足跡

オオサギらしい鳥の足跡やアライグマの足跡もついていた。
アライグマに食べられたのかザリガニの殻もたくさんあった。
他では見なかったジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)や卵塊も見
られた。

季節柄、水草も少なかった。そんな中、池の隅にゾエア(アカウキ
クサ)がしっかりと冬越ししていた。暖かくなれば見る間に池を覆
いつくすほどの繁殖力を見せるおそろしいやつだ。

エビモやアオミドロのある池もあった。

全く水草のない池より、ある池の方が水性生物も豊かなように思っ
た。

ニホンアカガエルの卵塊があった池もあった。
もう中はまん丸ではなく、ひょうたん型になっている。
もうすぐおたまじゃくしになって泳ぎだすことだろう。

小さな池の中でもそれぞれ生態系が出来ている。

水の中の生き物や草など、みんな春を待っているのを感じた。

おまけはトラツグミ 林の中でさかんに落ち葉をつついていた。

      
         マンサク                メジロ

終わってから行った梅林はボチボチ見ごろ。満開の木もあった。


       梅林と太陽の塔の横顔
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2月24日 相楽園 ソテツとハクショウ

2008年02月24日 | Weblog
久しぶりの会に参加。
今日は大阪は雪で、JRも20分ほど遅れた。到着した列車はドアに雪
が固まっていた。
雪がひどければ中止になるところで、早朝から出てきた私は危うく無駄
足を踏むところだった。

なつかしい顔に逢えるかと思って行ったのに、ボルネオも一緒に行った
Oさんの突然の訃報。ショック!
それに尊敬するHさんの入院のニュースに落ち込む。


県庁前の近代建築 兵庫県公社(旧兵庫県庁) 北玄関

兵庫県庁前の植栽を少し見てから、相楽園へ

相楽園

相楽園は元は個人の屋敷と庭園だったが、神戸市に寄贈されたもの。
神戸市の都市公園で唯一、日本式庭園だ。

知り合いの人の山野草展に数回来たことがある。

蘇鉄園とも言われていたらしく、ソテツがたくさん植栽されている。


樹齢250年のソテツ 明治40年に鹿児島から移植されたらしい。

ソテツは生きた化石といわれるぐらい大昔 中生代~古生代から
生育している裸子植物だ。

ヤシと似ているが、ソテツは木

今までは蘇鉄を見ても「実が出来てるな」とか思うぐらいで、じっ
くり見たことがなく、今回よく見ると、いろんなことがわかった。


      
雌株 小胞子葉の元に種子が着く   雄株 長さ50センチ以上
                         大胞子葉の集まり 


      小胞子葉と種子 
種子は有毒だが、よくさらせば食用になるそうだ。                                       

      欧風スタイルの厩舎
                                
ソテツとともに見直したのがハクショウだ。
サンコノマツともいい、何回も見たことがあるはずなのに、幹など
よく見ていなかった。

 
  マツらしくない樹形   プラタナスのように薄く剥げる樹肌

葉はテーダマツやダイオウショウと同じ3葉のマツで、枝はしなやか


帰りに町中で見た芭蕉のツボミ かわいいバナナが寒さに震えていた





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2月22日 甲山(かぶとやま) 鳥三昧

2008年02月22日 | Weblog
西宮市「甲山(かぶとやま)森林公園」は六甲山の東の位置する309,4
メートルの甲山から山麓に広がる兵庫県立都市公園

           甲 山

管理事務所に立ち寄って散策路を歩き始めると、早くもジョウビタキが
お出迎えしてくれた。かわいい!


         散策路 

その後、次々と鳥たちが現れた。
小さい鳥は自分ではなかなか見つけられないが、今日の案内役の甲山
のエコガイドのボランティアで活躍されているUさん、鳥博士になり
つつあるHさんはじめ、皆さん詳しい方ばかりなので、小さい鳥を見
つけるのも早い!

