みどりの野原

野原の便り

11月17日 しばらく休みます。

2008年11月17日 | Weblog
明日から12月1日まで、留守にするので、ブログお休みします。

今回はちょっと長いので、家の中のこといろいろ気になります。
草花の水やり・魚やザリガニの世話・・・あ。忘れてた人間様
のこと・・・

「小学生にでもわかるように書いといてや」と言われて「洗
濯機の使い方」箇条書きにした。
それを見て「おい、洗剤いつ入れるんや?」・・書き忘れてま
した。
他大事なこともメモ書きに・・・

後は適当にということで・・・
帰ってきた時にさえ家の中がきちんとなってれば文句は言いま
せん。まあ大丈夫でしょう。
みんな健康に気をつけてくれるように祈るだけです。

「変なもの食べたらあかんで」「なんでもさわりなや」などなど
私への注意の方が多いんです。もちろん気をつけます。

みんなに感謝して行ってきます。
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11月15日 唐招提寺 現場で棟梁のお話を聞く

2008年11月15日 | Weblog
機会があって、修復中の金堂について棟梁からお話を聞き、見学さ
せていただいた。

 
          金堂            静かな境内コケに紅葉が映える

奈良時代、聖武天皇の要請に応え、苦難の末奈良の都に着いた鑑真
和上は、5年間東大寺で天皇や高僧たちに戒律を授けた後、修行道場
として唐招提寺を建立し5年間を過ごされた。
最初は私寺であったらしい。その後栄枯盛衰があり今に至る。

まず、工事事務所でお話を聞く。
  
工事事務所?どんなところかと思ったら、奈良県文化財保存事務所
の看板があった。
24、5人分しか椅子のない狭い事務所。座れない人が10人あまりいた
ようだ。

棟梁というから勝手に西岡常一氏を想像していたら、私より若い方
だった。
そして奈良県は、文化財保護の技術者は県の教育委員会に所属する
県の職員になっているという。これは全国的にも珍しいことだとか。

今日の講師の棟梁松井氏は観心寺・大峰山・世尊寺・久米寺・岡寺
・法隆寺など多くの建造物保存修理を手がけられたそうだ。

スライドで修理の工程を見る。
今までにも鎌倉2回・元禄・明治に大修理がおこなわれている。
今回はご本尊ほか6体の仏像も金堂内から搬出するという今までに
例のない大修理だとか。

見た目にはわからなかったが、軒の下垂により柱がだいぶ内に傾い
ていたらしい。
今回の大修理で、軒の下がりを防ぐため見えないところで補強した
り、軒先を”から葺き”にして軽量化したりし、今後300年は災害
にも耐えるという。

平成10年の事前調査から始まって素屋根建設・解体調査・発掘調査
・組み立て工事・素屋根解体工事・雑工事を経て平成21年6月に竣
工予定

発掘調査や解体工事の中でわかったこともいろいろあったそうだが、
興味を引いたのは、正面扉の金物を外したところ奈良時代の彩色模
様が出てということ。すでに前の修理の時にはまわりには彩色はな
く、そこだけ意図的に残したものだろうという。

補強材は継ぎ手や少しの金具の他は全部「吉野の木材」を使用してい
るという。
木材の生育には年月がかかる。林業の大切さを思う。

ハネ木・三手先・ホオヅエ・地垂木・三手先だの・・耳慣れない建築の部材名
もでてくる説明を聞きながらスライドを見た後、作業場へ。

 
     10分の1の模型         色をつけてあるのが補強した部分

 
再利用されなかった古い瓦が棚積み  平成の鴟尾 2つは大屋根の上に

瓦には判子のようなものが押されていたり、三角の小さい穴があったり、
昔の瓦職人の息吹・手のぬくもりを感じる。

瓦はや木材は検査の上、可能なものは再利用されている。
金堂東面の屋根は全面古い瓦で葺いてあるとのこと。
(中央部は明治の瓦、両側はもっと古い瓦)

「天平の鴟尾」は現在新宝蔵で公開中 別途入館料が必要

 
床には古い部材が積んであった。
すでに組立の穴や相欠きのある建築部材にも「ご苦労さん」と声をか
けたくなった。
その材の中にも虫にも食われずまだまだ元気そうな部材もあり、木材
の耐久力ってすごいなあと思う。


