みどりの野原

野原の便り

8月30日 若狭2日目③ 小浜 街歩き 蓬嶋楼(ほうとうろう)

2015年08月30日 | Weblog
小浜の街 
   
   庚申堂   厄除け魔除けの身代わり猿 奈良町のよう。
料亭や旅館が多かった3つの町を合わせた3丁目は連続テレビ小説「ちりとてちん」のロケ地


べんがら格子の家 重要伝統的建造物群保存地区になっている通り。
落ち着いた街並み。飛鳥坐神社に因んだという飛鳥区があるのにも驚いた。

旧料亭「蓬嶋楼」(ほうとうろう)もそんな1角にある。
蓬嶋楼は明治から昭和にかけて料亭を営み平成9年までここに居住されていたそうだ。

通りから入ったタイル張りの玄関

ボランティアの方が案内してくださった。
  
入ったところには丸に十の字の提灯箱 村田家の田をイメージしたものらしい。
商売人らしく、神棚や招き猫などが棚に祀られている。

 
次の帳場には長火鉢 ここで酔客の相手をして酔いを醒ましてもらったらしい。
火鉢の手前側は引き出しになっていて、余熱を利用して海産物の乾燥などに使われていたという。
勧められて、火鉢の前に座り、キセルを持って記念撮影。おかみさん気分。

奥の仏間には布団ダンスや金庫が並ぶ。
箱階段を上がると2回は広い部屋が続いている。

 
       主室に三日月         次の間には満月のデザイン
 
著名な画家の絵や6双屏風の書 などどれも立派だった。 ヤマドリ

私がよかったのは、ガラスや障子

 
閉め方で模様の変わる障子    繊細な模様ガラス

 

遅めのお昼は教えていただいたお店で。マーメード定食と焼きサバ寿司
後は一路我が家へ。19時ごろには到着
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8月30日 若狭2日目② 小浜 犬熊海 海の生き物 

2015年08月30日 | Weblog
小浜に入る。
よさげな「犬熊(いのくま)海水浴場」で車を降りる。

 

海水に濡れた髪のまま帰るのも嫌なので、今日は海には入らず、シュノーケリングの子どもがいろいろとってきてくれたものを岩場で観察。 ここも貸し切り。

 
        イトマキヒトデ 裏返してみた。元に戻るか?

 
  小さいアメフラシが2匹 可愛い。   外套膜の内側に貝殻の名残がある。


ウニ ぴったりとくっついてはがれない。

 
   ミズクラゲ  毒はあるが弱い
      右)アンドンクラゲ 立方体の傘から4本の長い触手 足ばかりが目立つ。
刺すのはほとんどがこのアンドンクラゲ。強い痛みとミミズ腫れになるとか。
幸い、子どもは刺されなかったようだ。


人工物に見えた緑色の糸のようなものは海藻らしい。糸を紡げそう。

 
途中経過を見ていたイトマキヒトデは盛んに管足を伸ばしていたが、帰る頃になってもまだ表向きにはなれず、時間切れで他のものと共に放免

JR小浜駅のそばを通る。小浜街歩きは次(若狭2日目③)につづく。
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8月30日 若狭2日目① 神子漁協 神子神社 アブラギリ~水月湖 年縞 

