みどりの野原

野原の便り

3月31日(土) 平群 福貴畑③

2007年03月31日 | Weblog
自然大学同窓生8人を案内して、福貴畑で観察会兼花見
心配していた天気は大丈夫。ホッ!
コースは植物観察を中心に道端や田んぼや山の草木を見ながら、
あまり距離は欲張らないことにした。

Aコープまわりで田んぼの道を通り白山神社へ。
細かい花を見ていくと結構時間がかかるけど、ゆっくり歩きは
大好き。いろんな草花が見れた。

       この辺はカンサイタンポポが優先

途中でテントウムシを見たり、鳥を見たりしながらビューポイント
をいくつか回り途中で弁当も食べて、帰りには、少し変えた道を
下り、普門院へ立ち寄った。
道路からちょっと入ったところで、見過ごしそう。

普門院
「白山神社を隠居所にしていた法隆寺の高僧「道詮律師」が開いた
福貴寺の塔頭の1つで、重要文化財の桧の一木作りの観音立像
が祀られている」と説明板にあったが、
民家建築のその建物は荒れ果てている。大事な仏像はちゃんと保管
してあるんだろうか?忘れ去られたような場所だった。

近くの重要文化財の藤田家は、門が開いているようなので、今日は
公開してるのかと思って見に行ったら、どうやら不幸事があったようだ。

藤田家
重要文化財になっている藤田家は、関東で荘園を持ち、鎌倉時代に
武士となった後、時代を経て平群(へぐり)で大庄屋となった家系で、
敷地内に小山を持ち、大和棟茅葺屋根のりっぱな屋敷が残っている。
いつも門が閉められ、茅葺屋根の一部を覗き見ることしかできない。
屋敷を囲む塀の中はヤマモモなどの大木が何本も聳えている。
屋敷内にある小山から塀の上にかけてシダ植物のヒトツバが生い茂っ
ていた。
葉裏には茶色い胞子嚢がビッシリ着いていた。
  
           重要文化財 藤田家                 ヒトツバ

帰り道にあるツボリヤマ古墳を見る。
駅近くで空き地にある木に6羽ほど鳥が留まっていた。
イカルだと教えてもらった。
しばらく留まってくれたので、双眼鏡をあわせることが出来、頭の
黒い模様もはっきり見れてよかった。


この辺りには、セグロセキレイもハクセキレイも多い。あちこちで見
れた。
途中にツバメの巣があったが普通のツバメともう1種違うのがあった。
コシアカツバメ?イワツバメ?
        
   つぼ型の巣 ツバメはみえなかった。      普通のツバメの巣 ツバメが出入りしていた。
 

三里古墳・長屋王の墓・奥さんの吉備内親王の墓を見て、喫茶店でひと休みして
解散した。

     この上が吉備内親王の御陵

遠くから来てくださったみなさんありがとう。
鳥を教えてもらえてうれしかったです。








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3月29日 ワイヤプランツの花

2007年03月29日 | Weblog
ワイヤプランツって園芸植物知ってますか?
寄せ植え等の足元に植えられておなじみですね。


今日、お隣のMさんに「ワイヤプランツの花見たことある?」と聞かれ、
「えっ。ワイヤプランツって花咲くの?」と言ってしまいました。 
家にもあったけど、花が咲いたのは見たことがありません。

連れて行ってくれたのは、それも近所のHさん宅ののフェンスに架けた
植木鉢で、花はたった一つ咲いていました。
蝋細工のような可愛い花です。真ん中の黒い天は種? 初めて見ました。


シダじゃないんだから、考えてみれば花も咲くはずですよね。

花の咲いていたのは、葉っぱもまばらの元気のない株だったので、
「これは子孫を残しておかないと危ない」と、あわてて花をつけたのかもね。
とMさんと話したのでした。
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3月29日 折り紙の兜

2007年03月29日 | Weblog
お隣のMさんに折り紙の「兜」を教えてもらった。
前にお雛様と一緒に習ったのに、すっかり忘れていたから。

大きいサイズで、豪華な金色の入った両面和紙の折り紙でおれば
すごく豪華です。
いい紙ないかなー。
家の中お雛様から、五月飾りに変えないとね。








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3月28日 ブタ汁パーティ 自然大学 同窓会

2007年03月28日 | Weblog
富田林の奥ノ谷で、自然大学同窓会。エッ!この間卒業したばかりじゃん。 
そうなんですけど・・

卒業制作?でこの場所を使わせてもらい、(詳細は3月のブログ参照)
その時に、山に桜
そのサクラが咲いているところをみたいなあ。という所から計画されたもので、
他の班もそれぞれ自分たちの作ったものを確認しておきたいと
いう思いもあった。
参加者は19人。