奥にあるビニールの覆いをしてあるところは彩色模様の復元をされて
いるところだった。天井にも昔は彩色が施されていたらしい。

工事事務所を出て、工事ネットを少し開けてもらって金堂へ。


修復中の唐招提寺「金堂」
8世紀後半の創建時の姿を残す代表的な建築物で国宝指定されている。
正面の柱は丸みを帯びた「エンタシスの柱」そう習ったが・・・

柱の下の方は雨風にさらされ縮みむので、その上がやや膨らんで見え
ると聞いてちょっとがっかり。

 
     柱の根接ぎ         細かい修理跡

柱の根元と上部の印は柱の傾きなどを調べるときの目印だそうだ。
開けてくれてある連子窓から千手観音さまがちらりと見えた。
まだ手の取りつけの途中だそうだ。

内部の木材には当時の世相などを書いた墨書があったという。
松井棟梁さんも「見えないところにいろいろ書き残しました」とい
われた。

どんなことを書かれたのかな?後の世の人が見てどう思うかな?
そのころは平和な世の中だろうか。
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11月14日 万博公園 

2008年11月14日 | Weblog
秋の植物調べ最終回

紅葉の一番美しい・しかもいい天気
遠足のシーズンとあって開演前から駅やゲート前は幼稚園~高校生で
いっぱい。

小さい子は小さい子で、高校生も日頃はこんなに思いっきり遊ぶこと
はないんじゃないかな? 見ていても気持ちがいい。
学校での問題もいろいろ聞くけど、外で走り回って遊ぶ時間がいっぱ
いあればそんな心配はなくなるんじゃないかと・・そんな気がした。


9人で、冬支度の中で花や実をつけている66種の秋の植物を記録した。

 
アメリカスズカケ? モミジバスズカケ? 両種あるのか?
葉の形・幹の模様・・図鑑を見ても毎回頭を悩ますプラタナス
今は実を見て判断することに。

 
        ハマヒサカキ              カマツカ

 
         ヒシの実              スポンジ状葉柄          
葉柄のふくらみや実の柄の中はスポンジ状になっている。


水の中、カワニナにかぶさっているものををよく見たらホタルの
幼虫だ。頭を貝の中に突っ込んで食べている姿。初めて見た! 

 
               ジュウガツザクラ満開
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11月13日 秋色の吉野

2008年11月13日 | Weblog
自然観察サークルの例会で吉野駅から宮滝へ。秋色の道を歩く。

               
             吸い込まれそうな空の青 心も澄み渡る  

 
     ルビー色のフユイチゴ          薄紫のヨシノアザミ

 
      紅色のナツヅタ             ヤマハゼの朱赤

 
     まっ白のセリ科の花       イズセンリョウの実はマットな白

 
イノコヅチのローズマダーにドッキリ      節まで色づいている

  
        モミジ一葉              光色のモミジ    

           
パーマネントイエローはイチョウのもの  コバルトブルーの吉野川 宮滝 

秋っていいな。   
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11月9日 甲山森林公園

2008年11月09日 | Weblog
西宮の甲山森林公園 平地からだいぶバスで登ってきただけあっ
て、紅葉がきれいだ。

正面に甲山 何回も来てるのに登ったことがない。
見晴らしはよくないそうだけど、やっぱり一度は登ってみたい。

掲示板には観察した鳥のメモなどが書き込まれている。
11月に入ってからのメモを見ると、
クロツグミ・ソウシチョウ(野鳥とは言わない?)・カケス・ビン
ズイ・ルリビタキ・キクイタダキ・イカル・ミサゴ・オオタカ・ノ
スリ・・・
オオバン・バン・コガモ・・の名もある。
勢ぞろいしたんではないかと思うぐらいの鳥の名が書いてあった。

その中に「ヒガラス」とあった。初めて聞く名だ。
「ヒガラス?知らんなあ」鳥に詳しいSさんも首をかしげる。
帰って調べてみたら「ヤマガラ」の別名らしい。
富山県での呼び名のよう。
他にナベカブリ・ヒイカチ・ハラアカ・ヒタカ・マツコブリ・
マツムシ・ジィラなど地方名があるようだ。
奈良県では「ヒカタ」と言うらしいけど、私は聞いたことがない。