みんなよりいくらか遅れて双眼鏡を合わす私だが、たくさんの鳥を自分
の双眼鏡ではっきり見ることが出来たのは、まったくみなさんのお蔭だ。
渡りの前の鳥たちを見れて幸せな気分。

ジョウビタキ・ルリビタキ・アオジ・ツグミ・シロハラ・シジュウカラ
・コゲラ・ヤマガラ・エナガ・メジロ・ミヤマホオジロ・コゲラ・キジバト
・キクイタダキ・・ビンズイ・コサギ は、はっきり見れた。
ウグイスその他、私が見れなかったものもある。

トラツグミも見られるそうだが今日は早朝から掃除に入られていて見れ
なかった。
アオゲラはドラミングのみ。

弁当を食べた仲良し広場のところでは、ほんの目の前でジョウビタキや
ルリビタキがよく見れ、そのほかの場所でも何度も何度も見れて、大満


 
     ネコヤナギ       アカメヤナギの大木 
                 幹がねじれてエネルギッシュ

ここには湿原も何箇所かある。希少な湿原植物が残っていて、生物保護地
区として立ち入り禁止にして湿原環境を守っている。


          湿原

この湿原はボランティアのUさん達が昨日草刈をしたそうだ。
 
   草刈の成果          柵で守られた湿原

ここで、初めて見るミヤマホオジロが4.5羽群れていた。そこにシロハラ
やジョウビタキ・ルリビタキも行ったり来たりして、そこだけでも満足で
きるぐらいだった。
ルリビタキのオスは青い色になるのに年数がかかるらしい。
でもきれいな色のオスを何回も見た。みんなかわいい。

草刈をしてくれたお蔭ですごく見やすかった。

    
(左)切った木をチップにして利用
(右)ハチ捕獲用ペットボトルにスズメバチが捕まって死んでいた。

自然学習館に立ち寄った。ここには私たちの仲間の「Iさん」が勤めて
おられる。
今日は急用で会えなかったのが残念だった。


         甲山自然学習館
ここは環境センターの1つで、環境学習や自然環境保全活動の拠点となっ
ている。

      
      館内
また、エコハウスとして、ソーラーを取り付けたり、屋根の暖かい空気
をダクトで室内に取り込み床の縁から吹き出したり、風通しを考え、地
中で冷やした空気冷房に使ったり、再生可能な国産杉材を使った建物で、
床も木材ブロックを使用している。

小さい建物だけど、マップや公園内の情報もいろいろ置いてある。

Uさんによると309メートルの甲山は、3(み)・0(わ)・9(く)「魅惑」の
山だとか、私も魅了された。

自然の宝庫「甲山」ミツバツツジの早春から春夏秋冬1年中楽しめそうだ。

整備された森林内は樹木も豊富で、名札もたくさんついている。
また来たい場所だ。


     梅林 紅梅のいい香りが漂っていた





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2月21日 アース

2008年02月21日 | Weblog
「珍しい。今日はいるの?」とご近所さんに言われてしまった。

ここ数日は遠くへは出かけていない。
久しぶりで昨日今日連続卓球に行き、みんなにめずらしがられた。

でも、車を使わずに歩いたり自転車で用事で出かけたりで運動は
出来てるかな?

さて、先日来、「アース」「アース」(殺虫剤ではありません。
映画です)と、2回ほど挑戦したが、1回は新聞で時間見て行った
のに上映時間が違ったり、もう1回はこれも新聞で調べていったの
に「うちでは上映しておりません」といわれたりの不運続き。
(原因追求はせずじまい)

今日こそは逃すまいと、近くのダイヤモンドシティ内の映画館へ出
かけることにした。

車で5分ぐらいのところなので、歩いていくことにし、30分を見込ん
で朝9時15分ごろ出発。
南西へ南西へと田んぼや旧村の中を通って行くが、意外と時間が
かかり、映画館のある商業施設前まで30分もかかった。