また富田林自然を守る会にこの場所をお借りし、他いろいろお世話になった。


今日は28日で滝谷不動のお祭りで電車も混んでいたし、駅前から屋台の店が
並んでいる。
それを見越して、今日のお昼の野菜や飲物などは屋台で購入。
えーっそんなに入る?というぐらい買った。

集合場所のミカン小屋広場に行く途中の「水の生きもの池」に我が3班製作の
柵がある。
竹の青い葉はすっかり茶色になって、かえってそれが自然とマッチしていて
いいなあ。
  

池を覗いてみるがオタマジャクシは見えない。
前あんなにいたニホンアカガエルのオタマちゃんはみんなカエルになったの?

スタッフのNさんに聞くと、この池(といっても元田んぼの湿地)は、先日
一度干上がったのだそうだ。
エエ~ッ!じゃああのオタマちゃんは全部死んでしまったの? 
でも日陰になるところにまだオタマジャクシがいたので一安心。
あとでT先生が「アオサギがいつも来て食べている」とも聞いた。
自然界はきびしいんだ。オタマちゃんがんばって!!

池にはハリガネムシも2匹泳いでいた。
ヒロハラカマキリのお腹に住む長ーい針金のような虫。
見たことはあるが、水中の姿をはじめて見た。感激!

いよいよお昼の準備、
今日は大鍋でブタ汁を作る。買ってきた野菜を剥く、切る。洗う。
男性も料理の得意な人がいて切るのもお手の物。
    
料理教室卒業したHさん  シイタケの佃煮も手作りOさん   みんなで準備

ここは電気も自家発電。
飲料水は運んでタンクに溜めたものを外にも配管してある。
下洗いの水は雨水を風呂浴槽に溜めたものを使用。
ここでは水は貴重品だ。
いつも無意識に使っている水のありがたさを知る。


カマドの準備、焚き火の準備


シイタケも採ってもいいよ。とのことで、切った野菜を入れるのをNさんに頼
んで、栽培しておられる所へみんなで採りに行った。
    
     シイタケ原木        シイタケいっぱい       大きいシイタケ

ここでは「(山から)帰りは手ぶらで帰らない」が合言葉になっている。
帰りには焚付け用の乾いた杉の落ち葉を拾って下りた。

焼きシイタケ用の竹串がほしいわ。というと、すぐに手つき鮮やかに
ナタで手作り竹串ができ、それに刺して焚き火の周囲に刺して焼く。

焚き火にはもちろん焼き芋もホイルに包んで埋める。

みんなの手際のよさ。
私何をしたっけ?と思っているうちに出来上がり、みんなでブタ汁パーティ。
Yさんが屋台で長い列に並んで買ってきてくださった、アンコ餅やおこわも
おいしかった。もちろんおいし~い飲物もあったよ。


その後、山をひとまわり。
ショウジョウバカマの咲いている所にも案内してもらった。
咲いたばかりのういういしい紫がきれい。
  
        ショウジョウバカマ              シュンランのツボミ

1班の「もりたくさん」植生調査・*下樵(したごり)・巣箱作りをした場所。
*下樵(したごり)とは
下刈りに似てるが、何かの木などを残すためなどに周囲の下生えの木などを
伐ること

オオシマザクラは開花。他の桜はまだ少し早い。
巣箱を確認。その1つには草が運ばれていて歓声があがった。

2班の「木の名札作り」の成果を確かめながら歩く。
まだ芽が出てなくても、名札があるとわかりやすい。

3班は池の周りに作った「柵」の屋根の補強のためにメンテナンス。
シュロナワで下の横桟と屋根を端でくくった。
我が子の世話をするような感じ。また見に来るから元気でね。

同期会の名称を4期にちなんで「四季の会」として(仮名で書くと勘違いがある
ので注意)又の再会を約して解散となった。





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3月26日 平群~福貴畑②~十三峠~元山上駅

2007年03月26日 | Weblog
昨日に続いて平群へ。
十三峠からの元山上口駅への道を確認しておきたくて、
今日はKさんSさんに案内をお願いした。
妹と友だちMさんと5人でのハイキング