 
こんなにたわわに実ったイイギリは初めて見た イヌザンショの実

 
みどり橋からのモミジやハゼノキの紅葉      ハナノキ

秋色にため息。

 
なかよし池のそばのアカメヤナギ 貫禄    リュウノウギクかな?
案内役のAさんが蚊取り線香で「死環」の実験をしてくださった。

そこから展望台へ。
のんびりと歩いていると「あれっ」前の集団を見失った。
連絡を取り合ってやっと追いついた。
分岐に気づかず行き過ぎたらしい。

驚いたことにもう1グループが方向違いの方へ行っているという。

30人が3つに分かれるハプニングにびっくり。 
私も含めてのんびりし過ぎ。お笑いで済んだけど。

バス停で無事集合してみんな一緒のバスに乗って帰った。
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11月7日 ツチハンミョウの仲間

2008年11月07日 | Weblog
昨日橿原神宮境内で見つけたメタリックな虫はツチハンミョウの
仲間とわかった。



砂利の上にいるのを見つけた時、その金属光沢の体色からオオセ
イボウを思い出した。でも、見てみると違う。
短い羽がちょこっと付いている。幼虫だからかな? 
見たことがない虫だ。

もそっと動いたので死んではいないよう。
ちょっとつついてみたら足を縮めて死んだふりをして動かなくなった。

とにかく写真を撮って帰った。

調べてみようとしたが、見当もつかない。
そこで昆虫に詳しい方に問い合わせた結果、ツチハンミョウの仲間
とわかった。

ツチハンミョウって初めて聞いた。ハンミョウの仲間ではないらしい。

種類がいろいろあるらしいが、何しろ写真が1枚しかないので詳しい

類まではわからないとのことたが、私は満足している。

その習性は変わっていて、土の中の卵が幼虫になり花によじ登り、
花に来るハナバチにくっついてハナバチの巣に寄生し、卵や蜜を食
べて成長するのだそうだ。

ただ、ハナバチの巣にうまくたどりつけないものは生きてはいけない
らしく、その死亡率を見越して1匹のメスが数千個のタマゴを生むと
いう。

翅はやはり退化しているらしく飛べず、動きも遅いようだ。

触ると「死んだふり」をしたが、刺激を受けた時などに脚の節から
黄色い液体を出す。
それは皮膚に付くと炎症を起こし、内服すれば命にも関わるカンタ
リジンという猛毒を含んでいると知ってびっくり。

しつこく触らないでよかった! 虫が何かわかってよかった。
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11月6日 橿原神宮森林公園

2008年11月06日 | Weblog
だいぶ秋が深まって、橿原神宮駅前の紅葉もきれいになってきた。

 
        サクラ紅葉                 ケヤキ並木     

 
        イチョウ並木                ハナミズキ     

        ナンキンハゼ

遠くへ行かなくても秋を満喫できた。

スダジイ・シラカシアラカシ・ツクバネガシ・イチイガシ・ウバメガシ・
アカガシ  いろんなどんぐりが落ちている。
でもなかなか見分けはむつかしいものもある。

 
        菊花展        メタリックな虫 ツチハンミョウの仲間
ドラマ仕立てになっているのが見事だった。法務大臣賞受賞作「かぐ
や姫」他にも3本仕立ての大菊 盆栽の菊など 丹精の花が並ぶ。

 
      オガタマの実                サザンカ
秋はモチノキ・クロガネモチなどの赤い実がいいな。
木の実を食べに小鳥もたくさん来てた。
例によって私が双眼鏡を合わせた頃にはもう次の枝に飛び移って
なかなかつかまらない。
深田池にはヒドリガモがたくさん渡って来ていた。マガモも数羽いた。
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11月5日 山の辺の道 JR柳本駅~JR三輪駅へ

2008年11月05日 | Weblog
里山クラブ11期会で山の辺の道の柳本駅~三輪駅までハイキング
久しぶりの顔も集まった。

「バスみたい」な列車内
  
       乗車券入れ                料金表

無人駅の多いローカル線の桜井線はワンマンカー。

駅に着くと、運転手に切符を渡す。

しかも1番前の車両の扉しか開かない。知らずにあわてた経験がある。

そんなのんびりした雰囲気からかいつも旅行気分がする。

列車を降り袴線橋を渡るあたりも。一昔二昔前の雰囲気だ。
駅舎も改札口というほどのものもない。

柳本駅で降りる。「このあたりは昔スイカの産地で駅にも引き込み線
があってスイカが積み込まれていたのよ」とTさん。
今は駅前もひっそりとして、たくさんの自転車が並ぶ自転車置場だけ
が目立つばかり。

