みどりの野原

野原の便り

5月31日 モミジ谷~ついに金剛山山頂へ やった~!

2010年05月31日 | Weblog
毎回モミジ谷の高い第5堰堤か、第6堰堤の壁の下から引き返して
いる私たち。
「山登りが目的ではないし」ということで、満足はしていたけれ
ど・・・
メンバーがそこから先のコースを調べてくれたという。

今日はいつもより少し早く出発。
途中の林道もいつもよりは花を見る時間を少なく、あまり写真も撮
らず歩き、いつもは紅葉谷入り口でお弁当になっていたのが、もう
少し頑張って・・

 
第5堰堤をよじ登ったところでお弁当。
 右)そこから調べに従って少し行った谷の合流点で左の谷へ入る。  
行き過ぎそうになったが、目印のテープを発見。ここから左へ登る
らしい。尾根への道は急だった。
「下りはこのコースはやめた方がいい」って書いてあったらしい。
そうやろうなあ。とてもここは下れない。

 
所々にあるユキザサに慰められた。
            右)倒木も目印に まもなく尾根に出る。

   
     コゴメウツギ   いつか植林はブナ林に変わっていた。

 
ブナ林をしばらく行くと山上の仁王杉の近くへ出た。
                右)地味ながらヤマトグサも満開
ヤマトグサは牧野富太郎が、日本人で初めて学名をつけたことで有
名。花が咲いてないとハシカグサと紛らわしいが、今は谷道でも山
上でもたくさん咲いていた。

山頂の看板のある広場へ向かう。

  
登頂バンザーイ! 1125m 山頂の看板前で記念撮影をした。
           
帰りはどこから降りるのかな? 後に付いていくと「大日岳」 
「えっ?こんなところあったん?」帰りは「六道の辻」から
降りると言う。初めてだ。うれしいな。

割に整備された六道辻からの下り。最後の方のだらだら下りは長か
ったけど、やっと出発点のモミジ谷の入り口まで降りてきた。

ここからは採り損ねた花の写真を撮ったり、双眼鏡で鳥を見たり・・

 
今はウツギの季節 ヤブウツギ  ウツギが咲きかけていた。

   
 谷筋にあったクワガタソウ     林道にあったヒヨクソウ     
アサガラ・オオバアサガラ・ミズキ・ガマズミなど蕾だった。
これから開花が楽しみだ。

最後におまけ

「カケス」を初めて見れた。わかるかな?

お天気も良くて最高の金剛登山だった。
コメント (2)
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5月30日 宝が池~深泥池  & アオバズクも見れた

2010年05月30日 | Weblog
国際会館駅から少し歩いて東山に入る。
ここから山を超えて宝が池~深泥池が今日のコース。

ユリノキやイタチハギ・ガマズミの咲く憩いの森を抜けて右へ入る。

 
キショウブ 花の造りを見る。メシベはどこ?オシベは?
外来種 繁殖力が強い。

東山経由で宝が池へ
公園から少し入ったらいきなり急な山道でびっくり。
這うように登って途中でいきなり滑ってしまった。
きつい登りの後、尾根を歩いて着いた東山の最高地点は186m。
真下には五山の「法」の字があるそうだ。

 
尾根筋はチャート層と言われる岩石が多い。
崩れないため土の層が浅いので深い森にはならないそうだ。
                        右)ソヨゴ雌花
宝が池~深泥が池周辺は明治ごろまではアカマツ林だったが、松枯
れなどでコナラ主体の二次林に移り変わってきた。

 
   ネジキ まだほとんど蕾             ナツハゼ
コナラに混じりやせ地に多いつつじ科やマツがちらほら・・ 
そこから宝が池に下る。

宝が池 
江戸時代に作られた農業用の溜池で、最初は湧水をせき止
めた小さなものだったらしい。今は整備されて公園になっている。
池には渡りをさぼったマガモ夫婦とコブハクチョウがいた。

