みどりの野原

野原の便り

11月30日 園児と甘樫丘散歩 落ち葉飾り

2016年11月30日 | Weblog
地元の幼稚園児との交流事業で、甘樫丘を歩いた。

落ち葉道をサクサクサク・・ガサガサ・・ゴソゴソ・・
元気な園児 私の斑は年長さん。

途中でやさしい話をしながら落ち葉を拾う。
園児もいろいろ見つけて教えてくれる。
川原展望台 甘樫展望台では、畝傍山や耳成山 香久山に向かって「ヤッホ~」
そして、歩きながら歌っていた歌をみんなで歌う。

私たち年代で秋の歌といえば 「秋の夕日に・・」とか「真っ赤だな・・」とか「どんぐりころころ」だが、園児が歌ってくれたのは「森のファミリーレストラン」
森の大きいクヌギの木はね、森のファミリーレストラン・・・いい歌だ。

これがクヌギの葉だよ。
エノキの木では「オオムラサキの木や~」よく知ってます。

炭焼きやオオムラサキの飼育小屋も見て広場に到着。

そして、拾った落ち葉をリボンにホッチキスで止めて「落ち葉飾り」を作った。
子供らしいステキな飾りができ、つないで首飾りにする子もいた。

お土産は「どんぐりのストラップ」 
公園でお弁当を食べてバスで帰っていった。

今日作った「落ち葉かざり」のヒントは、先日、万博公園で見たものからの思い付き。(11月30日ブログ)

 
万博公園で見た「クモの糸にかかった落ち葉」可愛い~。 
             右)それを見てひらめいて作ってみた「落ち葉飾り」家に飾ってみた。
これなら園児でも作れるんじゃないかと提案したもの。

園児の作ったワイルドな落ち葉飾り、写真がないのが残念。
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11月29日 つぶらな瞳をこの目で見た。 ハエトリグモ

2016年11月29日 | Weblog
「あなたもハエトリグモを探したくなる」
先日講演で聞いた(11月20日ブログ)

確かにハエトリグモは身近にいる。
機会があればよく見てみたいと思っていたら、意外と早くその「機会」が来た。

「おい。クモおるぞ」 部屋の隅、ちょっと埃が・・
「掃除しようと思っててん」ちょっと言い訳しながら見ると・・ハエトリグモだ。

さっそく捕まえようとするが小さいのでなかなか指でつまめない。
やっと捕まえてルーペで見る。お~~目が見えた。

デジカメを出し、撮影にかかる。
黒い体に黒い目、見にくい上になかなかピントが合わず苦労する。


やっと撮れたクモの目 まん丸でほんとうに「つぶらな瞳」
4つ見える。他にもう4つ。合計8つの単眼があるそうだが、後ろの4つはよくわからなかった。
ものを見るのは前の目で、後ろの目は光を感じる役割らしい。

 
        ハエトリグモ背中側              ハエトリグモお腹側

気の毒なことに、長時間つまんでいたのでクモはだいぶ弱ってしまった。
死んでしまったかもしれないなあと、植木鉢の葉の上に乗せておいた。ごめん。

だいぶして、見たらクモはいなくなっていた。
良かった。失神していたのが息を吹き返してどこかへ逃げたらしい。
ホッとした。


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11月26日② ラン類の無菌播種 ホタルミミズ 発光  (ミミズ画像あり)

2016年11月26日 | Weblog
午後は
ホタルミミズの発光が見れるという講座に参加

時間が少し早かったので、まだ「ラン類の無菌播種」の講座をやっていて途中参加。


皆さん培地つくりの最中でコンロで鍋の中を混ぜていた。

『ラン科の植物は種子にほとんど栄養を含んでいないので、芽が出る時にラン菌の助けを借りて栄養をもらわないと発芽しないそうだ。
今までは親株の根元に種を蒔く、などの方法がとられていた。

無菌播種というのは無菌状態の種を栄養成分の入った無菌の培地に蒔くことによって発芽成長させるという方法。この方法で比較的簡単にランを増殖できるようになった』以上、調べた結果。

培地の材料は「粉末寒天・ハイポネックス・グラニュー糖・キッチンハイター・水」
分量を測って・・ビーカーに入れたり、スプレーに入れたり、分けたり・・

持ち帰り用のプリンカップもその液体で消毒。 
完全に溶けて煮立ったら火を弱め、最後に寒天を入れ、弱火で2~3分煮て溶かし火を止める。

それを培養容器(持ち帰る)に入れて冷ます。
この時も容器の周りや蓋にスプレーをかけて(消毒)蓋をする。
冷めて固まったのが培地で、そこにランの(今回はシラン)の種を蒔く。