長岳寺を目指す。
 
ヒヨドリバナの群落 畑に植えてあるみたい

たいてい素通りする長岳寺 今日は拝観して、開帳している平安時代
の地獄絵も見た。火あぶりの様子など生々しい。こわ~

 
        長岳寺山門              石槨仏  

 
        旧地蔵院             ノボタンの仲間
屋根は杉皮を竹で押さえた大和葺き。玄関と持仏堂は桧皮葺きで重文
になっている。

 
   崇神天皇陵 後円部のお堀           サネカズラ
 
水が少なくなっていた前方部にはカルガモが泳いでいた。
もうボチボチ冬鳥も姿をみせるころだ。
オシドリがたくさん来るところとしても有名。

ちょっと道をそれて、行ったことのない相撲神社と大兵主神社へ

垂仁天皇のころ、当麻の蹴速という力自慢が誰か強いものと力比べを
したいといったいたところ、出雲の国の野見宿彌を呼び寄せて大兵主
神社境内で天皇の前で相撲を取らせた結果は野見宿彌が勝った。とい
う話があり、これが我が国の相撲の始まりになったという。

神社といっても、社殿などはなく鳥居があるだけで目立たない。

 
さらに奥まったところにある大兵主神社  メンバー11人 心は2次会へ?
3神殿を持ち大和一の古社とのこと。


 
こんにちは~。遠足の子とすれ違う   大神神社(おおみわじんじゃ)

最高齢のKさん(83才?4?)は私たちよりも元気に到着された。
日頃も体力の維持に努力されていて創作意欲と共に我が11期生の模範だ。

JR三輪駅~畝傍駅へ

畝傍駅ホームから駅舎へ 駅舎の中はがらんどう
橿原神宮へ参拝される天皇陛下のための貴賓室もあったと聞いている
この駅もすっかりさびれている。

八木で合流した2人を交え、お待ちかねの2次会で友好を深めた。
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11月4日 高松塚周辺

2008年11月04日 | Weblog
11月の14期生講座の下見に高松塚周辺をまわる。

中尾山古墳のモミジはまだ真っ青。本番の20日にはちょうど色づいて
いることだろう。

 
     秋の田を見下ろす     高松塚古墳のまわり工事中 
        
おりしも、今、修復館では厳正な抽選で選ばれた人に壁画の修理状況
を公開されている。 
眠りから覚めた飛鳥美人などの壁画は毎日少しづつカビ除去など手当
を施されているらしい。

クヌギやコナラ・アラカシなどを見ながら一周。

 
        メナモミ             畑のラッキョウ

 
             ハクサンボク花と実

ホトケノザ・オオイヌノフグリなどが花咲く春のような風景も見られた。
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11月3日 山の辺の道 散歩

2008年11月03日 | Weblog
犬2匹と人間5人で、柳本のトレイルセンターから山の辺の道を萱生町
あたりまで歩いた。


トレイルセンターについてすぐにお弁当 
山ほど作ったおにぎりもあっというまに売り切れた。若者の食欲はす
ごい。

 
     お地蔵さん    土手にクコの花

 
ミカンも色づき始めている        ミゾソバも満開

   
農家の庭先 エンゼルトランペットが満開 稲刈りの済んだ田んぼ

 
  「ころも」と「ベーグル」      百日草にアマガエル

 
サーモンピンクのマルバルコウソウは初めて見た。めずらしい! 
            刈り残された田んぼ ぽっかりと池のよう

「あれは何~んだ?」
「ナスビ?違うなあ。・・・}「ヤーコンだよ」
「これは?」「キュウリ?」「ヘチマでした」
「これは?」「ダイズ」「ブ~~」「ピーナツだよ」
「その向こうは?」「エーっとな。ダイズ」「当たり~」「わあ適当
に言ったら当たった!」
「あの風車は何?」「霜よけと思うよ」
「わーあれ何?動いてるよ」川の中をのぞきこんでる。
「スズメガの幼虫や。落ちたんやろ」「わあ。いっぺんに解決!」
「なんでも知ってるな~」
いつもは「天然系」のように言われてる私だけど、こんな時ばかりは
尊敬?される。

都会っ子というわけでもないのに、知らなさすぎるだけなんだけど。

運動になるほど歩かなかったが、の~んびりと歩くのもいいもんだ。
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