みどりの野原

野原の便り

7月31日 伊勢本街道⑥ 笹及(ささぎ)~敷津 

2010年07月31日 | Weblog
名張からバスで曽爾村役場 


左・兜岳 右・鎧岳に見送られて曽爾村を出発

そこから今日のスタート地点の御杖村笹及(ささぎ)へ。
曽爾・御杖村境までの50分はず~っと登り。ここが一番しんどかっ
た。後は笹及までの20分は下り。ここまでが余分な歩き。
バスツアーなら楽だろうに・・倹約倹約
バスに合わせて6:24に最寄駅を出てきたTさんに比べれば愚痴は言
えない。

やっとスタート地点・笹及。
菅野川に付いたり離れたりしながら桜峠~四社神社(ししゃじんじ
ゃ)へ

 
桜峠を抜けるところ あれはUFO? 御杖小学校の円形校舎だった

 
    山裾にあちこち咲いていたオニユリ カワラナデシコ 
    これが普通の風景


 
     電線にツバメの群れ  民家の軒下にあった小槌
小槌には「上棟祭 四社神社」と書かれていた
年代の違うものもある。これは何だろう。2軒に飾ってあった。

四社神社(ししゃじんじゃ)
昔はお伊勢参りには必ずここへ参拝し、大いに賑わったそうだ。
この静けさからは想像できない。
平成10年の台風7号で被害があったらしく、その修復のために寄付し
た人の名前が掲げられていた。そういえばすぐ横は菅野川だ。

 
      四社神社          天然記念物「菊花石」
えっ!これが自然のもの? レリーフじゃないの?天然記念物って書
いてあるしなあ。
菊花石って何? 帰って調べてみたが、『どのように出来たかは現在
でも定説がない』そうで『玄武岩の中に放射状の割れ目ができたもの
で菊に見える模様は方解石または石英』他の説もある。
画像はここのものとはだいぶ違う。
でもまだ信じられないなあ。石に詳しい知り合いに聞いてみよ。

ここでお弁当の予定が少し早いのでもう少し歩くことに。

「あの橋でお弁当にしない?」「いいねえ。そうしよ」
 
管野川に架けられた「橋」というよりも、「向こう側の畑へ行くため
に架けた板の橋」といった感じ。
日当たりはいいが、水に近い分涼しい。
ざわざわざわ・・・流れの音を「おかず」に? お弁当タイム。
紐の付いたカゴには魚が入っていた。
裸足になって水の中へ。「気持ちいい~」
暑さもすっかり引いて出発。
 
       庭先に咲いた桔梗     オニユリは自生もあった
   
 
分岐のお地蔵さん 今は道行く人も少ない街道を見守っていた
   右)前方の山 左が大洞山・右の膨らみは手前の尼ヶ岳らしい

 
    国道端のコマツナギ            チダケサシ

牛峠~敷津で本街道を降りて御杖道の駅まで歩き、
ちょっと買い物をして、近くの敷津バス停からバスに乗り、1時間で
名張駅に到着。  

誰も歩いている人はなかった伊勢本街道。暑いのにご苦労さん。
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7月26日 金剛山麓 ヤマユリとチョウ達

2010年07月26日 | Weblog
平地より涼しい林道。

 
大きく華麗なヤマユリは見過ごしそうな高いところや草にまぎれて
咲いている。昔は山の縁によく見かけたものだがこの頃はめったに
見かけない。何か所かで見られた。


オトコエシが咲きだした。 ヒヨドリバナ・ヤマイモ科のツル草も
蕾をつけている。もう秋は始まっている。

 
オカトラノオに集まるモンシロチョウ・テングチョウ
                      サカハチチョウ4頭も

 
ヒメジョオンにベニシジミ      ダイコンソウにヤマトシジミ


おいしい花に飽きたら?デザートはウンコ?

他にもイチモンジチョウ・ウラギンシジミ。
カラスアゲハの仲間らしい大型アゲハは後翅が紫色に輝いていた。
よく見たかったけど飛びまわりとまってはくれない。

「道にチョウがいるよ」と言うので駆け付けると・・翅を広げて死に
かけているかのような・・見ると・・イシガケチョウだ! 
間違いない。
急いでカメラを取り出したら、ひらひらと舞いあがり、期待むなしく
高い木の葉にとまってしまった。 写真を撮り損ねて残念。