これを持ち帰って置いておくと芽が出るらしい。

培地で芽生えたラン 1年目

遅れていったが1つ自分のを作らせてもらって持ち帰る。

 
            シランの果実  中には無数の種がある。

シランは株分けするので、種を蒔くこともないが、貴少なラン等では価値のある方法だ。
芽が出るまでうまく管理できるだろうか。

次は「ホタルミミズ」予定より開始時間が遅れている。
お話を聞いた後、実際に探して、発光を見るというので楽しみにしている。

ホタルミミズは成体の長さが20mm~50mm 体の太さ1ミリ~1,5ミリという小型のミミズ。
薄黄白色で半透明 刺激すると発光する特徴を持つ。

2012年ごろ迄は珍しいと言われていたが、その後全国でもあちこちで見つかり、奈良県でも講師の先生の自宅の庭で発見され、ホタルミミズが糞塊を出すことを発見されたそうだ。
今ではどこにでも見られる普通のミミズらしい。夏場には見られず、10月~4月ごろに見つかるという。

お話を聞いた後、ミミズ探し。
スコップとミミズを入れるバットを借りて校庭へ。

校庭の端の芝生が薄く残っている場所。
まず糞塊探し。小さいものなのでよく見ないとわからない。


糞塊は極小さい粒々 そのあたりを掘る。芝生の根が張っていて固い。

 
掘った土を手の上でほぐす。何度目か掘ってやっと見つかった。 

一緒にやっていた高校生たちは見つけるのが早い。見る間にいっぱいゲットしていた。


その後、部屋に戻り、バットの中でミミズの土を洗い流す。

そして、数人ずつ交代で暗い部屋で発光を観察した。
先生が尾の部分をピンセットでつまむと・・緑色の光がぼおっと見えた。
はじめは見えなかったぐらいかすかな光、でも確かに光っていた。
刺激によって発行物質を含む粘液が出るらしい。
粘液が付いたピンセットの先も少し光っていた。

h27年11月3日 タイのコンケンにあるモンタナ小学校でミミズの糞塔(大きいもので高さ30㎝近い煙突状)を観察した後、ミミズ調査のメンバーが学校の校舎に近い溝をさらえると、他のミミズと共にホタルミミズも見つかった。・・がその時は発光は見なかったので、今回自分の目で発光を見れて良かった。
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11月26日① 長居公園・植物園

2016年11月26日 | Weblog
長居公園

樹上の紅葉・黄葉・茶色の葉 根元に敷いた落ち葉も今なら両方楽しめる。


オニグルミ とっくに葉を落として冬支度


コブクザクラの花も咲きだした。

 
植物園のジュウガツザクラ 淡い花色であまり目立たないがほぼ満開。

今日はトネリコの実験をされた。

 
果実をつけているトネリコ  
           右)小枝を折ってペットボトルの水の中に入れると・・青くなった。
青い色は色素ではなく、「トネリコの材に含まれる物質が紫外線に反応して蛍光色を発した」ということらしい。
聞いてはいたが初めて見た。


ヤツデの花、雄しべが目立つ雄性期の花序、雄しべや花弁が落ちて雌しべが目立つ雌性期の花序・・いろんな状態のものが見られる。
蜜が出ているらしい。ハエの仲間がたくさん集まっていた。
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11月25日 亀岡 牛松山きつかった 愛宕神社 養仙寺 ・・ 