しかも大きい工事をしていて、ガードマンのいるところから入った
が、塀に囲まれた工事現場に迷い込み、ここから店の入り口に
行けるかを、今プレハブに入った作業員さんに聞こうとして、入り
口をノックして「すみません」とドアを開けたら、作業員さんは
後ろ向きに・・・
なんとそこは「トイレ」だった。・・・

あわてて閉めたのは言うまでもなく、他の作業員さんに聞いたら、
「ここから店へは通じてません」とのこと、そこでいったん車道へ
出て正規の門から店へ。「急がば回れ」

もう時間は過ぎてる。あせっているのに、エスカレーターは止まっ
てる。
「ここは10時開店です」と守衛さん。そういえばまだ10時前だ。
「映画館へは西の方から入ってください」という。
せっかくここまで来たのに今日こそは何が何でも・・あせりまくる。

またその西の方に行くのに手間取って(大型施設は厄介だ)、
やっとエレベーターに乗り、映画館受付へ。
10分過ぎていたが、「もう本番になりますがいいですか?」
(予告編が終わった)いいです いいです。

やっと5番の部屋へ。今まさに始まろうとしているところ。真っ暗
で足元が全く見えないので、画面が少し明るくなるのを待って、
近くの席に座る。

前置きが長くなったが、「アース」すごかった。

地球温暖化を考えさせる内容の動物や鳥などの映像で、北極
から南極まで、空に海に砂漠に氷原・・
よくこんな場面が撮れるな。どこからこんな映像撮ってるの?
という場面ばかり。
流行のやらせなど入る余地はないし。

「偶然地軸が傾いて出来た幸運の惑星地球」
地軸が傾いているおかげて、季節もある美しい星

北極海で、餌を求めて氷の上を行くシロクマ。
最初からハラハラさせられた。
北極の氷は年々薄くなっているという。
餌が捕れなければ死が待っている。

砂漠を長い旅をする象。餌と水を求めて命がけの旅だ。
それを狙う動物もいる。食うか食われるか。どちらも命がけ。

いつもテレビで動物ものを見る時、逃げる動物の味方になる。
弱いものを守りたくなる。「早く逃げてー」と叫びそうになる。

でも食う方の動物も飢えている。子供もいる。
今日は「もうちょっと。がんばって捕まえて」と食う方の味方
にもなってしまった。

どちらも命がけなんだ。

私も含めて人間はそんな真剣に生きてる?
動物の真剣さに感動する。

無責任に環境を破壊したツケは一番に動物たちにしわ寄せがきてる。
その延長戦上に人間という「動物」がいることを普段は考えない。

食われて死ぬもの、獲物が捕れずに餓死するもの。
目を覆いたくなるような画面も何回もあったが「目を覆っていては
いけないんだな」と思った。

温暖化をストップするために「あなたは何が出来ますか?」と結ば
れていた。

終わって明かりが点いたら、観客は私含めて3人。

「こんな映画もっとみんな見にきて環境を考えようよ」と思ったり、
3人のために上映するってエネルギーが無駄なような気がしたり・・・
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2月18日 御在所 2日目 山頂散策

2008年02月18日 | Weblog
三滝川沿いのホテルの角部屋の12畳。外は景色がいい。
昨日よりは雪が積もっている。

今日はいよいよ御在所岳山頂へロープウェイで登り、雪を楽しむ予定。

私たちだけのための朝ごはんが、たくさん残っているのを見て、「おに
ぎりにして持っていったら?」とラップや梅干やのりまで出してくださ
った。
余分な荷物は駅前のみやげ物やに届けておいてくれるというので預け、
身軽に出発。

宿の前からバスに乗り、ケーブルの駅近くのバス停へ。

先に着いた観光バスの客ももう上がってしまったらしく、人はまばら。
店も閉じているところが多い。冬だからというのでもないらしい。
20年ぐらい前までは賑わっていたけど「すっかりさびれてしまった」と
言っておられた。

