動けない植物は、いろんな方法で分布を広げる。
動物や鳥にくっついたり食べられたりして種子を遠くへ運んでもらう。風に運ばれて散布する。水の流れで運ばれる・・
「雨滴散布」という作戦をとっている植物もある。
雨の日に果実を開き、雨が当たった衝撃で種子を飛び散らせる植物。
アカバナユウゲショウも雨滴散布をする。
以前、初めてそれに気づいて観察してみたことがある。 以前のブログ 参照。
先日、ちょうど果実が付いた枝を何本か採ってきたので、ベランダに置いて観察した。
ベランダに、ビンにさした果実付き枝を置く。
一番下のは、気付かない内に種子が出てしまったもの。
06:07 雨にあたって果実が開いていた。たくさんの種子が見える。
(写真が撮りにくいので部屋に持ち込んで写す)
また雨の降っているベランダに出しておく。
06:25 次に見た時、種子はほとんど飛び散っていた。
雨が当たって飛び散る「瞬間」はなかなか見れない。
07:36 次に見た時には種子はすべてなくなっていた。
07:37 まだ果実はたくさんある。
雨に合わせ、果実を閉じたり開いたりして種子を完全に放出するようだ。
後日(6月)29日に見ると、果実は昨日の雨ですべて見事に種子を散布して、ガクが花のように開ききっていた。
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