2016年11月25日 | Weblog
亀岡市 牛松山へ。

JR亀岡駅から保津川下り乗船場に向かう。
高校生らしい集団が同じ方向に歩いているのは保津川下りの船にのるらしい。

 
       霧のかかった山が牛松山か。       保津川下り乗り場
ここまで来て保津橋に入るのにちょっと迷う。

 
          保津橋               保津川ではなく桂川の表示

 
ちょっとウロウロしたが愛宕灯籠(文化14年)のあるところを右折。ずっと上り坂 
    右)竹藪を抜けてちょっと行くと明るい場所に出た。 福性寺 きれいな紅葉

金毘羅宮登山口 牛松山登り口の道標があった。


いきなりの登り。階段を登ると一つ目の鳥居。

落ち葉の山道を登る。


いい香りがすると思ったらタカノツメの落ち葉 
ヒロハトウゲシバ や ヒイロタケ 

文化6年の銘のある灯篭を過ぎ、2つ目の鳥居。

5丁の丁石・・6丁の丁石 登りはきつい。
タカノツメ・ソヨゴが目につく。


だいぶ登ってきたねえ。町がはるか下に見える。
後はもう少しかとパンフを見ると「14丁あたりから急坂登りになり・・18丁のすぐ上が金毘羅神社」  がっくり。えぇ~っ。今まだ6丁やん。・・ということはまだ半分も登ってないやん。
それに、今までは急坂じゃなかったのか?

頂上までお腹が持ちそうにない。もうひと頑張りして10丁でお昼にすることに。頑張ろう。
10丁でお腹を満たして出発。


登る。とにかく上へ上へ。ふうふう。16丁・・17丁・・

 
      足元にミヤマシキミがあった。
     右)見上げると金毘羅神社への階段があり鳥居があった。18丁の丁石もあった。


     金毘羅神社に到着 
一般に金毘羅さんは海上交通の安全を守る神さまだが、ここでは桂川の船の安全・保津川下りの安全を守っているという。

山頂三角点を目指す。

国分への道から少し左に入ったことろに三角点はあった。標高629m

ここから国分へ下る。
 
登りの道より急勾配の下り道。道の傷んだ所もあり、足がすくむような場所もあった。
カメラもカバンにしまい、とにかくずっとずっとくだる。
太腿の筋肉パンパン。気を付けないと膝を痛めそう。

三角点から約1時間 コンクリートの林道に出てホッと一息。
この山が「星ひとつ」?

林道を下ると愛宕神社


愛宕神社 創祀は古く、延喜式に載る「阿多古神社」はここに比定されているという。
本殿は鎌倉時代後期の造営で国の重文に指定されている。
社伝によると「京都愛宕山の愛宕神社はここから勧請されたもので全国愛宕神社の総本山」
とされる。そのため「元愛宕」「愛宕本宮」などとも称されるとか。

 
境内にある大杉は樹高19m 胸高幹周5.07m
         右)イヌマキの大木は樹高19m 胸高幹周2.73m
ムササビが住む森として亀岡自然100選に入っているという。

愛宕神社を後に国分バス停へと下る。

バスの待ち時間があったので、近くの布袋寺へ。

 
途中にあったお蔵 窓が面白い

丹波七福神 養仙寺
 
 
境内には布袋像がたくさん置かれていた。中にタヌキも混じっていた。

センリョウがいっぱい赤い実を付けていた。

ここも無人。山上の金毘羅神社も愛宕神社も、行き帰りの山道も全く人に会わなかった。

国分バス停から亀岡駅へ。
めったに筋肉痛にならないのだけれど、今回は翌日、階段の登り降りに痛みが残った。
久しぶりの筋肉痛だ。次の日にはほぼ張りはなくなった。
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11月22日河内長野 観心寺 延命寺・夕照もみじ サツマイナモリ

2016年11月22日 | Weblog
観心寺・延命寺を巡る。

観心寺
 
     紅葉との取り合わせが美しい観心寺 
金堂は室町時代の建立 本尊、如意輪観音は秘仏 4月に開帳される日があるらしい。
神呪寺・室生寺と共に三大観音の1つに数えられるそうだ。

楠木正成のゆかりの寺で、寺の入口には騎馬像が。神戸湊川で討ち死後、京都で晒された首がここへ送られてきたのを祀った首塚もあった。

南北朝時代は南朝方の後村上天皇の行在所となった。
境内には後村上天皇の「檜尾陵」がある。

境内にある厄除けの星塚霊場を巡る。

延命寺
 
         延命寺の境内から上ると長野公園 モミジが見ごろだ。


延命寺にある「夕照もみじ」樹齢800年とも1000年とも言われる古木。

今日見たもの
 
バショウ果実ができていた。バナナと似るが別種    ツチグリ 指で押すとプッと胞子が飛んだ。
                  
 
 サツマイナモリ もう咲いていた。    名前はわからないが伐り口にびっしり生えたキノコ
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11月21日 クヌギの虫こぶ  落ち葉