ロープウェイは1分間隔で運行している。
プロカメラマンと一緒にロープウェイの客となる。
全長2161メートル。12分結構乗り応えがある。

山の上は霞んでいる。きっと吹雪いているんだろう。


高度が上がるにつれだんだん雪が深くなってくるのがわかる。

夏のハイキングと登山。秋の観察会でトンボのマーキングとハイキング、
今で3回目の御在所岳。冬ははじめて来たので雪景色が楽しみ。

ぐんぐん高度を上げ、山頂駅へ到着。

山頂駅で、長靴を借りて外へでる。もうそこは下界とは全く違う1面の
銀世界だ。


       枝の樹氷がきれい。

1メートルぐらい積もっているそうだが、歩くところは雪掻きがされてい
て、歩きやすいが、1歩それると深い雪。

雪・雪・雪・・・樹氷の中を歩く。


              
まるで満開のサクラの中に迷い込んだよう。
 

         雪の造形
 
山頂は1212メートル。

カメラマンがあちこちで、輝く樹氷を撮るために、日が射すのを待って
いる。
日が射したと思えばもう雲の中。そのわずかばかりのシャッターチャン
スを逃さないように、なかなか根気がいる。

スキー場のそばでは子供がそり遊びをしている。
いいなあ。うらやましいなー。でも子供専用の雰囲気


せめてこんなことをやってみた・・遭難者ではありません。

表登山道から1人上がってこられた。ひざまで雪がついている。
3時間余りかかったとか。拍手で迎えてあげた。

前に、夏に登った時でも、3時間あまりかかったのに、雪がこんなに積も
ってたらどんなんだろう。
かなりきつい登りだった思い出がある。

今年は雪中登山も行ってないので、本格的な雪景色は初めてだ。

雪景色を堪能して早めに下山した。
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2月17日 御在所岳へ1日目 蒼滝までハイキング

2008年02月18日 | Weblog
1泊で御在所岳へ雪を見に行った。

ゆっくり出発して
お昼過ぎ宿に着く。
ちらちら降っていた雪が、宿まで歩く途中に吹雪いてきた。
でも雪は思った積もってない。

宿の女将さんの話によると、1月はほとんど雪がなかったそうで、ここ
4.5日珍しく毎日雪が降り、でも「降っては溶け」の繰り返しだそうだ。
もっと寒いかと思ったが、案外寒くない。

荷物を置いて、蒼滝までハイキング。
車道は除雪車が通ってるせいもあり、縁に雪が残っているだけ。


それでも時々吹雪いて目の前が白くなる。

車道をそれたあたりから雪が少し深くなり、山へ入ると20センチぐらい
は積もった道になった。きれいな雪景色になってきた。


葉っぱの雪がかわいい。
 
雪が深くなってきた。

1箇所獣の足跡がついていた。岩陰から続いていたが何かしら?

蒼滝へ到着


1枚岩の上を流れ落ちる蒼滝 凍ってはいなかった。

大分前に西穂高の麓の平湯の滝が凍っているのを見たが、もっともっと
寒くないと凍らないらしい。


滝の近くの「雪の応接間」雪座布団がフカフカ

ここは登山コースにもなっていて、何人かが下りてこられた。
かなり年配の男の人が往復6時間かかったと行っておられた。


橋の欄干のカモシカ 本物を見たいなあ。

山道の雪を女将さんが心配してくれてたので、心配かけないように早めに
宿に戻る。

宿の泊まり客は私たちだけ。
食事、風呂もゆっくりと貸切。

早めに寝た。寝不足解消するか?
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2月15日 オプション オシドリ多数 柳本~桜井駅 

2008年02月15日 | Weblog
古墳めぐりの後、まだ時間が早いと、黒塚展示館から桜井駅まで歩く
ことに。

先ず、御陵餅を買って食べる。

崇神天皇陵
お濠にはオシドリが5・60羽いた。
しかも、泳ぎまわっていた。
1月に来た時も20羽ぐらいいたが、天気が悪かったせいか、山陰で休ん
でいるのが多かった。

マガモも多数。

前にカワセミを見た場所で、今日もいた!