お弁当の後、松ヶ崎を通って深泥が池へ。

深泥池  
以前にも何回か来ているが、いつもとは違う方向から半周した。

 
深泥が池は14万年前から湿地だったところで、ミズゴケなどで出来
た貧栄養の高層湿原。池の中ほどに浮島があり、メタンガスの発生
により夏は浮き冬は沈むという。低木の生える沈まない部分もある。
多様な動植物が生息し、生物群全体が天然記念物となっている。

注目種
 
氷河期の生き残りといわれるミツガシワ 主に東日本に生育
右)ミズユキノシタ(在来 葉は互生 花に花びらなし 宝が池で)

  
     白花カキツバタ  ジュンサイ(昭和30年ごろまで出荷)


   クロミノニシゴリ  
他にミヤマウメモドキ(南限に近い)・ホロムイソウ(分布の南限)
など。

在来種を脅かす外来種

アメリカミズユキノシタ(外来種 葉は対生 花がは黄色)
他の外来種 キショウブ・ナガバオモダカなど・・

見たところ環境がよさそうな深泥池だが、数多くの植物が姿を消し
たという。
(1929年の調査から水生植物38種→20種減 湿性植物10種減)
水質の富栄養化・phの中性化・水道水の流入による残留塩素など
の影響で多くの水生植物が絶滅
富栄養化のに伴って侵入した外来種との競争や盗掘などで湿性植物
も10種以上が絶滅したそうだ。近年はシカの食害も懸念されている
そうだ。

カキツバタの中に・・
 
ドクゼリかな? 尋ねたらやっぱりそうだった。花が咲いていた。

アオバズクも見れた。
解散になってから友達とオプションで御所のアオバズクを見に行っ
た。 双眼鏡で上を覘いている時首筋に「ベチャッ」 まともに鳥
の(たぶんヒヨドリ)に糞をかけられた。紫色の種混じりの糞が襟元から上着にかけてベッチョリ。もう!
アオバズクは前に見た場所と少し違った高い木に止まっていた。
じっと動かず、貫禄あるなあ。
しばらく見ていたが、カラスに接近されて飛び立ってしまった。 
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5月28日 水無瀬 ヤマブキ渓谷

2010年05月28日 | Weblog
乗換5回 9時半過ぎ 阪急水無瀬駅に到着。

バスを降りた住宅地から若山神社に向かう。

  
  参道のスダジイ大木      オカタツナミソウ 

神社境内周辺には幹周2.5mを超えるスダジイが42本(今は数本減っ
ている?)あり、大阪府の天然記念物に指定されているそうだ。
               
  
若山神社は701年(大宝元年)行基創建の神社。 祭神は素盞鳴命
(スサノオノミコト)
         右)境内からは三川合流の辺り・男山が望める。


     コヒロハハナヤスリ
先日鵜殿で見たハナヤスリの仲間がこんなところにも・・

お弁当を食べた後、尺大道へ。
1時間ほどで水無瀬川 ヤマブキ渓谷に入る。

  
水無瀬川 ヤマブキ渓谷         エビガライチゴ満開

 
              キケマン 花と実

 
      ウラジロウツギ           ジャケツイバラ


今日の最終地点 乙女の滝
木立に隠れて「乙女の姿」は部分的にしか見えない。

ここから先へは抜けられないらしい。引き返し尺大大橋からバス乗
り場へと戻った。

初めて来たヤマブキ渓谷の道。ナガバタチツボスミレやヌカススキ
など知らなかった(気付かなかった)植物にも出会えた。
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5月26日 二上山 雌岳

2010年05月27日 | Weblog
ふるさと公園から二上山へ 曇り空ながらさわやかな日だ。

 
シカ避け柵を入ると心地いい山道 しばらく行くと階段道を登って
展望台へ行く遠足の小学生達が見えた。子供達は元気だ。賑やかに
おしゃべりしながら登っていく。 私たちは階段は登らずに上へ。 

ちなみにこの階段は457段あるらしい。下から見上げても恐ろしく、
私は登ったことはない。


ネジキの蕾がたくさんあった。満開になればきれいだろうなあ。

 
     ガンピが満開 これもたくさん見られた。
紙の原料にもなるガンピ キガンピというのもあるがガンピは互生

 
少し開けたところに出た。
二上山は前の山?と思ったら、ここからは山を下り、また登って・・
遠いそうだ。

少し引き返して大池へ下り、そこから二上山登山となった。
大池では子供を連れたヒドリガモがいた。
鴨川のマガモ、ここのヒドリガモ・・だんだん渡りをしなくなって
いるのかな?
 