とにかく今日はチョウをよく見た。特にサカハチチョウが多かった。


ミカエリソウの葉に毛虫を見つけた。
いつも葉をスケルトンにする虫とは違うのかもしれないが、虫食い
葉の上で初めて見つけた虫だ。葉の皮を残して削り取っている。
あたり一面葉はまっ茶色になって枯れそうになっていた。
まだ花はこれからというのに気の毒なミカエリソウ。

少し入った谷は山道にも水がしみ出して流れていたり、谷の水量も
いつもより多かった。途中で引き返す。
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7月25日 琵琶湖バレイ 白川渓谷を夫婦滝へ

2010年07月25日 | Weblog
6月初旬に行って涼しそうだった琵琶湖バレイ。避暑に行った。

駅からバスにのり琵琶湖バレイに到着。
降りたとたんに「涼し~」 駅から10分ぐらいなのに気温が違う。
そこから大人数乗りのロープウェイに乗り継いで山上へ。
アカトンボが空を飛びまわっていた。
今日は日曜日なので、山上付近は人も多い。

 
見頃も過ぎたユリ園を横目に目的の夫婦滝への滝道入り口へと下る。
                      右)ヨツバヒヨドリ

  
汁谷からは白滝渓流の道へ 入り口あたりはノリウツギが満開
             アサギマダラやヒョウモンチョウが吸蜜

 
谷沿いの道はひんやりと水を見ているだけでも涼しげ。
魚影も見えた。

途中で子供たちの集団とすれ違った。濡れ髪でウォーターシューズの
子もいた。水遊びをしたらしい。気持ちよかっただろうな。

  
「あの岩滑れそうね」と言ったら「やってみましょうか?」引率の
若者がすぐ降りて行って滑って見せてくれた。慌てて写真を撮った
が「お花マーク」(マクロ)でうまく撮れなかった。
上がってきた若者が「ちょっとここは滑りにくいです」岩がなめら
かではなかったようだ。           右)ショウマの仲間

  
小さい滝がたくさんある。        ヒナノウスツボ見っけ
                         今日の一押し

お弁当を食べて、滝見台へ下る。   

堂々と仲良く平行線の夫婦滝

汁谷まで戻りリフトへ

点検のため何回も何回もストップを繰り返して時間がかかったリフト

ロープウェイを乗り継いで下る。
暑ぅ~。   あの涼しさ。長持ちしないのが残念なところだ。
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7月23日 武庫川渓谷

2010年07月23日 | Weblog
武庫川の旧福知山線の廃線跡に沿って観察会

西宮名塩駅からしばらく歩いて武庫川渓谷へ。
このあたりは2004年の台風で大被害のあったところ。
1986年に廃線となった旧福知山線の線路跡の道が平行する。
自己責任でのハイキング道。

 
     キハギ        カキノキに着いたイラガの仲間

      
武庫川渓谷  

  
       廃線跡には枕木の残っているところもある

 
武田尾までにはトンネルが5・6か所ある。どれも懐中電灯必携
渓谷沿いの廃線跡とは言え、川からは高さがあるのでさほど涼しく
はない。でもトンネルの中は信じられないほど涼しい。

 
   ジャケツイバラの実          イヌザンショウの実
イヌザンショウの実を噛んでみたらしばらく舌がしびれていた。

 
    オチバタケの仲間      リンゴドクガ(写真Sさん)
キノコ・リンゴドクガ・・この色形・・なんてきれいなの?

ところで、私のカメラまた故障。午後からはテンション下がった。

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7月22日 竜鎮渓谷 再挑戦 

2010年07月22日 | Weblog
3月16日に谷を渡れず引き返した「竜鎮渓谷」再度探検することに。

 
    リョウブの咲く川沿いの道        カゲロウの仲間

 
休憩した谷川で捕まえた稚魚           植林地の中の道

谷川を右へ左へと何回も渡る。


冠水していて冷たい水の中を裸足で渡った橋
3月には手前から冠水していて靴を履いては渡れなかった。
今の季節なら水の中も気持ちよさそうだけど・・
あの時は氷のように冷たかった。  (3月17日のブログ参照)

 
山の中の道や開けた草道   下に水を通す土管を入れたセメント橋
                    ここは新しくなっていた

前にはなかった山崩れの跡があったり、所々工事された跡があった
り。

 
ここが前に渡れなかったところ。今日は水量が少なく飛び石伝いに
楽勝。前は腰までの深さがありそうで、上流側下流側と渡れるとこ
ろを探したが、結局あきらめたのだった。

谷底のような道を通り山を登り・・また谷の横へ。
谷の水は澄んで魚の影が走る。入りたいなあ。

 
大きいポットホールのあるところで休憩 ポットホールは見かけより
もずっと深そう。

裸足になってズボンをまくりあげて水の中へ・・気持ちいい~!
  