(週末に又来る予定なので、詳細は省略。簡単に紹介する)
平群から白山神社への道も、違う田んぼ道を教えてもらった。
春の田畑の草花がいろいろ見られるので週末の観察会が楽しみだ。
白山神社からはいつもの道で福貴畑へ。

              ベニシジミ
今日は天気もいいので、昨日より花も開いてきている。
今はハクモクレン・サンシュユ・ツバキ・ユキヤナギが満開。
トウモクレン開きかけ、サクラもだいぶ膨らんでいる。
特にアオモジは圧巻。


        ハクモクレン(妹の写真)

最初のあたりでゆっくり観察し、ツクシも、あれば目をつむる
ことが出来ず、ノビルやヤブカンゾウなどの春の山菜を採った
りしてのんびり歩いたので、杵築神社(きづきじんじゃ)へ着
いたのはすでに3時前になっていた。
杵築神社はこのあたりの古くからの氏神様で、湯釜(くがたち)
も行われるそうだ。 カヤの大木がある。


「これから先の方が長いよ」と言われながらも、予定通りに行
くことにする。でも又ツクシが・・・

そこからだらだら上って3時半ごろ十三峠に着いた。

ここは大阪八尾市との境の尾根だ。
在原業平が天理から八尾市神立の女性の下へ通ったという「業平道」
ともいわれ、大阪から伊勢への参拝ルートにもなっていたと説明板
に書かれていた。

こんな山を越えて通われたら、まいっちゃうなあ。
業平さんの情熱と努力はすごいなー。

そこから峠の名にもなった十三塚の近くを生駒スカイラインと平行
して山道を歩く。
陸橋を渡りしばらくして右の山道に入る。

西大和ネイチャーが里山管理をしている実習地へ案内してもらった。
常緑樹は伐採されて、山は明るくすっきりした里山になっている。
ずっと前に1回だけ来たことがあるが、その時とはだいぶ印象が違う。
林縁にはカンアオイやヒメカンスゲがあった。
常緑樹や下草を刈ったらショウジョウバカマやササユリも出てきた
という。
でも、盗られたのかササユリはなくなってしまったらしい。



元の道へ戻り、山を下る。
山道にイノシシのラッセル跡や掘った穴がたくさんある。
人が掘ったかと思う深い穴もある。これもイノシシの仕業?
しばらく歩いていたら、わけがわかった。
山道にタケノコの皮が散らかしてあった。
イノシシはタケノコを食べているんだ。

家が点在するあたりへ来たときにはもう5時。
さらに下って生駒山口神社から元山上口駅に着いたのは6時前に
なっていた。今は日が長いのでまだまだ明るいけれど。


Sさんの万歩計によると、1万9000歩 13キロぐらいとか。
すごく急なところはなかったが、よく歩いたなあという感じがする。

Kさん・Sさんありがとう。


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3月25日 平群 福貴畑①おみやげいっぱい

2007年03月25日 | Weblog
雨で西大和ネイチャーの福貴畑は中止になったが、友だちが弁当
作った。というので、3人で行くことにした。

小雨の中、駅から竜田川を渡り、住宅地の端のコースを歩く。
去年見つけたイヌノフグリを探したが、見つけられなかった。

途中、道しるべを見て、ツボリヤマ古墳に立ち寄る。

ツボリヤマ古墳
7世紀初頭の両袖式横穴石室を持つ。奥の玄室にある石棺はずれているが
蓋は残っている。
せん道にある石棺は蓋がなくなっている。

        ツボリヤマ古墳

白山神社から山道へ入り、水道タンクのある第1のビューポイントへ。
今はハクモクレン・アオモジが満開。早咲きのサクラもよく咲いている。
他の花はまだ少し早い。一週間ぐらいで満開か?