お天気がよくて、オシドリもカワセミも色がきれいなこと!
何回もダイブしたが、獲物は捕まえられなかったようだ。
魚を捕まえたところを見たかったなあ。

カイツブリのカップルも仲良く泳いだり潜ったり。かわいい。

ここだけで満足できた。

景行天皇陵のお濠には何もいなかった。

山の辺の道を桜井方面へ。


         春の小川

               
                        花苗も無人販売
 

茎がおいしいブロッコリー「スティックセニョール」小袋100円

                
                    こんなに咲いているウメもあった。

途中のモモ畑で剪定して捨ててある枝をもらい、
畑で取り立ての野菜を買ったりしながら、時に山の辺の道を外れ、
歴史街道に出たりしながら三輪駅の近くを通り、大和川に出る。
大和川にはオオバン・コガモがいた。


エノキ? 恵比寿神社で

寄り道迷い道で桜井駅まで3時間。
よく歩いた。
ブロッコリーはおいしかった。
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2月15日 大和(おおやまと)古墳群 (オプションは次のページ)

2008年02月15日 | Weblog
飛鳥里山クラブ歴史サークルで飛鳥域外探訪シリーズ
「オオヤマト古墳群を訪ねて」
参加者30人余

大和(おおやまと)神社に集合して
「馬口山古墳」「ノムギ古墳」「ヒエ古墳」「マバカ古墳」
「波多子塚古墳」「西山塚古墳」「西殿塚古墳」「東殿塚古墳」
「燈籠山古墳」「下池山古墳」「中山大塚古墳」「黒塚古墳」
~天理市立黒塚展示館 という盛りだくさんなコース

大和(おおやまと)古墳群
奈良県東南部、天理市~桜井市にある古墳の密集地帯で
「纏向(まきむく)古墳群・柳本古墳群・萱生(かよう)古墳群」
などの総称らしい。
被葬者はほとんど不明だが、大和政権にかかわる主要人物が葬ら
れているようだ。

全長200メートル以上ある大きいものから、50メートル以下の小さい
古墳まであわせると2千基?ぐらいあるらしい。
小高いところはすべて古墳だ。
柿やミカンの果樹園・畑になっている古墳も多い。
今回は「萱生(かよう)千塚」といわれる地区を中心に廻ったこと
になるのかな?

特徴
中国思想の入っていない古墳時代前期の古墳が多く、地形に合わせ
て築造されているため、古墳の向きはバラバラ。

道路に分断されたり、道路工事の計画地にかかるものなど、存続の
危ぶまれている古墳もあるようだ。

大和(おおやまと)神社
元はもっと東にあったが今は上つ道沿いにある。
このあたりは春日大社の荘園であった。
春日大社の支配する地域で、その年一番の祭りが4月1日に行われる
「ちゃんちゃん祭り」。(一番最後は12月に行われる御祭り)
行列は6つの村をめぐり、後に行く中山大塚古墳の前方部はお旅所に
なっている。

戦艦大和の関係の戦死者3600人が祀られている社もある。

大和神社を出たすぐそばに馬口山(ばくちやま)古墳はあった。
1月に来たときも気づかずに通り過ぎていた。

天理街道を横切り、のどかな果樹園や田園風景の中を歩く。


イチゴハウスのそばを通ると甘い香りがした。

マバカ古墳
前方部と後円部の間を斜めに農道が横切っている。
バイパス工事も近くで行われていて、ヒエ塚古墳とともに保存運動
の中心地となっている。


         バイパス工事

刀根早生柿発祥の地
顕彰碑があった。
刀根早生柿は渋柿で、萱生(かよう)の刀根さんという人の平核無
(ひらたねなし)柿畑から発見され、昭和55年に品種登録され、全
国に普及した。

波多子塚古墳
昭和10年に発掘調査され、埴輪の原形「特殊器台埴輪」が出土。
前方部が開かない古い形の前方後円墳で古墳時代前期の古墳という。


        古墳は段々畑

西山塚古墳
山の辺の道沿いにあり、いつも通っていたが、よく見たことがなかった。
前方部は竹薮になっていて気づかなかったが前方後円墳らしい。
周囲に3つに分かれた周濠がある。
古墳の軸が南北になっているのは珍しいそうだ。


   前方部は竹薮  ここが衾田陵か?
 