2016年11月21日 | Weblog
幼稚園児との交流の打ち合わせと下見。


歴史公園館の植え込みの上に積もった「落ち葉の布団」


クヌギハケツボタマフシ クヌギハケツボタマバチによる虫こぶらしい。

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11月20日 大阪自然史フェスティバル 小さな秋 クモのお話 

2016年11月20日 | Weblog
大阪自然史フェスティバル

博物館前の大屋根の下や、館内の会場を駆け足で回る。活動団体のブースもたくさんあった。
それぞれ展示や参加型のコーナーが多い。いくつか参加し、ミニ観察会にも参加、午後からは講演を聞いた。


 
双眼鏡のお店や手作りの工芸品を売るお店などでいっぱい。
       右)カエルやキノコや海の生き物の可愛いアクセサリーに心が動いた。

  
ほら貝を吹かせてもらった。ブオォ~。うまく音が出てびっくり。
                右)共生の森で拾い集めた鳥の羽根を丁寧に並べた展示。すごい。

 
  微小貝探しのコーナー      伊丹昆虫館 マダガスカルのゴキブリ 手に乗せてもらった。


鳥の写真と漢字合わせ。わからない漢字もいくつかあり。写真の鳥がわからないものもあった。
ヒントを出してもらって完成 鳥のミニ図鑑をもらった。もうちょっと勉強してということね。


つる植物あてのコーナー これならできそうだけど時間がない。

*ミニ観察会に参加。

「視ることは正しい知識の根源」と言われた。植物園のブナ科などの樹木を観察。
 
        シリブカガシ               ウラジロガシ

*午後は「クモの世界の楽しみ」のテーマで3人の講師の講演を聞いた。
ジョロウグモやコガネグモの仲間や昔田舎の台所にいたアシナガグモ、部屋にいるハエトリグモや面白い形のトリノフンダマシ・・ぐらいしか知らず、なじみが深いとは言えないクモ。

①「クモ 身近な隣人の知られざる生態」
講師は小学生の時クモの自由研究で賞をもらい、クモの研究を続けておられる先生。

クモは世界に45000種、日本に1600種もいるらしい。
見た目が悪いことから他の生き物に比べて人気がないが、愛好?団体もあるとのこと。
体のつくり、クモの糸の話。
クモの半数が網を貼らないこと。

網は、粘着力が落ちるので毎日張り替えることや、満腹の時と空腹時では網の大きさが違うこと。
網も粗くしたり細かくしたりすることなど。へえ~~と思うことが多い。

②2つ目の講演は「あなたもハエトリグモを探したくなる」との表題

クモは一般的に目は小さくてよく見えないらしい。
それに比べ、ハエトリグモは目が大きくて虫を目で見て捕まえ、網は張らない。
ピョンピョン飛び跳ねるのも特徴とか。

横浜市ではネコハエトリグモというクモを戦わす「ホンチ相撲」という伝承遊びがあるという。
日本には名前の付いているハエトリグモが104種類いて、その内102種類の撮影に成功したそうだ。

「目が大きくてかわいく、姿形も多様で、観察も手軽なハエトリグモ」
探してみたい・・とまではいかないが、こんど家で見かけたら捕まえて「つぶらな瞳」を見てやろうと思う。
「つぶらな瞳」の魅力に嵌ったわけではないだろうが、虫嫌いのうちの主人小さい虫でもぎゃあぎゃあ言うのに「あれは虫を食べてくれるから飼ってある」とハエトリグモにはなぜか寛容だ。

③学芸員さんによる「クモをとりまく昆虫の話」
幼虫がクモの卵のうに侵入して卵を食べる昆虫。
麻酔をして巣に持ち帰ったクモに卵を産み付け、幼虫の餌にする昆虫。
クモの背中に卵を産みつけ体外寄生して、殺さずに体液を吸って成長するクモヒメバチの話。
クモはその間、餌も捕り普通に生活する。そして、クモヒメバチが幼虫から蛹になる頃、クモを操作して、身を守る強固な網(通常の編ではない)を作らせるのだとか。

クモの敵は鳥ぐらいかと思っていたが、そうではないらしい。

会場は聴講の人でいっぱいだった。
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11月19日 万博公園 紅葉ベスト3 カワセミ ナンキンハゼは食べられる? ハタケチャダイゴケ

2016年11月19日 | Weblog
雨上がり。降りだしそうで降らなかった。

紅葉真っ盛りの万博公園の中で私が選んだ「紅葉ベスト3」
 
          ガマズミ                       リョウブ


         シラキ

 
ヒマラヤスギ 雄花序のつぼみ 下にもたくさん落ちていた。雄花は春に咲く。

 
      ケヤキ 落ち葉もきれい。                  モミジ


      黄色鮮やか クワ?