カメラマンの人に「今日はお天気がね~」と声をかけたら、
こんな日の方がいい写真が撮れるという。
後ろが煙っている方がきれいなんだとか。なるほど。
私たちは晴れがいいと思うけど。
カメラマンは他の人と一味違うものを目指しているという。

民家のところを左に入って第2のビューポイント
アケビが満開、ツバキも満開。雨も止み、お弁当にする。

今日はここまでで引き返す。
帰り道、タンクの横を入り地蔵のところから初めての道を下りた。
そこにもきれいな所があった。(第3のビューポイント)

サクラの枝にガガイモの実がいくつもぶら下がっていた。
傘を使って手繰り寄せてみたが、時期が遅いので中の綿毛はなく、
それこそスクナヒコナの舟のような形で鞘が残っていた。

畑の柵の所に選定したモクレンの蕾がいっぱい付いている枝が落ち
ていたので、もらって帰ることにした。
モクレンを抱えて坂を下ったが。谷に突き当たってしまい、元の道に
引き返す。

墓の手前を左に折れて下ると炭焼きをしているおじさんがいた。
こじんまりとした炭焼き窯だ。ドラム缶が埋めてあるらしい。
私たちを見て、「このモモ持って帰り。ちょっと前に切ったものやけど」
といわれて、3人大喜びで水に漬けてあるモモの枝を分けた。

炭焼きは遊びでやっているんだそうだ。盛んに煙が出ていた。
ドラム缶でも20キロぐらい炭が出来るそうだ。

          炭焼き窯


ハクモクレンとモモの束を抱えてどんどん下ると住宅街へ。こんなはず
ではなかったが、とにかく駅へ向かう。

まだ時間も早いので道標にあった長屋王墓と三里古墳(みさとこふん)へ。

踏み切りを越え、歩いていた所、「モクレンもって帰り」とおじさんから
声がかかり、またまたモクレンもいただいた。
花を抱えているので、花が好きと思って声をかけてくださったらしい。
超うれしい。(言い方が古い)

この辺の人はなんてやさしいの。一段と大きくなった花束を抱えて歩く。


  セグロセキレイの水浴び

長屋王墓は宮内庁の管理で、「聖武天皇の時の太政大臣で、藤原不比等に
より自殺に追いやられた悲劇の王らしい。近くに奥さんの吉備内親王の墓
もある。奈良の 元「そごう」のところに長屋王の邸宅跡があり 木簡な
ど出土した」とは、主人の話で、確認してないので確かかどうかは知らない。

三里古墳(みさとこふん)は天井石もなくなって玄室とせん道がむき出しだ。
奥の壁に石棚がある変わった古墳だ。石棚がある古墳は、県内では、下市の
岡峯古墳と大淀の槙ヶ峯古墳の2つだけだそうだ。
   
             長屋王墓                      三里古墳 

ハクモクレン・モモ・シモクレン(トウモクレンかも)片腕に抱え込むほど
もらい、道でとったツクシと、今日はおみやげの多い日だった。

花はさっそく家に飾った。


今日の献立は、
ツクシ入り玉子焼き・キュウリと海草のヒトエグサとオゴノリの酢の物・
白菜と油アゲとスナックエンドウとフクロフノリのみそ汁と鯖の塩焼き
またまた安上がり。





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3月24日 タンポポ調査 結果

2007年03月24日 | Weblog
去年2006年に行われた、タンポポ分布調査の結果が送られてきた。

タンポポ調査について
近畿2府5県(三重・和歌山・大阪・奈良・京都)で行われたもの。
去年2006年は本調査の年だった。

3月~5月 花と実のあるものを選ぶ。
調査用紙に総ほう外片(ガク)の形等を5段階から選ぶ。
調査場所をメッシュに当てはめたコード番号を記入する。
花はティッシュに包み、種はセロテープに貼り付ける。
それを封筒にして、各県の実行委員会宛に送付する。
雑種かどうかは、調査表の総ほう片の状態(そりかえり)と、
送った花の花粉を顕微鏡で見て調べられる。
種から発芽した苗のDNAを調べる時もあるという。


前の年に続いて、2006年は事前説明会にも行って調査用紙をもらい、
住所の近くやハイキングに行った場所などを利用して、15個体送った。
送付費用は自分持ちなので、何回かにまとめて送った。


調査の結果から
在来の2倍体タンポポ(カンサイタンポポ・トウカイタンポポ)
  総ほう外片が密着する。花粉が揃っている。
  兵庫和歌山・三重県でほとんどないところもあるとのこと。
  (*橿原・飛鳥あたりでは結構ある。ほとんどないところがあるとは・・)