2015年08月30日 | Weblog
早朝に漁船が帰ってくるというので宿からすぐの神子漁協へ見に行く。
  
         神子丸が帰ってきた。         神子漁協

 
横付けした船の生簀から網ですくった魚をクレーンで降ろす。

 
                     選別                   
  
      シイラ  カジキマグロ すぐにお腹を割いて内臓を取り氷水の中へ。

 
タイ小 サワラ小 アジ中 ほとんどは小アジ 大物は少ない。
見る間に選別されて、クーラーボックスを持って買いに来ている人もいた。

コンクリートの床も水で流されきれいになったころ、トンビやカモメが増えた。
海に落とされた小魚を狙って水に舞い降りる。

夕べ私たちが食べた魚もここから上がったものというので後で聞いてみたら、夏場は魚も少ない。獲れた時に生簀に入れて活かしておくとのこと。

 
       ボタンヅル満開             ラセイタソウ


漁村の路地を抜けると神社があった。

 
神子神社 社殿は小さいが、境内は広く、大木もあり鬱蒼としている。

 
     タブノキ巨木    ムクノキの青い実がたくさん落ちていた。

宿に戻る。

貼ってあったポスター「神子は山桜」は有名らしい。
「船から山桜を見るといいよ~」と宿の御主人
「かつてコロビ(油桐)畑として開墾した時、地境目印としてヤマザクラを植えた」とある。
あ。それでか~。漁協近くの山裾にあったアブラギリの謎が解けた。
江戸時代、藩がコロビ(油桐)作りを奨励したらしい。昭和初期まで続いたという。

 
       アブラギリ(幼樹)   葉の基部に「柄のある蜜腺」カニの目のよう。

御主人と奥さんに見送られて出発。
昨日行った「常神」、今日の「神子」地図を見ると集落の半分は民宿のようだ。

昨日の道を小浜に向かう。
昨日も通った 「三方五湖」 
『若狭湾一帯が沈降した時、山間の凹地が沈んで湖になったという。
五つの湖は水路などによって直接間接に日本海とつながっている。
五つの湖は淡水・汽水・海水のものもある』ことが調べてわかった。

三方五湖で昨日行きすぎた「ぼら待ちやぐら」のようなところでストップ。


ここは水月湖で、櫓に見えたものは「ボーリングで年縞採取している様子を再現した」もの。
「年縞」?初めて聞くことばだった。調べてみたら(以下 いろいろ抜き書き)、
年縞とは簡単に言うと「長年にわたり湖底に堆積した土などの層が描く縞模様の堆積物のこと」
水月湖は五湖の中でも最大の汽水湖で、水深が深く、直接流れ込む川がない・・他、土の層が撹乱されずに残る条件が揃っていて、ボーリング調査では総延長70mに及ぶコアが採掘されたという。
春夏はプランクトンの死骸や珪藻の繁殖で白く、秋冬は黒い縞になるそうで、白と黒1対で1年
70mといえば過去16万年分の連続した土が採取できたということらしい。へ~~!
抜き出された土の中にはいろんな情報が詰まっていて、周辺の環境変化や洪水や地震などがわかる。地質学で年代を知る世界標準となっているとのこと。

そんな大事なところを危うく通り過ぎるところだった。
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8月29日 若狭1日目 敦賀~三方五湖~常神半島 シュノーケリング 食事大満足 花火のおまけ 

2015年08月29日 | Weblog
またまた親子旅 今回は車で。

 
敦賀の町でお昼ごはんを食べる予定で見つけた店は2時間半待ちであきらめ「日本海さかな街」で「スーパー極め丼」を食べた。

三方五湖 
舟屋が見えたので立ち寄る。

 
三方湖 ヒシがいっぱい。白い花が咲いていた。岸にはアオイトトンボ 外来のホソバツルノゲイトウも。    右)葦葺きの舟屋は観光用らしいが雰囲気がわかる。

遊子トンネルを抜けると常神半島

「神子」(みこ)にある今夜の宿を通りこして半島の先端部「常神」へ。
常神も神子も昭和44年に県道が開通するまでは陸の孤島状態だったらしい。


常神の海 青く澄んで静か。

常神にある三方海中公園近くの浜へ。

常神海水浴場 幼い子供を遊ばせていた家族が帰るとビーチにはだれもいなくなった。
 
はじめは足だけ入っていたけれど・・    その辺で着かえて海に入る。
プライベートビーチのような海。クラゲが出るから人がいないのかな?