 
        ソラードから紅葉を眺める。                メグスリノキ

 
「ナンキンハゼ ビールのつまみにいけますよ。ボリボリボリ」 ええ~っ!毒じゃないんですか?
1つ嚙んで見た。軽い歯ごたえ。でも味はない。やっぱり飲み込むのはやめておこう・・吐き出した。
ネットでも食べると書いてあるのは「鳥さん」ばかり。
「種子には毒があるので、絶対に食べないこと」と書いてある記事が多いのでお勧めしません。

おもしろかったこと。
 
森の腐葉土の中にあった黒いぶつぶつ 「ハタケチャダイゴケ」というキノコらしい。初めて見た。
少し日が経っているのか中にあるという小塊粒はほとんど見えない。
 家でよく見ようと思って持ち帰ったものは途中でぐちゃぐちゃになり、それを分解したら「小塊粒(胞子の塊)」らしい糸の付いた粒(写真右)が見つかった。

うれしかったこと。

 
何度もカワセミに会えたこと。今年見るのは初めてだ。


クモの糸に引っ掛かった落ち葉 うん。これはいい。いいことを思いついた。(後日)
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11月18日 鵜殿 オギ原 ネナシカズラ ホソバイヌタデ ナガエツルノゲイトウ ホソバツルノゲイトウ

2016年11月18日 | Weblog
晩秋の鵜殿

堤防に立つと、遠くに白い穂が目立つ。オギの群落だ。手前には緑の葉を付けたセイタカヨシも目立つ。
1年草のヨシは枯れて茶色になり目立たない。ススキはあまりない。

長年鵜殿で調査などをされているメンバーの案内で歩いた。

ヨシ原を覆うツル草も入れ替わる。
 
特定外来生物に指定されているアレチウリは早い時期に芽を出し繁って早い時期に枯れる。
                右)もう果実が茶色く枯れているものが多い。枯れた果実は棘が強烈 
枯れたアレチウリの上に今元気にかぶさっているのがカナムグラ。
                         
まるで「次はお前だよ」とバトンタッチしたような光景。
ツルマメやゴキヅルもすっかり枯れ姿。


枯れたツルの下からヨシが芽を出しているところもあった。

サデクサ・コイヌガラシ・ホソバイラクサ・ホソバイヌタデ・ヤガミスゲなど、大阪府又は環境省の絶滅危惧種になっている植物も多いが、ナガエツルノゲイトウ・アレチウリなど特定外来生物に指定されている外来種もある。

 
果実をつけて枯れていたネナシカズラ            アメリカネナシカズラは開花中

 
    ナガエツルノゲイトウ(特定外来生物)             ホソバツルノゲイトウ

 
ホソバイヌタデ(大阪府絶滅危惧Ⅱ類・環境省の旬絶滅危惧) イヌタデよりやさしい花色 
花被や葉裏に盤状腺点というものがあるらしい。未確認

 
ホソアオゲイトウの中で紅紫色になるものを「ムラサキアオゲイトウ」というらしい。
                           右)これはオオイヌタデの紅紫色のもの。

導水路 ヨシの生育する4月~10月ごろまではポンプアップした水がながされる。

鵜殿の良質のヨシは昔から雅楽などに使う篳篥(シチリキ)の蘆舌に使われてきた。

河川改修で川幅を広げ、川床を掘り下げたりしたため水位が低下し、ヨシ原が乾燥化したためヨシ群落が大きく減少。ヨシの生育を促すために川からポンプアップした水を水路に流したり、下流では水面近くまで地面を切り下げたり、いろいろ工夫されている。

お昼はいつものように河原でお弁当。ここは大阪で一番広い空が見える場所。

川の流れが変わっていて、いつもは渡れない中州へも細い流れを飛び越せば行けた。

新名神高速道路の計画が進んでいて、この広い空は分断されるらしい。
鵜殿のヨシ原への影響が懸念されるが、淀川を越える橋の橋脚は対岸の河原とこちら側の堤防あたりに立つらしく、なんとかヨシ原のど真ん中に橋脚が建つというのは回避できるらしい。
どうなることか。どんな景色になるのか。
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