在来の倍数体タンポポ(シロバナタンポポ・キビシロタンポポ)
  シロバナタンポポは近畿に広く分布(*橿原・飛鳥では多い)
  キビシロタンポポは頭花は薄い黄色~白 三重・京都・兵庫・
     奈良県で確認されたとのこと。(*よく見ればあるかも)

外来タンポポ(セイヨウタンポポ・アカミタンポポ)
  総ほう外片が反り返る。
  セイヨウタンポポは広く分布
  アカミタンポポ(種が赤い)都市部に多い(*この辺では少ないように思った。)

雑種タンポポ
  総ほう外片の反り返り方がバラバラ
  大阪市街地・阪神間に集中 (この辺でも結構見られた) 
  

総ほう外片の反り具合を5段階の絵に当てはめるのがむつかしかった。
場所をしっかり覚えておかないと、メッシュコードに当てはめる時困る。

花の色も薄いものや雑種などあり、気をつけて見るといろいろ気がついた。
都市化、開発、道路の開通などによってタンポポのせめぎあいは続くことだろう。








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3月23日 家の夕食

2007年03月23日 | Weblog
今日の我が家の夕食は

フクロノリ入り 山菜炊き込みご飯 
  山菜は既製品です。そこへ採ってきたフクロノリをプラスした。
  (栄養満点でーす)

サラダ
  キュウリとシーチキンと採ってきたオゴノリを塩コショウマヨネーズで。
  (オゴノリの歯ざわりがシャキシャキ)

セイヨウカラシナのカツオかけ しょうゆで
  (さっと湯通ししたもの ピリッと辛味が)

みそ汁
  シメジと豆腐と採ってきたヒトエグサ
  (なにより黄緑の色がきれい)

サケの塩焼き
  これは買ってきたもの

ツクシの佃煮の残り

以上でした。
なんて安上がりなヘルシーな晩御飯。

なにしろ ネンキン生活なもので・・・
お金は楽しい方に回しましょう。

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3月22日 石川寺 三尊石仏

2007年03月22日 | Weblog
飛鳥里山クラブ総会の後、車に分譲して石位寺へ行く。

石位寺は現在無住寺で周辺住民により管理されている。

2月16日に歴史クラブで、桜井近辺の史跡を回った時、立ち寄ったが、
扉は閉ざされていて、石仏は見れず、
歴史クラブの方が予約して下さって、今日カギをあけてもらうことに
なった。

       収蔵庫を開ける
扉をあけると、縦118センチ・横125センチの丸みのあるおにぎり型
の石に、脇侍を両側に従えた仏像の浮き彫りがあった。

       三尊石仏(パンフより) 

柔らかな感じの、整った、傷のない石仏だ。
くちびる、着衣のヒダのあたりに赤い色が残っている。

遠近感のあるイスに座っておられる。足元やハスや天蓋などの作風
から白鳳期の仏像であることがわかる。とのこと。
川原寺のせん仏なども似た特徴ががあるらしい。
薬壺を持っておられないが、これは薬師如来だと村の方の説明があ
った。他にもそんな例はあるらしい。

元は粟原寺にあったものが、衰退により(粟原流れといわれる洪水
の説もあるが)仏像も周辺に散らばり、この石仏も大正5年ごろに
その辺に転がっていたのを発見されたらしい。荒れたお堂の中にあ
ったものを昭和52年に文化庁が収蔵庫を作ったとのこと。

普通では拝顔できない石仏に会えて、幸せだった。
お世話して下さった方、車に乗せてくださった方ありがとう。


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3月21日 加太城ケ崎海岸 春の海

2007年03月22日 | Weblog
和歌山県加太 城ケ崎海岸で磯の観察会
ここ2・3日の寒さを思い、吹きっさらしの海岸はどんなに寒いだろう。
海用の靴の他、濡れることも想定して荷物はいっぱいだ。


加太駅より30分近く歩いて11時過ぎに海岸に着く。斜めの断層の岩が
洗濯板のように並ぶ海岸だ。水は澄んでいてきれい。
久しぶりの海だ。

             城ケ崎海岸
なによりありがたかったのは、風も穏やかで、寒くなかったこと。

潮の引いた岩の上は海草がたくさん生えて緑色をしている。
それがヒトエグサという食べられる海草だと聞いて、さっそくおみやげに
海草摘み。
よく見れば、他にもいろんな色と形の海草が生えている。