       大池              ミヤマナルコユリ

  
雌岳頂上手前からの見晴らしが抜群だった。
大阪の街がくっきりと見える。 明石海峡大橋の向こうの船までも
が見える。六甲山のふもとのビルも見えた。 
近眼が治ったらこんな風に見えるのでは?と思うような見え方だっ
た。
立ち並ぶビル群を見て「まるで墓石見たいね」とNさん。
言われればそんな風に見える。町の喧騒は全く感じられない。

景色を見ながら弁当を食べた。
・・・寒い。ウエストポーチにつけた温度計を見ると13℃。
上着を着た。

間もなく二上山雌岳の頂上 標高474m
さっきとは反対の奈良県側を見る。緑が多くビルや高い建物はあま
りない。田舎やなあ。

そこからは岩屋経由で麓に下りることになった。
 
所々にシライトソウ 今満開だ。マルバウツギやウツギも咲いてい
た。

登りとは違う谷筋を下りてきて又ふるさと公園まで戻った。
初めてのコースだったが、変化に富むいい道だった。 
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5月25日 K大インスト講座 ③

2010年05月25日 | Weblog
3回目にして又1人受講生が増えた。今回初の男子

今日も雨をうまく回避して外での講座となった。
いつも雨のメニューも用意しておられる講師だが、やっぱり外での
観察がベター。

ちょうど今咲いているシイの花やアラカシ・マテバシイ・タラヨウ
など前庭の樹木を観察。


ヤマモモで草笛
みんな初めてなのに、1人すごくうまく鳴らせた子がいた。メロディ
も吹けて最初にしてはすごい。
感想には「草笛にはまった」と書いてあった。


後はショートプログラムの「赤い糸」ゲームも盛り上がった。

前回まで学生さんたち「インスト講座」って意識があるのかなあ。
と思うこともあったが、だんだんと出来そうに思えてきたのかも。
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5月22日 三輪周辺

2010年05月22日 | Weblog
スサノオ神社から大神神社


大神神社に黛敏郎氏の歌碑があるのは初めて知った。
五線譜の入った歌碑で、大和は国のまほろば・・の歌が書かれてい
る。
ボランティアガイドさんが節をつけて歌ってくださった。

山の辺の道にある月山記念館も初めて行った。


山形の出身で代々月山派の刀工として技術を受け継がれているが
廃刀令や武器製造禁止令などもあり、それを乗り越えて今に続いて
いると話された。
「祖父は(現場に)人を近づけませんでした」と言われたのが心に
残った。
原料の鉱物を熱してだんだん刀にしていく工程のビデオは最後まで
見ないうちに集合時間になってしまった。


富士厳島神社の古墳を覆うケヤキ

旧芝村藩 掘・陣屋跡
織田信長の弟「長益」が信長の死後豊臣家に仕え三万石をもらった
ものを四男と五男に分与し、四男の長政が引き継いだ戒重一万石を
江戸時代ここに陣屋を移した。
江戸屋敷が芝にあったことから芝村藩と言われたそうだ。
住宅地のそばに陣屋の掘の一部分が残る。
陣屋の跡はその名も織田小学校になっている。


校舎の外壁には織田家の家紋が、陣屋の南門跡は小学校の門になって
いた。

信長亡き後、弟長益は、豊臣の家来となって働き、禄高を得、後に
は徳川に情報を流すなど、織田家を残すために上手に立ち回ったよ
うだ。子に石高を譲ったあとは京都に隠棲し、茶の湯に名を残したら
しい。
後で行った慶田寺には織田家のお墓があった。