1枚岩の上を滑るように流れる水。思ったほどは冷たくはない。
木陰で苔もないし、なめらかな岩の上で足も痛くない。
今度は水着を持ってこよう。いや短パンと着替えがあれば・・・
誰も通らない川で30分ぐらい水遊びをしてすっかり涼しくなって
出発。


帰り道、アケボノソウが1株だけ花をつけていた

水量の多い時はやはり通れなさそうだったが、今日は楽々目的を達
成した。
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7月20日 氷ノ山 山麓 ②

2010年07月20日 | Weblog
朝6時過ぎから散策

 
       朝の山々

 
日本の棚田百選「ツクヨネ棚田」            稲架
(ツク=「券」の刀の代わりに「旧」を書く。ヨネ=米 )
ツクヨネとは土地の名らしい

 
            モミジカラスウリの花(雄花)

朝食の後、昨日決めたあたりへ散策出発。

 
       ホタルブクロ   もうすぐ咲きそうなギンバイソウ

  
        イワガラミ      ゲレンデを抜けて森へ・・

 
    これは?クマの足跡?     きっとクマの糞に違いない

昨日山から降りてきた若い人がワサビ谷あたりでクマを見たと言っ
てた。 そのクマのものか?? 怖いけど見たい・・遠くで・・

 
ワサビ谷に到着 「ここは前はワサビ田だったんだね」そういえば
そんな感じ。 右)谷の水は長く手を浸けていられないほど冷たい。
暑さを忘れるひと時。周りにはブナやイタヤカエデの大木があった。

ゆっくりし過ぎて予定のコース全部は歩けなかったが、どこまで行
かねばならぬでもなし、みんなが満足ならばそれでよし。

 
       ツバメシジミ            テングチョウ

「ヒョウモンチョウ」と思ったのは「ウラギンヒョウモン」だった。

 
葉がまっ茶色に枯れたヤマハンノキが何本もあった。
何があったの?近づいてみると葉が虫に食われたらしい。 
犯人は?               右)ハンノキハムシの幼虫
それにしてもこの小さい虫も数が多いと木も枯らしそう。おそろしや

昼過ぎ、宿を後に若桜駅へ

昔ながらの固い切符(硬券) この機械(デイティングマシーン)
で日付を刻印 パンチで券を切る。 写真を撮らせてもらった。
にわか「鉄ちゃん」の私 ネットで調べたら、この駅は唯一駅員さ
んのいる駅で若桜鉄道の本社機能があるとのことだった。
鳥取駅から2日間の想い出を土産に高速バスに乗る。
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7月19日 氷ノ山 山麓 ①

2010年07月19日 | Weblog
高速バスで鳥取へ。


JR鳥取駅 線路を曲がって列車が到着 
まさか1両? そのまさかの1両 「さくら1号」に乗り込んだ。
電車には「祝 若桜線開業80周年」のステッカーが付いていた。

郡家(こおげ)駅でJR因美線から離れ、若桜(わかさ)鉄道になる。
車掌さんもここで交代。
若桜鉄道(郡家駅~若桜駅の19.2Km)は第3セクターの運営になっ
ているらしい。


「ふうりん列車」と書いてあるだけに、車内には風鈴がたくさん吊
るしてあった。ただ、一斉にちりんちりんなるとやかましいからか?
音が出ないようにおもりにビニールなどが巻いてあった。


途中の隼駅(はやぶさえき) ガラス越しに撮影 
手作りの等身大の布人形が置いてあり絵本の世界のよう。
奥の待合室の人も絵本の中の人物のように見えた。

途中の駅はすべて無人駅らしい。どの駅にも布人形がいた。

鳥取駅から50分足らずで終点 若桜駅(わかさえき)に到着

 

木造の駅舎やプラットホームはなつかしいたたずまい。
線路の端には蒸気機関車が保存されていた。
若桜駅を含む若桜鉄道の6つの駅と施設は国の登録有形文化財になっ
ているという。