海草の上は滑りやすい。ここで滑ったら大変だ。用心用心。

お昼には、採れたての海草の入ったおみそ汁。磯の香りがしておいしかった。

海草の説明、食べ方も教えてもらった。

地元の人は私達よりもっと先の方で、ヒジキを採っている。商売用か、
たくさん採っておられた。

食べられるヒトエグサ(1層の薄い葉、平たくぬるぬるする。洗って、
絞って干し、吸い物やノリの佃煮に)・ヒジキ(ホンダワラの仲間だが、
ホンダワラのように浮き袋を持たず、茎の中に浮き袋を持つ。生で食べ
ると渋みがある)・フクロフノリ・オゴノリ・ワカメ

他にはウミトラノオ・ヤツマタモ・ピリヒバ・イワヒゲ・カヤモノリ・
ツノマタ・ムカデノリ・フダラク・クロソゾ・マクサ・ナミノハナなど
という海草もある。

ワカメやノリなどは今年は不作だとか。
  
            ヒトエグサ                  フクロフノリ

  
            オゴノリ                   ムカデノリ

  
             ヒジキ             ワカメ メカブが付いている

生きものもいろいろいる。
大人が海草採りに夢中になっている間にも、子供はいろんな生きものを
見つけてくる。

アメフラシは、いつも見る普通のアメフラシの他にもいろんな種類がい
るようだ。
1匹解剖された。消化管の中に食べ物を潰す役割の咽頭歯というあめ色の
石のようなものが出てきた。赤紫色の色素も流れ出ている。

ミドリアメフラシ・クロヘリアメフラシという小型のアメフラシもいた。
貝には見えないけどアメフラシは巻貝の仲間だそうで、体に小さく薄い貝
殻を付けていた。


アカクラゲ(刺すらしい)ヤツデヒトデ・クモヒトデ・オオヘビガイ
ムラサキウニの中ぐらいのを1つ割ってもらって、みんなで試食。
マダコを見つけてきた子もいる。

ミドリヒモムシはちょっとグロテスク。(写真は載せません)
体の太さが均一でなくて、深緑色のヒルのような生きもの。
参加者が手に乗せていると口から赤っぽい舌の様な細いものがズルズル
出てきた。それで食べ物をくっつけて食べるそうだ。
かなり長く伸びる。水に戻そうとした時、舌だけが取れて手に残ってし
まった。
わあ大変と思っていたら、「よく取れるんですよ。又再生しますから大
丈夫です」と言われてホッ。
私も手に乗せたが、ペットリとして、手触りはやっぱりヒルのよう。


岩にいっぱい空いた穴。雨だれが穿った穴のようだ。これはどうしたの?
正解はイシマテガイの仕業だそうだ。
イシマテガイが酸を出して貝殻でグリグリと掘って、居場所を作るそうだ。
なかなか根気のいる仕事だろう。

  
  石に空いた穴小さい貝が入っていることもある。    イシマテガイの殻

他にもいろいろな生きものが見れて、海は楽しいな。

駅までの車道の横には艶のあるハマウドの葉、トウダイグサなどあった。
ナルトサワギクがここにも咲いていた。

           トウダイグサ(有毒です)

  
       ハマダイコン             ハマダイコンの根

民家の庭にはワカメが洗濯干しに吊り下げて干されている。
店先でワカメを干していたおばさんが食べても言いと言ってくれて、干してあるワカメをちぎって食べた。カリッと乾いたワカメは塩味もよく磯の香りいっぱいだ。
海から採ってきて、水洗いなどせず、そのまま干すそうだ。

そのつもりできれいにして採ってくればよかったな。

後日談

ヒジキは大失敗。
生では渋く、鉄鍋で一昼夜炊かないと柔らかくならない。圧力鍋で10分ぐらい焚いてもいい。と聞き、朝、圧力鍋で焚いて、そのままフタを緩めずに外出して、帰ってあけてみたら、煮崩れていた。仕方なく佃煮にした。
歯の悪い主人はこの方が普通のヒジキより食べやすいと言うので、まあなんとかなるか。
豆と炊こうと思っていたのに、大失敗。

ヒトエグサは朝パンの上に乗せたり、ドレッシングやポン酢で食べたらおいしい。
大きな輪の「アーサー汁」はアオサかと思っていたが、ヒトエグサだとか。
佃煮も





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