国津神社・ホケノ山古墳・大型建物群が出土した纏向遺跡~三輪そ
うめん山本 ここでは社屋を移転した時に発掘で出土した23点が
展示されていた。

最後に日本最古の箸墓古墳へ。
掘だと思っていたのは後で人工の溜池だと初めて聞いた。
2重の掘は早くになくなっているそうだ。
池に浮かぶ小さい島も古墳だそうだ。後2つ池の中に古墳が沈んで
いるとか。
石室の石は逢坂山の石が使用されているそうだ。
池の縁に建つ碑の伝説のように「手渡し」ではないにしろ逢坂山か
ら石が運ばれたのは間違いないらしい。

最後に埋蔵文化財センターに立ち寄る。


三輪の大鳥居 くぐってJR三輪駅へ。
この黒い鳥居が夜には白く光るって本当かな?
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5月21日 伊勢本街道④ 五味原から

2010年05月21日 | Weblog
友人企画の伊勢本街道 もう少し自分たちで行けそう?
まったくお任せになっている。

榛原の五味原までバス停から高井の千本杉を目指し車道を歩く。


     道端のガクウツギ

御井神社・弘法大師爪書き不動尊などや昔庄屋であった古民家の前
を通って高井の千本杉へ。


     高井の千本杉 
井戸の周りに植えられた数本のスギがくっついて成長したもの。
久しぶりのご対面 でっかいなあ。

ここからは旧道。時に集落も通りすぎ、スギ・ヒノキの林を通り、
山道を石割峠へ。標識が時々あるので安心だ。

 
ウグイスやホトトギスの声を聞きながら山道へ
                   右)山の中の諸木野関所跡

伊勢本街道には関所がたくさんあってその都度通行料をとられる
ので旅人は大変だったらしい。
諸木野関所は興福寺の僧侶が代官を勤めていた。
・・ということは、通行料は興福寺の財政になったのだ。

ショウジョウバカマなどのある気持ちのいい山道だった。

 
諸木野集落から又山道へ。石割峠を目指す。

標識に従って歩いていたが、結局「石割峠」と書いたものは見つか
らないまま「あそこがそうだったのかなあ」と思いながら、先を
目指す。車道へ出た。ちょっとこの辺がわかりにくかった。
感に従って下ると伊勢本街道の標識がありホッとする。


        ササの花
アオイトトンボ?が多い。アゲハチョウも時々見た。

集落に出て、仕事をしていた人に目指す寺を聞くと間もなくとのこ
と。間違えてなかった。


専明寺でお弁当を食べる。陰に入ると風が心地よい。
おやつも食べてコーヒーを飲んで・・おっとゆっくりしてはいられ
ないのだ。


その後。県道に出てしばらく行くと、山に入る所に「黒岩・宮城高
原へ」の伊勢本街道の標識があった。
今日の予定はここまで。次はここからの出発になる。

帰り道はTさんが調べてくれてるのでそれに従う。
(本来はもっと歩いて泊りとなる)

しばらく行ったところに廃止になったバス停があった。
これがあったら楽だったのに・・
一番近い?室生村のバス停を目指す。
調べてくれてるとは言うものの、どれくらいかかるのかがはっきり
しない。

 
川の対岸下の方に見事なヤブデマリの花が咲いていた。
  右)Tさんの歩くスピードが超早い。さすが山女の底力。
    一生懸命歩いているが追いつかない。
    照り返しのきつい車道を50mぐらい離れて黙々と歩いた。
    こんなにしっかり歩いたのは久しぶり。


やっとバス停に到着。バスの時間に少し余裕があった。
廃止にはなってないようだ。これを逃すと榛原行きは2時間後だ。

Tさんのおかげで無事バスに乗れた。

次は? ここまでバスで来て今日の最終の地点まで歩き、そこから
どこまで歩く? まだ自分たちで行けるのかな?
Tさんは計画してみるとのこと。
お任せしよう。私は来るだけで精いっぱい。
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5月20日 大山山麓②

2010年05月20日 | Weblog
朝5時から早朝の散策。
早起きのウグイスの声が響き渡っていた。

  
ミソサザイとキビタキがはっきりと見れた。キビタキ キレイ~!