そして、ここが衾田陵の手白香皇后(たしらかひめみこ)の有力候補と
なっているらしい。(次の西殿塚古墳に関連)

理由は
発掘調査で「葺石」や「特殊器台埴輪」「特殊円筒埴輪」が出土、
古墳時代前期、3世紀後半の築造と思われ、6世紀の手白香皇后(た
しらかひめみこ)の衾田陵とは時代が逢わないこと。
古事記に「衾田の丘に葬られた」と記述のあること。
埴輪が高槻市の新地埴輪窯で焼かれたものと同じ。などから。

西殿塚古墳
キチンと刈り込まれた垣根をぐるりと回りこむと、御陵正面。
手白香皇后(たしらかひめみこ)の衾田陵として宮内庁が管理して
いる。
(手白香皇后は第6代継体天皇の皇后 第29代欽明天皇の母)

萱生(かよう)の古墳群では最大の全長220(234?)メートルの前
方後円墳。
日本でもベスト19に入る大きさ。

出土品などから、手白香皇后(たしらかひめみこ)の衾田陵ではなく、
邪馬台国の卑弥呼に続く「台与(とよ)」の墓ではないかということだ。


  西殿塚古墳は「台与(とよ)」の墓?

燈籠山古墳

前方部と周辺が地元の墓地、後円部は果樹園になっている。
利用度抜群!の燈籠山古墳

下池山古墳
全長120メートルの前方後円墳
竪穴式石室から木棺や石釧路(石のブレスレット)・ヒスイの勾玉
・国内でも最大級の径37.6センチの鏡など出土。

初期大和政権の情勢を推測できる。

中山大塚古墳
ふもとの前方部は、大和神社のちゃんちゃん祭りのお旅所になると
いう。


南北に築かれた墳丘の山道を上ると後円部の上に出る。


竪穴式石室の位置を植木で示してあった。
ここも特殊器台が出土。墳丘裾には葺石がされていたらしい。

山すそで弁当を食べる。

黒塚古墳
国の史跡となっている。
全長132メートルの規模を持つ。
3世紀後半~4世紀の築造の前方後円墳
平成10年の発掘調査で、三角縁神獣鏡・鉄製武器など副葬品が多数
出土。


墳丘に登ってみると、竪穴式の石室が様子を復元してある。
主軸に直角に石室が掘られている。
ここにも地震の爪痕があった。石材が崩れていた。

天理市立黒塚展示館では
黒塚古墳の竪穴式石室と、出土品を復元して展示されている。


川原石と板石を使ったもち送り式の合掌式の石室の復元
その頃にこんな技術があることに感心する。
石にはベンガラが塗布されているという。

桑の木をくりぬいたという石棺は腐ってないが、粘土の棺台には水
銀朱の赤が鮮やかに残っている。桑のこんな大木があるの?

三角縁神獣鏡のレプリカもあった。重さ1キログラム 
持ってみたらずっしりと重かった。

今日は古墳時代初期のたくさんの古墳を見て、頭の中が、ぐちゃぐ
ちゃ。
帰ってから、資料を見たり、メモを見たり、写真を見たり、自分な
りに整理するのにすごく時間がかかった。勘違いもあるかも。

いつもながら、これだけでも頭に残ればいいんだけど、すぐ抜ける
のが情けない。
熱心に教えてくださる里山の講師陣にいつも申し訳なく思う。

解散が2時前。
「まだこんな早いね。桜井まで歩いて帰ろうか」ということになって
桜井までハイキング。
値打ちのあったハイキングだった。オプションの記事は次に。
コメント
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