ゴーグルをつけて海の中を覗くと縦縞の魚や小魚の群れ。
シュノーケルならではの水中の世界

タコもいた。足を延ばして私と子どもの足に触ってきた。
そして、あわてて身をひるがえして逃げて行ったのがおかしかった。
クラゲはいない。1匹見たぐらい。

1時間ぐらいだったが気持ちがよかった。
娘が石に置いた荷物を取ろうとしたらムカデが付いていてびっくり。


横は三方海中公園 グラスボートが出るらしい。

常神から戻って今夜の宿へ。
途中で親子連れのサルを何匹か見た。

神子(みこ)の宿 「望海 幸楽」に到着

「選べるアワビ料理付き地魚大満足プラン」楽しみ~。


大皿に大アジ1匹 レンコダイ1匹 イカ 甘エビ    
舟盛りにカレイ1匹 甘エビ イカ 他2種
 
アワビ1人1個(私は陶板焼き)サザエ1人2個 タチウオ蒸しもの カタクチイワシの唐揚げ
他 カニ モズク 茶碗蒸し ソバ・・

食べられるかな~。残っても持って帰れないし・・・

・・といいながら、協力し合って?何とか完食 お腹いっぱい。
娘の見つけてきたお得なプラン 大大満足。

部屋でくつろいていると、パンパン・・

廊下の窓から見ると花火だ~。今日明日はお祭りらしい。
思わぬ花火のおまけに感動しつつ眠りにつく。
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8月28日 金剛山裾 大阪側

2015年08月28日 | Weblog
金剛山裾をゆっくり歩き。
いろんな植物や虫が見られた。

 
      シュウカイドウ満開 雄花と雌花             オトコエシ

 
         キンミズヒキ                   ヤマガシュウ

 
          ツクバネ                    フシグロセンノウ

 
           ジャコウソウ                  ボタンヅル

 
崖の上の高~いところに モミジカラスウリ           

 
ニガクサのツボミに付いた虫こぶ ニガクサツボミフクレフシ 開けてみると 右)ヒゲブトグンバイがもう成虫になっていた。


        テングアワフキ

 
    左)ジャコウアゲハ も 右)アオバセセリも サカハチチョウも地面にいた。
チョウ達も夏疲れを癒しに土の中のミネラル補給か?         
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8月26日 有馬 落葉山&温泉で夏の疲れを癒す

2015年08月26日 | Weblog
有馬三山のひとつ、落葉山へ登り、有馬へ降りて温泉と食事をする。計画は当番メンバーにお任せ。

有馬温泉から妙見参詣道へ。
 
有馬は毎年忘年会をするが、あまり歩かない。落葉山は初めて登る。 

 
参詣道は西国三十三カ所の石仏を巡りながら登れるようになっている。
                          右)7番岡寺の観音様 字の消えているものもある。

 
 途中からは石段になる。         ミンミンゼミの大合唱  木で鳴いているミンミンゼミ     

登り道の山裾はいろんな木がある。季節を変えてゆっくり歩くのもよさそう。
                        
          
           ガクウツギ?                  キガンピ蕾          

 
           オオケマイマイ            景色の良い見晴らし台           

 
      間もなく妙見寺に到着 昔はここに城があったらしい。            

 
    一休みして落葉山へ向かう。       落葉山 4等三角点 標高533m

落葉山から有馬温泉への下りはきつかった。
 
    岩道の下り、花や虫が癒してくれる。  右)シャチホコガの幼虫
撮影に手間取っている内にシャチホコ君は怒りだして、そっくりかえった。

 
        川になった下り道          ツルリンドウにも癒され

 
 メンバーが見つけたミヤマウズラ  がんばったがピンボケ    きのこ 倒木分解中

有馬温泉の道に出てきた。


川沿いにセンニンソウ花ざかり。 

温泉まで歩く。
 
赤い湯の金泉 透明の銀和泉もあった。先客が出た後は貸し切り状態 
あ~いい湯だった。

さあ遅くなったがお食事処へ。遅めの暑気払い。
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8月24日 昆虫 ゴイシシジミ ナミルリボシハナバチ

2015年08月24日 | Weblog
毎月チョウの調査をしておられる所。
あぜ道は草で覆われていた。いつも通る山道も遅れると迷子になりそうなぐらい草が繁っていた。

 
     オオシオカラトンボ 雄            右)雌

 
オニヤンマをゲットしたメンバーがいた。トンボの中でも最大 
                          右)ハラビロトンボ お腹はペタンコだ。
「まだハリガネムシが・・」と言いかけて自分でも気が付き・・おいおいそれはハラビロカマキリやろ・・大笑い。 