宿の送迎車が迎えに来てくれ、今夜の宿「氷太くん」に到着後、近く
を散策
氷ノ山自然ふれあい館で明日の散策のルートも調べた。


スキー場のゲレンデが見える高原は暑いといってももう雰囲気は秋
だった。

ウスバキトンボが空を舞い、アカトンボや林の中ではヒグラシの声
が聞こえた。木陰の風は涼しい。

  
     アキアカネ             ヒグラシの抜け殻

 
道路脇の水路にかぶさった草にはモリアオガエルの卵がいくつも付
いていた。下の溝の水溜りの中にはオタマジャクシがうじゃうじゃ
と・・
これだけが孵ったらどんなことになるかとの心配は無用のようだ。
そんなところにはちゃんとイモリもいる。


今夜の宿「氷太くん」は今夜は私たちグループ5人の「貸し切り」
だ。
でも女風呂の大浴場は私1人。これはちょっとさみしかったなあ。


夕食の前菜の1品 大根のサヤの煮物 これって食べれるんだ~。

その後お部屋で賑やかに。明日に備えいつもよりは早めの就寝。 
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7月18日 ムシムシするこの頃・・虫いろいろ

2010年07月18日 | Weblog
 
カラムシにフクラスズメの幼虫  フクラスズメの終齢(多分)幼虫
ブルブル体を揺らせるのが見たくてつい怒らせてみたくなる。

 
ヒメジョオンにモンシロチョウ     オカトラノオにベニシジミ

 
カラムシの葉にマメコガネ     ヤブジラミにナナホシテントウ

 
 オカトラノオにサカハチチョウ       裏羽の模様がキレイ
ちょっと前までイチモンジチョウとゴッチャになってたが、見分けが
つくようになったばかり。

 
オカトラノオにアシブトハナアブ  キバネセセリとナガヒラタアブ
別の花にはクロヒラタアブも来ていた。図鑑とネットで確認。

オカトラノオは昆虫たちに大人気。

葉っぱの巻き方いろいろ
 
    カラムシの巻き方1         カラムシの巻き方2

 
    カラムシの巻き方3          コアカソの巻き方      
それぞれ違う虫が卵を産んでいるのか?幼虫が入っているのか?
今回は確かめていない。

他にはバッタの仲間やエサキモンキツノカメムシ(写真ピンボケ)
ナナフシなどがいた。
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7月14日 謎の草は・・メハジキだった

2010年07月14日 | Weblog

4月に伊勢本街道歩きで天理あたりの道路端で見かけた草、
見たことのない草だなあと思って少し抜いてきて植木鉢に植えておいた。

そうしたら何日か前から咲きだした。


そうか。メハジキだったのか。

先日(7月4日ブログ)久しぶりで空き地にいっぱい生えているのを
見たのだが、その前と言えば、もう10年以上も前に飛鳥川の堤防で
見たきりで、それ以後他では見かけたことがなかった。

謎が解けてうれしかった。
花の時期の葉と若い葉がこんなに違うなんて・・
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7月13日 ラッキーな花めぐり

2010年07月13日 | Weblog
朝からひどい雨。
「雨天決行やで~。長靴は用意したよ~」念のためにメールを入れる。

大阪の友人が到着。
そのころには雨もやんだ。「さっきまですごく降ってたんだよ」
大阪は雨は降ってなかったらしい。

今日は一緒に花巡りをすることになっている。

 
途中のセイヨウニンジンボクはさかりを少し過ぎていたが、まだ咲
き残っており、塀の瓦屋根に積もった落花も美しい。
「初めてセイヨウニンジンボクを知ったのは東京の小石川植物園だ
ったね」と共通の思いで話になったり・・

いちばんの希望のキヌガサダケを案内。

 
内心出てるか心配したけど、まるで私たちのために待っていてくれ
たように、2本開いていた。高さは20センチぐらい。
何度見てもこの形の不思議。「無駄はない」というけれど、一体だれ
に見せようとこんなきれいなドレスを身に纏っているの? 

友達は初めてのご対面に大喜び。

続いて行ったところにお目当てのツチアケビはなく、景色を見て引
き返し、別の場所へ。

 
    ツチアケビ             キツリフネ
  
ここではカイノキか?と思う木を見つけたり(又確認に来よう)
ハチの巣を見つけたり。巣の中には部屋いっぱいの大きい幼虫が3
匹とチョット小さい幼虫のへや・蓋をしたサナギの部屋が3つ。
まだ部屋数の少ない小さなアパートだ。

お昼時を大きくずれたために昼のメニューが終了していて慌てたが、
それは後で取り返すことにして・・

 
次はタシロラン。もう遅いか?と思っていたが数本残っていた。

全くお天気と言い、開花状況といい、ラッキーな花めぐりとなり、
友達も大変喜んでくれてよかったよかった。
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