水辺では「コッコッコッ カッカッカ・・」カエルの声が響く。

 
朝食の後はまた森の散策路を歩く。
ブナ・ミズナラの森は新緑にあふれ、目にも体にもやさしい。
癒されるなあ。

 
大山寺本堂 修験道の行場として栄えた
                      右)寂静山から見た大山北壁 
          北側は崩落が進んでいるように見える。
          登山の人の列が頂上近くに見えた。
          往復6時間はかかるらしい。きつそう。
          でも出来るものなら登ってみたいなあ。

 
        下山神社           ダイセンキスミレ
写真でしか見たことのない黄色いスミレ。初めて見れて感激。

 
大神山神社奥宮(重文)    後ろ向き門(扉が反対向き)
桧皮葺・権現造りの大神山奥宮 派手さはないがどっしりと貫禄 

 
賽の河原 大山からの雪解け水が流れるのだろう川も今はほとん
ど水がない。いくつも石積みがあった。
お天気のいい今日は絶好のお昼食場所だったが、遠足の中学生達で
あふれていたので場所を少し変えてお弁当。
  右)金門 賽の河原の下端当たり。真っ二つに割ったような岩
    昔は修業の場だったらしい。

 
     イワカガミ残花        マイヅルソウ

 
     ミヤマガマズミ        ダイセンニシキマイマイ
宿に活けてあったのも「サワフタギ」って言われたが、ミヤマガマ
ズミのようだ。森のあちこちで見られた。


日本一長い奥宮の自然石の参道

最後に「鳥合わせ」をしたら20種近く見れたよう。
私もキビタキやキセキレイ・ミゾサザイ・コゲラ・ゴジュウカラ・
イワツバメ他 それなりに見れ満足の大山山麓。また来たいなあ。
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5月19日 大山山麓①

2010年05月19日 | Weblog
梅田から高速バスでJR米子駅に着く。
バスの中で降っていた雨もやんで上々の滑り出し。
大山の麓、大山神社バス停まで路線バスに乗る。

大山自然歴史館で散策地図をもらい、今日の宿の宿坊山楽荘へ荷物
を置いて、夕方まで散策。

 
     参道の大杉        大山橋から中海が見えた  

大山寺は最盛期には100を超える僧坊を連ね、3000人の僧兵を擁する
大寺院であった。

圓流院はその子院の1つ。

 
江戸時代の住職「嗒然(とうぜん)」は絵を得意としたらしい。
  右)再建の時に鳥取県の漫画家水木しげるさんが奉納された
    直筆の妖怪の絵108枚が天井にはめ込まれている。
    1枚は畳半畳の大きさがあるという。

寝転んで見上げる。一反木綿とか砂かけ婆・・見覚えのある妖怪・
見たこともない妖怪・こんなにたくさんいたのか。

住職さんの説明では妖怪と言うのは守護神が悪魔を退治するために
化身となったものだそうだ。

朝のドラマでも「ゲゲゲ・・」をやってタイムリーな妖怪絵だった。


阿弥陀堂は洪水で破損したものを、室町末期に再建されたもの。
柱など主なものは鎌倉時代のものらしい。

緑あふれる散策路は気持ちがよい。
ウワミズザクラも今が満開 チゴユリやシャガも満開だ。

  
クルマバソウやコンロンソウ・ユキザサの白い花が目立つ。
     
イワカガミの残花やオオカニコウモリの葉、ミヤマヨメナ・オドリ
コソウ・ツボスミレ・ミヤマキケマンなど

鳥もたくさんいた。(明日の記事で)

ぐるっと回って宿坊に戻る。
今日は貸し切りらしい。精進料理を頂いた後は部屋でゆっくり・・
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5月18日 K大インスト講座②

2010年05月18日 | Weblog
今日も晴天 

 
          シイ              雄花と雌花

今日は里山へ入った。山への階段は長い。ふうふう・・

 
木によって樹皮が違い、手触りが違う。触ってみる。
進化の中で1つ1つ意味がある。
自分を守るために、よりよい子孫を残すために。
当たり前のようだけど不思議。
              右)切り株から木の仕組みを考える。

里山の中は涼しくて心地よかった。
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