 
  孵化したてのクサギカメムシの1齢幼虫     ショウリョウバッタ脱皮したばかり。上に抜け殻 下に抜けたバッタ
ショウリョウバッタは4~6回ぐらい脱皮するらしい。


         ゴイシシジミ


ブルーのシマが美しいナミルリモンハナバチ 入れ物を移し替えようとした時、メンバーが噛まれた。
美しくてもハチの仲間だ。コシブトハナバチ ケブカハナバチなどの巣に卵を産み、幼虫を育ててもらうという。(労働寄生)
数は減っているらしい。



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8月23日 西広海岸 青春18きっぷで海へ

2015年08月23日 | Weblog
残っている青春18きっぷを使って青春してきました。


和歌山県 広川ビーチ駅 初めての駅だ。

ビーチは駅から歩いて15分ぐらいらしい。

さすが和歌山 ミカン畑が山の方にも平地にも。青いミカンが育っていた。


海岸に出た。左側のビーチにはパラソルが並んでいた。


私たちは右手のビーチへ。 こちら側は砂浜というより石浜だからか人がいない。


さっそく海へ。冷たくない。
岸近くは石がごろごろしているが、少し沖へ出ると底は砂。しかもすごく遠浅

向こうから次々と寄せてくる波と戯れ約2時間、子供に戻って遊んだ。
水着姿は差し控えます。

その後、和歌山まで戻って花山温泉へ。 あ~さっぱりした。
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8月22日 長居公園・植物園

2015年08月22日 | Weblog
長居公園

 
サルスベリが満開 昔はピンクと白ぐらいしかなかったが、今や品種が増えて色も咲き方もいろいろある。
  右)今日はスタジアムで大イベントがあるらしい。8時半にはすでにぐる~っと人の列 先頭近くの人は一体何時から並んでいるのか?

植物園
 
 
アメリカデイゴが満開 よくあるマメ科の花とは逆向きについている。自生地ではハチドリが花粉を運ぶようだが、日本では受粉に関わる虫があまりいないせいか実はあまり出来ないが、よく見るといくつか豆果がぶら下がっていた。
花弁は数えにくいが5弁あり、雄しべは筒状に融合している。花の基部には蜜がたっぷりあるが、鳥は来ていない。
蜜は甘いが、花弁を傷つけると苦くなるらしい。

 
シコンノボタンの雄しべも面白い。葯の部分が鎌型になって、先には花粉を出す穴が開いていた。
花柱の折れ曲がった部分には白い付属物がついている。どのような計算でこんな形になったのか不思議。          
右)チシャノキ


コナラどんぐり 殻斗に空いた穴はハイイロちょキリが空けた穴。卵を産んだ後、枝を切り落とす。
生まれた幼虫は土に潜るらしい。 他のドングリも少しずつ大きくなってきた。


20センチあろうかと思われるきのこ オニフスベ 若い時は中は白く、食べられるようだがおいしくはないらしい。
古くなると茶色く胞子となって飛び散る。


蓮池の縁に龍の姿が・・
8月30日(日)まで開催中「ナイトガーデン」ではどんな姿になるのかな?
夜の催しにはなかなか行けない。
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8月19日 万葉集講座

2015年08月19日 | Weblog
万葉文化館の庭の変化を見るのも楽しみだったが、今日はギリギリになって庭の木を見る間がなかった。

万葉講座は「丹比真人笠麻呂(たぢひのまひとかさまろ)」という人の筑紫国に下りし時に作れる歌
長歌1首と反歌

笠麻呂という名前も初めてだったし、いつもの通りの無知の塊のような私であるが・・

遠い筑紫国への旅に出た後、家に残した妻にもっとしっかり別れの言葉を言ってくればよかったと妻を思う歌で、枕ことばなどの修辞語がすごく多用されているのがおもしろかった。

語調がよくて心地よく感じた。

今とは違って、筑紫国への距離感も今で言うと外国へ行くような感じ。淡路島を越えるともううんと遠方に来た感じがしたのだろう。 大和の国から筑紫の国まで、どのぐらいの日にちを要したのだろうか?
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